鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)ファンの個人ブログです。

NFL観戦日記2022㉜(エンタメコンテンツを真に受けるなよ)

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11月17日(木) ちょっとは勇気が要る

日曜に旧友と会う約束をしていて。それで、「2人で会ってもいいけど、時間が合うやつがいたら、もう1人か2人ぐらい呼んでもいいかも」と話してたんだけど、誰にも声をかけないまま3日前になってしまった。


ようやく何人かにメール。何人かから返信あって。「日曜は空いてるんだけど、来週の準備があるからやめとく」っていう返事が2人からあったんだけど。それ文字通りに受け取ると「空いてるけど行かない」って意味になるからな。普通に「空いてない」っていうことでよくないか、とツッコんだり。

 

ずっと音信不通になってるMにもメールした。1年ぐらい前に連絡とろうとして取れなくて、理由が分からなくてちょっと心配してるんだけど(一応共通の知人通じて無事は確認してる)。


心配は2つあって、「返信もダルいと思う感じの状態なのかも」というのと、「僕が気づいてないだけで、何か怒らせたか?」というの。どちらにせよツラいんだけど、どちらとも分からないのもツラい。ツラいけど、連絡を取りたくない(取れない)のは彼の事情なので、僕が考えても仕方ないかな、と連絡をいったん諦めて放置してたんだけど。1年経って、一応コンタクトを試みてみた。


やっぱり返事はなさそう。僕としては、とりあえずメールを送れたのでそれはよかった。返事もらえなさそうなメールを送るのも、ちょっとは勇気が要るから、ちょっとサボってた。また1年後ぐらいに連絡してみよう。

 

11月18日(金) 強くなってるかもしれない

コールセンターで電話を取り続けて20年以上。もともとクレームには動じない方だったけど、最近ますます強くなってきてる気がする。今日も、めっちゃ不機嫌なお客を対応したんだけど、落ち着いて対応できて安心した。


「HUNTER×HUNTER」で言えば、「纏」を習得した感じ。(「纏」っていうのは、全身にオーラの鎧を着た状態を続けること、みたいなバトルの基本技術で、主人公たちはこれをマスターしてから、それまでがいかに自分が危険な状態で戦っていたのか思い知る、みたいなやつ。うろ覚え)


コールセンターのオペレーターや、他の仕事でも使えそうなコツなので、メモしてみる。怒ってる人、高圧的な人から何かを言われた時に、僕は内心で「メシウマ」とつぶやくんである。メシウマっていうのは何かっていうと、「メシがウマい」ということで、「憎たらしいやつが失敗してるのを見た」時などに使う。要するに「他人の不幸は蜜の味」ということ。


どういうことか。「怒りっぽくて、電話のオペレーターを見下してるような人が、怒ってる」わけであって、そんなのちょっと「ザマア見ろ」じゃないですか。そんなのメシがウマいでしょ。


こうやって書き出してみると、かなりくだらない話に思えるんだけど、僕にとっては「内心でメシウマとつぶやく」のは結構有効で、「怒られてるのは僕じゃなくて、怒りっぽいお客が勝手に怒ってるだけ。ああ可哀そう」という俯瞰した視点に自分を持っていくためのスイッチみたいなイメージ。この短い言葉が、電話が始まる前から決まっていることが重要で、あらかじめ決まっていないと、電話中には使えないのである。


だから短い言葉だったらたぶんなんでもよくて、「ざまあ」でも「ウケるw」でもいいんだけど。僕にとっては「ざまあ」は好戦的すぎるし、「ウケるw」は軽薄すぎてちょっとしっくりこない感じがした。「メシウマ」は皮肉屋っぽくて、その一歩引いた精神状態が、クレーム対応をする時にはちょうどいい感じがして、自分の中ではしっくりきてる。


そういうキーワードを決めておくと、いざという時に使える気がする。キーワードを呪文のようにつぶやくことで、自分の精神状態を誘導するイメージだ。なんともいじましい話じゃないか。それで、電話が終わった時には、内心で「ああ怖かったw」とつぶやくんである。デカい声を出されてビビった自分もいることを認めつつ、もう終わったと確認し直すんだ。どうだい。カッコ悪いだろう。


帰宅後、サーズデーナイトのタイタンズ対パッカーズを観戦(week11)。これは、どちらを応援したらよいものかちょっと不明だったんだけど、結局タイタンズ応援目線で見ることを選択。ペイトリオッツがプレーオフに残れるとしたら、第7シードだろう。スーパーボウル進出のチャンスがあるとしたら、チーフスとビルズが戦うことになるシード順がいい。つまり、タイタンズが第1シードで、チーフスとビルズが2位と3位になるパターン。これや。もちろん、そうなることを信じてるわけじゃないんだけど、「こうならないかな」と思うのが楽しい、というか。ここまで6勝3敗のタイタンズ、「なんかしらんけど第1シード」になっていいよ。相当無理やりな理論であることは分かってる。


などと思いながら見てみたら、タイタンズがまるで本命チームかのような強さを発揮して見事な勝利。本当かよ(信じてなかった)。攻守ともに鋭さというよりは厚さを感じさせる。迫力と余裕が両立したようなオーラがあったな。ブレイベルは名将なのかもしれない。

 

11月19日(土) 真に受けるなよ

午後にちょっと時間ができて、散歩なんかをしてみたりして。ちょっと日差しがあって、風が少なくて。散歩してやろうと思うような感じだったんだよ。歩きながら、聴きたい音楽がなくてちょっとヘコみかける。音楽の趣味とかって、ちゃんと面倒見て育てないとなかなか自分に定着しないのかもしれない。ヒップホップに興味持って、日本語も英語もちょっとずつ漁ってみたけど、「今これが聴きたい」みたいなの思いつかなかった。


聴きたい音楽が思いつかなくても落ち込むことはない。イヤホンを外して、街のザワザワをなんとなく楽しめばいいじゃないか、とも思った。でも、何かを「ながら」でやってないと、時間を損してるような気がしてしまうんだ。これも一種のスマホへの強迫観念かも。


それに、この1年ぐらい薄々感じてたんだけど、ラジオが聴きたくなくなってしまった。かつては、芸人さんたちの深夜ラジオを聴くのが通勤時のルーティンで、ネタ投稿すらしてたこともあったのに。最近は投稿はおろか、あんまり聴きたくもならない。毒舌や皮肉も、露骨な下ネタも軽い下ネタも、ちょっとスカしたシュールなボケもエピソードトークも、聴いてたら疲れちゃう気がして、radikoのアイコンに指が伸びない。「味は好きだけど、胃が欲しがってない」みたいな感じ。


で、どうしたかって言うと、NFLのポッドキャストを聴いたんである。今季はペイトリオッツとバッカニアーズがそろって勝つ週があんまりなくて、ポッドキャストから耳が遠ざかっていた。「ひいきチームが負けた次の日はスポーツ新聞を読まないオヤジ」みたいな感じで、NFLの情報収集をサボる日が多い。だけど今週は、ペイトリオッツはバイウィーク、バッカニアーズはミュンヘンで勝っていて、「聴いてもいいかも」と久しぶりに思いついて。


現地の番組がNFLを語る時のテンション、好きなんだよな。「おいおいマジかよw NFLウケるんですけどw」みたいな、チャラいトーンでコンテンツを消費してる姿勢なんだけど、無理にテンション上げてたり、露悪的なところもなくて。ナチュラルにチャラい、というか。ポッドキャスト聴いてると、「そうだよ。NFLなんてエンタメコンテンツじゃないか。真に受けるなよ。シンプルに味わって楽しめよ」みたいな気分になれそう。


久しぶりにポッドキャスト聴いてみたら面白くて、思ったよりヘビーに散歩してしまった(と言っても1時間強か)。またやろう。


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