2020年9月16日(水)
朝3時起きして、さっそくTEN@DENを観戦。昨日リアルタイムでも見られたんだけど、なんか「観戦疲れ」をweek1の6試合目で感じていて、あえて1日我慢してみたらむしろ楽しめるのでは? という思いつきを実行してみた。これは、案外悪くないかも。
さて、QBライアン・タネヒル。「ナイーブで傷つきやすい、思春期の少年」にも見えるし、「好青年に見せかけて本質はサイコパス」のようにも思える。もちろん(?)QBとして強いのはサイコパスの方だ。
言葉の定義をちゃんと理解せずにサイコパスって安易に使ってるかもしれなくて、そこは我ながらダサいんだけど、引き続き「サイコパスはQBに向いてる」と思う話を続けると、「自分がミスっても、味方がミスっても、そんなことほとんど忘れて、次のプレーに集中できる人」が、(ほぼ)全プレーでボールを触るQBとしては、めちゃくちゃ重要な資質なんじゃないか、ってこと。マホームズも、ブレイディも、ロジャースも、ブリーズも、サイコパスっぷりを発揮してる時は強い、ような気がする。
そして、終わってみればタネヒルは立派なサイコパス(=一流QB)に見えた。優劣不明な中盤のねじり合いで、すべて最善手というわけじゃないけど集中を切らさなかった。
というか、タイタンズがそんなチームなのかもしれない。「小さな有利を積み重ねて優勢から勝勢へと、勝ち筋を固めていく」というのが理想的な勝ち方だと思うんだけど、そういう勝ち方はあんまりできないっぽいイメージ。でも、「モメンタムが両チームを行き来して試合展開がカオスな状況で崩れ切らない」みたいな強みがある感じ。
よく分からないけど、たぶんこの試合みたいな心臓に悪いシーズンをタイタンズは送るのではないでしょうか。
ゴスカウスキー、外したら一生トラウマになるレベルの決勝FG。あの距離(25ヤードぐらい?)のFGって、プロにとっては「決めて当然」の距離だと思うんだけど、だからこそ重圧もハンパなかったりするのかな。想像もつかない。
いやあ、アメフトの濃密なドラマを堪能できた名勝負で、大変満足。(出勤前に見る娯楽として適しているかはやや疑問だけど、それはもはやしょうがない)
(ハイライト貼っておきます。YouTubeの画面に行けば再生できるはずです↓)
興奮冷めやらぬまま会社へ。コールセンターの電話受付。同僚が、待ち時間にしきりに話しかけてくるんだけど、ほとんどが差別的な内容でかなり辟易と。「高齢者は○○」「若い人は○○」「男性は」「女性は」「外国人は」「地方の人は」とか、あらゆる主語で、他愛ない悪口を言ってる。悪気のない世間話のつもりだろうからタチが悪い。僕は、「トーンや相づちはその人に合わせながらも、内容には同調しない」という対応をしてたんだけど、そんなの、トーク術としては高等な部類でしょ。シンプルに消耗するよ。なんで同僚のおしゃべりに消耗させられなくちゃならんのだ。今、書きながら思ったんだけど、たぶん僕が言ってることに同調してないことは伝わってなくて、相づちの雰囲気だけ伝わってるよな。明日から、「8割無視」でいこう。(最初に決めておけばできるはず)
夕方帰宅後、息子の習いごとの迎えに。サッカー教室、最後の15分だけ見学。ぱっと見、先生がサッカーのことを好きすぎて、練習のレベルが息子たちのレベルに合ってない気がする。2人1組になって、「ドリブルしながらボールキープ(相手とボールの間に体を入れる)」「2つあるコーンのうち、相手が守ってない方のコーンをキックしたボールで倒したら勝ち」という内容で、練習としてはよく練られてると思うんだけど(サッカーの練習としてはよくあるのかな?)、小1の子どもたちは、「そもそものドリブルの技量が足りてない」「練習内容が複雑で、狙いを理解できてない」ように見える。
教室の最後にやるドリルだったので、ちょっと背伸びした内容だったのかもしれない。思ったのは、「サッカーの練習」以前に、クリアしなくちゃいけない条件ってたぶんあるんだなあ、と。「練習内容の理解」「練習に参加するルールの理解」とか。
僕が思っていたのは、自分が子どもらに将棋を教える時に、将棋が好きだからこそ、急いで「将棋」を覚えさせようとしてしまって、実は「将棋以前」のことを覚えたほうが、結果的に近道になったりとか、そういうことってあるかもなあ、みたいなこと。ちょっと考えてみることにしよう。
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