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NFL観戦日記2022㉔(借金を返すと、空気がうまい)

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10月31日(月) 借金を返すと、空気がうまい

2時起きでペイトリオッツ対ジェッツを観戦。前半は攻守とも劣勢で勝てそうな雰囲気はあまりなかったんだけど、第3クオーターから第4クオーターに入る時間帯にディフェンス陣がジェッツのザック・ウィルソンのリズムを崩してインターセプトを連続で奪い優位に。最後はオンサイドキックを確実に抑えて貴重な1勝を得た。4勝4敗のイーブン。借金を返すと、空気がうまいな。


とはいえ、第2クオーターにマック・ジョーンズが「幻のピック6」を投げた時は心臓が止まりかけたでしょ。ラフィングザパサーの判定で取り消しになったけど、それがなければ「試合終了」クラスのインターセプトだったかも。そして、この試合に負ければ「シーズン終了」にかなり近づいたと言ってもたぶん言い過ぎではなくて、NFLっていうのは繰り返し「1スナップごとに懸かってるものがデカすぎ」と頭にねじ込んでくる、と噛みしめたな。第3クオーターの最初に取ったタッチダウンも、4th&1からだった。あのパスがミスして無得点に終わってたら、ジェッツもリズムを取り戻してたかもしれない。


マック・ジョーンズの出来はどうだったのか。まあ良くはなかったんだろうけど。「幻のピック6」の時は、あっさりと右タックルがパスラッシャーに負けた時点で投げ捨てるのが正解だったのかな。でも、プレッシャーはかかってたけど投球フォームは崩れてなかったし、マイヤーズとミスコミュニケーションがあったのかもしれない。


まあでもとにかく勝ててよかった。スティーヴンソンの活躍はもうまぐれじゃないっぽい。ジュドンを見るのも楽しい(赤い袖で見つけやすいし)。最速で相手クオーターバックを襲うパスラッシュだけじゃなくて、ラッシュ前にちょっとタメる時とか、ラッシュせずにその場に残る時、後ろに下がる時、いろんなパターンがあってサディスト気分を味わえる。「さあ、ザックくん… 次は来るかな、来ないかな、どっちかな」みたいな。(デカい武器は見せるだけでも重圧なので、気分だけじゃなくて理に適ったやり方なんだろうけど)


ペイトリオッツが勝ってくれたおかげで落ち着いて1日が始められたよ。今日は、息子のクラスの「町内探検」に付き添う日だったんだ。これはどういうことか。子どもたちがいくつかの班に分かれて、学校付近の「危険な場所」をチェックしにいく、というマジメな散歩みたいな社会の授業があって、担任の先生だけでは目が届かなくなる可能性があるので保護者がボランティアで何人か付き添う、というもの。


それに応募してたんだよな。「これに参加すると他のPTAの仕事が免除される」とかじゃないし、断る必要すらなく黙っていればスルーできたリクエストに、わざわざ応えてしまった。なんで名指しで頼まれたわけでもないのに引き受けてしまったのか。その時の自分の気持ちがちょっと分からない。


いや、分かるな。「手伝えるのにサボる」という後ろめたさを避けたい気分だったんだ。

 

11月にPTA主催のイベントがあって、テレビ番組の設定をマネした鬼ごっこみたいな企画らしいんだけど。その手伝い募集のチラシを見た時に、「え? この手伝い、拘束時間が9時から17時なんだけど? どんだけ気合入った企画なんだ? 鬼なんてムリでしょ」と反射的に思って。一瞬だけ「バカげてる」みたいに攻撃的な気分になったんだ。それで、そのすぐ後に、「いやいや、こんなの、子どもは喜ぶに決まってるし、ウチの子だって参加させたい。それなのに、バカにするのはおかしいでしょ」って反省したんだ。どんな心理か。「自分は手伝わないけど、企画はやってほしい」という後ろめたさのせいで、「そもそも手伝ってと言ってくる方が間違ってる」と、自分を正当化したくて攻撃的になったんだろう。


結局、その企画は妻が2時間拘束のお手伝いを引き受けたので、もうたぶん後ろめたく思う必要なんかないんだけど、なんかその、「フリーライドしてるっていう後ろめたさは人を攻撃的にさせる」という感触を覚えておいた方がいいかもしれない、って印象に残った。それを忘れていないタイミングで、「町内探検の付き添い募集」のプリントを息子が持ってきたという流れだった。


まあ、半ば予想できたことなんだけど、当日になるとクソめんどくさいな。伸び放題のヒゲを目立たない程度にちょっと切って(剃らないのかよ)、いつもどおりのヘビーな寝グセをなるべく直して(なるべくでいいのかよ)、使い捨てコンタクトを入れて(メガネが尋常でなく汚れていて、他の保護者の人を心配させるレベルなので)。いやあ、ちょっとだけ身だしなみに気をつけたな。クソ面倒だったぜ。


もしや、まともな大人は、普段から最低限は身だしなみに気をつけてるのかもしれない。今さらだけど僕もマネしようかな。この、「身だしなみを整えるのが面倒だから出かけるのダルい」って、今後ちょっと危険かもしれない。自分の服装が恥ずかしくて、でもそれをちゃんとするのが面倒で、そのせいで出不精や引っ込み思案を克服できない、みたいなことで、ふさぎ込んでしまう未来が想像できすぎる。20歳ぐらいの時はよかった。「オレは天才だから服装なんて気にしなくても問題なし」と、まあまあガチで開き直ってた。でも、この歳(※45歳)になるとさすがに何の努力もせず、結果も出さずに「オレは天才」だとは思い込めないんである。開き直るのだって度胸が必要だ。まあ、ちょっと機嫌がいい時にとりあえず靴を買おうかな。


町内探検の付き添いは平穏に終わり、特に印象に残ったことはない。息子はイジメられてるわけでもなく、誰かをイジメてるわけでもなさそうなことは安心した。


午後から夕方にはコマンダーズ対コルツ、49ers対ラムズ、パッカーズ対ビルズを40分モードでチェック。来週のペイトリオッツの対戦相手であるコルツ、バッカニアーズの対戦相手であるラムズはそれぞれ調子はよくないみたい。でも、ペイトリオッツと同地区のビルズが強すぎて、逆に笑えて来るほど。


ジョシュ・アレンは、「世界を1秒間だけストップさせる」みたいな能力(※一番有名な能力だろ)を発動させてるでしょ。そして、ビルズのチームとしてのスタンスもなかなかエグい。攻防の主導権を譲らず、2ポゼッションリードしてからもリスクを取ってさらに点差を広げようとする。そうだよ、相手の心を折りにいくのが一番確実な勝ち方だからな。

 

いやあ、シーズン後半にビルズと2試合あるのか。やっぱり去年のレギュラーシーズンとプレーオフで完敗してるから、どうしてもあの時の絶望感が払拭できない。やっぱり、勝負ごとは「勝てる時に叩きのめす」って大事なのかもしれない。

 

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