鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)ファンの個人ブログです。

【NFL2020】個人的に印象に残った5試合

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NFL2020シーズン、全269試合が終了した。こう書くと、ただ日程を消化しただけのように思える。でも実際は、「リーグ戦の開催すら危ぶまれる中スタートし、なんとか全試合を戦い終えた」なんだろう。


ファンとしては、ここ5ヵ月は「NFL観戦」が常に生活の中心にあったわけで、シーズン完結にただ呆然としている。印象に残った5試合を思い出して、ちょっと余韻に浸りたい。


(各試合のハイライト動画を貼り付けておきます。YouTubeに飛べば再生できると思います)


もくじ

 

 

week7(SNF)シーホークス対カーディナルス

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僕が見た中での「シーズンベストの1プレー」は、この試合で出た。WRメトカーフの「90ヤード鬼ダッシュタックル」だ。これは、今見返しても笑えてくる。破格のスーパープレーだった。


2Q、13対7でシーホークスリード。シーホークスはカーディナルス陣内深くボールを運び、4ヤード地点でのスナップ。QBウィルソンが右側に浮かせたショートパスを、カーディナルスのブッダ・ベイカーがインターセプト。


WRとDBが入れ替わる形でのインターセプトなので、ベイカーの前には広大なフィールドが広がるのみ。そのままリターンTDになると思えたその直後。メトカーフが猛然と追いかけ、加速し、エンドゾーン手前でベイカーの背後から強烈なタックルを決め、TDを防いだ。


(そのシーンだけを振り返る動画もあったので貼っておきます↓)

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「チマチマした頭脳合戦」の合間に、快感中枢が直接刺激される超人プレーが出る、NFLの中毒性を象徴するようなプレーだった。「ワーオ」と思わず声が出たまま、口を塞げない。


その直後のカーディナルスの攻撃を4thダウンまで止めたシーホークスディフェンスも見事で、このプレーを生かしたのもよかった。試合としても名勝負で、お互いに勝負を決めきれない苦しいオーバータイムも、アメフトらしくて好きだった。


(この試合の感想を含む僕の日記のリンクを貼っておきます↓)

NFL観戦日記2020:week7④(032) - 鯖缶NFL三昧


week10(SNF)レイブンズ対ペイトリオッツ

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2013シーズンからペイトリオッツを追いかけるようになった僕にとって、今季は初の負け越しシーズンとなった。ペイトリオッツの苦戦はある意味予想どおりなんだけど、僕にとって予想外だったのは、「ブレイディが抜けたペイトリオッツを、感情移入して応援できた」ことだ。


さて、ペイトリオッツから1試合選ぶならこの試合を挙げておきたい。RBダミアン・ハリスの活躍。パントチームが試合を締め、JCジャクソンのINTもあった。ペイトリオッツの今季のポジティブポイントが詰まったゲーム。力関係は苦しいながらも。ジワジワと点差を広げて維持する、「試合巧者」ぶりも見られた(ひょっとしたらそんなことを思えたのは今季でこの試合だけだったかもしれない)。


6点リードの4Q残り4分。ラマー・ジャクソンのパスをデビン・マコーティーが美しく弾いた瞬間が、ペイトリオッツファンの僕にとっての今季のピークだった気がする。「大雨」というXファクターのおかげで偶然勝てたのに近いし、なんとか4勝5敗になった試合がシーズンのピークなのは寂しいけど、それでも十分楽しかった。


(この試合の感想を含む僕の日記のリンクを貼っておきます↓)

NFL観戦日記2020:week10④(042) - 鯖缶NFL三昧

 

week14(MNF)レイブンズ対ブラウンズ

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この試合は、おそらく多くのファンのTOP5に入ってくるのでは。


プレーオフの当落線上で負けられない両チームが、MNFで対戦。同地区ライバルで意地のぶつかり合い。同じ年の1巡1位メイフィールド対1巡32位のラマー・ジャクソンのQB対決。そんな激アツな状態での1試合で、両チームのオフェンスが「ソーンに入ってる」ような点の取り合い。


一度はロッカールームに下がったラマー・ジャクソンが、2ミニッツ明けの4thダウンでフィールドに戻る少年マンガ的展開。来年以降もこのカードはプライムタイムでやることを期待したい。


week15 バッカニアーズ対ファルコンズ

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ブレイディファンの僕にとって、「またブレイディに惚れ直させてくれた」試合。TOP5に選ばずにはいられない。


バッカニアーズはシーズン中盤に失速していた。week11のラムズ戦の敗戦は、ディフェンスが後半踏ん張って、オフェンスに逆転ドライブのチャンスを与えていたものの、ブレイディはそのお膳立てをフイにしたもの。week9のセインツ戦、week12のチーフス戦の敗戦もあって、「ブレイディの神通力がいつまでも通用するほど甘い世界ではなかったか」と、思い始めていた。


そこからバイウィークを挟んで、week14でバイキングスに勝利。プレーオフ進出決定を目前にして、この試合である。

 

アウェーで前半0対17の状況から、後半31点奪っての逆転。「ブレイディがいれば、俺らは勝てる」と、チーム全体が思えるようなパフォーマンスを、シーズン終盤の重要なタイミングで見せた。その後の快進撃を思えば、リーグ全体でも2020シーズンの運命を決めた重要な試合だった(かもしれない)。


AFCディビジョナル ブラウンズ対チーフス

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ポストシーズンの13試合で一番面白かった試合はこの試合だと思う。


ワイルドカードラウンドでスティーラーズを破ったブラウンズは、この試合でもほとんど勝利を盗みかけた。2020シーズンのブラウンズは、最強ではなかったかもしれないけど、「もっともエキサイティングなチーム」だったと思う。


ブラウンズは、ミスや不運もあって16点ビハインドで前半終了。後半最初のポゼッションでインターセプトを喫した時点で、「もうダメか」と心が折れかけてもおかしくない展開。でも、そこから攻守とも持ちこたえる。チーフスはマホームズが脳しんとうで退き、5点差まで迫った展開は、「あわや」と思わせた。


「残り2分、チーフス陣内35ヤード地点での3rd&14」は、リードしてボールを保持しているはずのチーフスが、むしろ追い詰められていたように見えた。


でも、そこで底力を見せたチーフスは見事だった。バックアップQBチャド・ヘニーが、スクランブルから大きなゲイン。4th&inchesでもパントを蹴らずにパスで更新して勝負を決めた。


ペイトリオッツファンの僕は、ここ2シーズンぐらいブラウンズを「スティーラーズやレイブンズを倒してくれ」と応援目線で見ることが多かった。来季はどうだろうか。魅力的なチームであることは間違いないと思うけど、ひょっとしたら、「ブラウンズ、負けてくれ」と思うほど、強くなってくれるかもしれない。


おわりに

短めにまとめるつもりが、ついつい長くなりました。数々のドラマを見せてくれた2020シーズンも、終わってみればあっという間で、くわしく覚えてる試合は数えるほどしかありません。(全試合チェックしているわけでもありませんので、あくまでも個人的なセレクト。特に順位もつけないことにしました)


「いろいろあったけど、ブレイディ率いるバッカニアーズが結局は勝った」ということしか、来季が始まる頃には覚えてないかもしれません。勝負の残酷さ、というか、時の流れの残酷さ、みたいなことを思います。それでもまた、来季のリーグが楽しみでなりません。

 

(よかったら下のコメント欄に好きだった試合、印象に残った試合など教えてください。どなたでも書き込めるはずです)

 

 

 

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(あわせてこちらもどうぞ。僕のNFLを見続ける生活をただただ書き綴った日記です。全部で56話の第1話のリンクを貼っておきます。意外なことに、なかなか面白いです↓)

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