NFL2019シーズンを、僕の野次馬ツイートで振り返ります。僕の応援するペイトリオッツはシーズン後半に失速し、プレーオフワイルドカードで敗退。僕自身にシーズン振り返りのモチベーションが下がっていたのでまとめ記事を作っていませんでしたが、オフシーズンが長すぎてNFLが恋しくなったので、やっぱり振り返ります。ペイトリオッツを中心に、雑食的に振り返ります。
(なるべくハイライト動画のリンクを貼っておくことにしました。思い出したい試合などありましたら、Youtubeに飛んで見てください。
もくじ
- アントニオ・ブラウン、Pats入団
- week1 PIT@NE スティーラーズ3-33ペイトリオッツ
- week1 HOU@NO テキサンズ28-30セインツ
- week2 NE@MIA ペイトリオッツ43-0ドルフィンズ
- LTアイザイア・ウィンのケガもあった
- 僕の想像するQBのヤバさ
- やっぱりこうなった(AB退団)
- ラグビーワールドカップも少し見た
アントニオ・ブラウン、Pats入団
僕「アントニオ・ブラウンっていう、スーパースターがPatsに来るらしいんだ」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 7, 2019
妻「やったじゃん!」
僕「うん」
妻「嬉しくないの?」
僕「わかんない」
妻「?」
僕「将棋で言えば、龍クラスの強さなんだけど。自分の駒の書体が気に入らないとか、王将に威張るなとか言う性格らしい」
妻「??」
これは、ペイトリオッツが開幕戦を迎える直前の、9月8日のツイート。
アントニオ・ブラウン騒動、対岸の火事みたいに野次馬気分で見てたら、自分の家に飛び火してきた、というのがペイトリオッツファンの気分としては多かったと想像する(どなたかそんなようなことをツイートしているファンがいた気がします)し、僕としてもそんな感じ。
喜ぶべきことなのか、喜んでもいいことなのか、分からなくて困惑した。とはいえ、実力は折り紙つき、素行は矯正されるかもしれない、と思って、「割のいいギャンブルでは?」とこの時点では思ってた(苦笑)。
week1 PIT@NE スティーラーズ3-33ペイトリオッツ
女性レポーター「テッド・カラスは8歳の時に、24歳のブレイディがSB制覇するのをテレビで見ていました。少年時代に憧れていたブレイディに、先発センターとしてスナップします」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 9, 2019
1Q終わりから2Q始め
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 9, 2019
・ブレイディ→エデルマン→ホワイトの昨季の
GBのやつ
・ゴードンの能力値間違えたゲームみたいなタックル外すやつからのTD
・リターナーOlszewskiの中央ぶち抜きややビッグリターン
・プレシーズンワンダーのマイヤーズ、混戦でもしっかりレシーブ
とかでホクホク(*゚▽゚*)
「フォルス・スタート。センター以外のすべてのラインマン。5ヤードペナルティ」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 9, 2019
A(NFLファン)「自分の推しチームが、開幕10連敗してたら?」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 9, 2019
B(MLBファン)「気が狂う寸前でしょ」
A「開幕10連勝なら?」
B「それも、気が狂う寸前」
A「それが、開幕戦直後の、NFL民の精神状態だよ」
ペイトリオッツは、センターのアンドリュースの病気によるシーズン全休が、オフシーズンに決まっていて、もちろんグロンカウスキーの引退もあって、オフェンスとしては不安な開幕。
(それにしても、テッド・カラスって若かったのかよ、ってこの開幕ツイートの時点で思ってたし、今も思った。オフェンスラインマンの年齢って、ちょっと分からない)
ハイライト見直して目を見張ったのは、ジョシュ・ゴードンのエース感。ゴードンがエースを張ってくれれば(相手のエースCBがゴードンにつく、もしくはセーフティがゴードンに注意する状態を強いられる)、エデルマンはナンバー2として止められないし、ドーセットはナンバー3として相当やっかいな存在になる。
ペイトリオッツオフェンスが好調な時は、「ナンバー3、4」の選手が活躍する時だ。近年では、ブランドン・ラフェル、クリス・ホーガン、(ファルコンズとのスーパーボウルの)マルコム・ミッチェル。あるいは、RBジェームズ・ホワイトやレックス・バークヘッドが「2番目の武器」という状態だと弱くて、「4番目の武器」だと強い。(「ナンバー3が活躍した試合、シーズンは強い」理論はどのチームでも当てはまりそう)
WRにはドラフト外入団のマイヤーズ、オルシェフスキー(主にリターナー)もいて、開幕戦の時点でかなり充実。試合を見ながら、「ここにアントニオ・ブラウンが加わるのか? 最強じゃん、ウケる」とか思って、「長いオフシーズンで試合を見る興奮から離れてて忘れてたけど、推しチームのTDの味は理屈を超えてる。ブレイディのパスをキャッチしてくれるんなら、フィールド外の問題とかどうでもいいんじゃね?」という気持ちになってた。
ペイトリオッツはもろもろ噛み合っての完勝。スティーラーズの「フォルス・スタート、センター以外のラインマン全員」のおまけもついて、大満足の開幕戦だった。
week1 HOU@NO テキサンズ28-30セインツ
もし僕がヒューストンに住む10歳の少年だったら、泣きながらワトソンのユニホームを父にねだって、毎日それを着て生活するよ。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 10, 2019
もし僕が、ニューオーリンズに住む70歳の老人だったら、1月以来口を聞いてないアメフト友達に電話をかけて、朝まで飲むよ。
week1では、セインツ対テキサンズが名勝負だった。デショーン・ワトソンは、ルーキーシーズンに「4Q、2ミニッツ切ってからの逆転」を2度見せたけど、それぞれラッセル・ウィルソンとブレイディがそれを上回る「再逆転ドライブ」を見せてワトソンを下していた。ワトソンのせいで負けたわけじゃないけど、主役QBの引き立て役になった感は否めない。この開幕戦でも、ブリーズを相手にその再現となった。
4Q、テキサンズは「残り50秒タイムアウトなしでの75ヤードドライブ」で、ロングパス2本通して13秒で逆転。TDの時の実況は「やった、やったぞ! ケニー・スティルス! テキサンズにようこそ! ここニューオリンズで、なんというドラマだ! デショーン・ワトソン!」と大興奮。奇跡の逆転を声高らかに告げて、それで試合終了のはずだった。しかし、セインツは「残り37秒、タイムアウト1回」のドライブを58ヤードFGに繋げて再逆転。
アメフトの残酷さを見た気がして、興奮した。テキサンズファンでもない僕が、「よくやった」も「ドンマイ」も違う気がして、「ヒューストンに住む10歳の少年だったら、ワトソンのファンに絶対なるだろうし、この負け方に泣くんだろうな」という書き方になった。
week2 NE@MIA ペイトリオッツ43-0ドルフィンズ
僕は、このゲームを前に、下のような連続ツイートをした。「コラム:がんばれアントニオ・ブラウン」だ。
【コラム:がんばれアントニオ・ブラウン】
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 14, 2019
アントニオ・ブラウン。今オフ最大のお騒がせ野郎。ツイッターで流れてくる以上の情報に目を通していないのですが、控えめに言っても「とんだエゴイスト」。でも僕は、日曜のゲームに出場したら応援します!!
NFLを見るときに、そもそも「規格外の何かを見せてくれ」みたいに思ってて、「キン肉マン」とか「北斗の拳」とか「刃牙」とかを読むようなテンションでNFLを見ています。NFLを見るときは、公序良俗のスイッチは限りなくオフにしたい。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 14, 2019
(なら何でもありなのかと言うと、NFLはマンガではなくこの現実で起こってる事象なので、もしそこに「罪」があるなら「罰」はあってしかるべきと思います)
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 14, 2019
優等生的な振る舞いをしているときのブレイディも、「勝利ジャンキーがエゴを追求した結果ストイックになるのであって、一皮むけばヤバい奴」みたいなのが僕の勝手なイメージ。(マシュー・スレイターとかは根っこから人格者っぽいけど)
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 14, 2019
ペイトリオッツというチームも、「ちょっとでも有利になることは、何でもやる」というエゲつなさが、勝負事へのリスペクトを感じて、そこの部分が好き。AB獲得はまさにそんな感じ。ハイリターンの賭けなのでギャンブルしない理由がない。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 14, 2019
「規格外の才能を持ったプレーヤーが、規格外の努力をしてやっと生き残れるかどうか」みたいな世界への憧れでNFLを見てるので、ABほどの選手が、自分の能力を最大限発揮するのなら、それは目にしたい。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 14, 2019
「一連のAB騒動」は、ネットフリックスとかの人気作のドラマで、「続編作られすぎてシナリオが雑になってるんだけど、気になって続きを見てしまう」みたいな感じ。大失敗に終わったら「NEざまあ」とヤジってください。それも含めて面白いと思うので。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 14, 2019
すみません、以上です。なんでこんな「勝手に思ってろよ」みたいなことをツイートしたかというと、「僕はアントニオ・ブラウンを応援するんだ」と覚悟を決めてゲームを見た方が楽しいからです(まだ決心できてなかったけど今できた)。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 14, 2019
がんばれ、アントニオ・ブラウン! 活躍が楽しみ!
\(◎o◎)/
NFL随一の「お騒がせ男」を、「応援する」と宣言しておこう、というファンとしてのエゴだ。そっちの方が試合を楽しめる。もちろん、応援していいものか迷ってたからこそ、わざわざツイートしてるわけなんだけど。
結果、このタイミングでしか出せない迷コラムになったのは、先見の明があるのか、ないのか。6巡目全体199位指名のブレイディから、6巡目195位指名のブラウンへ、1日限りの夢の競演。一応、2019シーズンのハイライトの1つではある。
LTアイザイア・ウィンのケガもあった
「人生は、時にカーブを投げてくる。僕らにできることは、投げられたボールに合わせてスイングを変えることさ。そうすれば、遅かれ早かれ打ち返せるだろ」 https://t.co/qcyDLJ33h9
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 19, 2019
上のツイートはアイザイア・ウィンのツイートを訳したもの。ウィンは、ルーキーシーズンの2018シーズンを全休(プレシーズンマッチでケガ)。期するものがあったはずですが、week3からインジュリー・リザーブ入り(week12から先発復帰)。本人にとっても、チームにとっても痛い離脱だった。
僕の想像するQBのヤバさ
僕の想像するQBのヤバさ
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 18, 2019
① 四方からヒグマが襲って来る中
② フラッシュ暗算をしながら
③ ダンスダンスレボリューションをしつつ
④ 動く的にダーツを投げるのを
⑤ 40秒周期で繰り返す
(全然違うけどだいたい合ってるはず…)
このツイートは今見直してもちょっと面白くて、貼り付けておいた。NFLのQBたちの凄さを伝えようとして、NFLファン以外にもイメージしやすいようにまとめたものだけど、バカバカしすぎていまいちすごみが伝わらない、といネタ。でも、アメフトの面白さって、こういう壮大なバカバカしさにある気もする。
やっぱりこうなった(AB退団)
【たぶんこうなる】
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 20, 2019
・今度のNYJ@NEでABとベルが会う
・なぜか殴り合いが始まる
・両軍を巻き込んだ乱闘に発展
・「GAME OVER」と文字が出てきて、今まで見てきたNFLが「キラービーが揃った状態でPITを優勝させるゲーム」と判明
・2017シーズンからやり直し。プレーオフのジャガーズ戦に注意!
と思ったら、「ABリリース」の速報入りましたね(涙&苦笑)
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 20, 2019
先週のMIA戦「がんばれアントニオ・ブラウン」とまでコラムを書いたのが、「あのタイミングじゃないと書けないムダな手紙」になってしまった…
アントニオ・ブラウンの退団。シーズンを振り返ってみると、中国の歴史物で出てくる「王朝を滅ぼす美女」がペイトリオッツにとってのアントニオ・ブラウンで、甘い罠だと気づき、チームに完全に毒が回る前にリリースした、というイメージか。
どうすればよかったのかは僕にはよく分からないけど、リーグ最高クラスの才能が、少なくともこのシーズンは無駄になってしまったのは残念。
ラグビーワールドカップも少し見た
#アメフト用語で語るラグビーあるある
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) September 20, 2019
ファウルの後、フリープレーみたいな状態になった時、オンサイドキックみたいな短めのパント蹴りがち
2019年秋は、日本でラグビーのワールドカップが開催されたシーズンでもあったので、一応振り返りの一部として。僕も少し見た(日本代表の試合と、準決勝、決勝ぐらい)。
一応、上のツイートの説明もしておこう。 アメフトでは、ディフェンス側にオフサイドなどの反則があってイエローフラッグが投げられた後、プレーがデッドにならずに続く時に、オフェンス側はパスを失敗してもインターセプトされても、ディフェンスのペナルティが適用されるので、「リスクなし」でロングパスなどが狙える。それがフリープレー。
ラグビーでも同じような場面があって、Bチームのファウルでアドバンテージを見たとき、Aチームは五分五分のショートパントを蹴って、ゲインやトライを狙うシーンのこと。失敗しても反則地点からのやり直しになるので、アメフトのフリープレーと同じだ。「どんなプレーが有利につながるか」みたいなことを考えるとき、アメフトの観戦経験は役に立った気がする。
ラグビーは、想像してたよりアメフトに似てて、想像してたより面白かった。一番好きだったのは「独特のリズム感」。サッカーともアメフトともバスケとも違う緩急の感じ。密集した攻防のジリジリとした時間帯から、スピーディーに展開されたり、混戦模様になったり。また機会があったら観戦しよう。
(僕の感想はこちらにまとめています↓)
【コラム】NFLファンがほぼ前知識なしでラグビーを見た感想(アメフトとラグビーの違いについて思うこと) - 鯖缶NFL三昧
(いったんここまでにします。続きはこちらです↓)
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