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【NFL2019】week6 テキサンズ@チーフス レビュー

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week6では、それまで3勝2敗のテキサンズが、それまで4勝1敗だったチーフスを敵地で破りました。

 

QBパトリック・マホームズ、QBデショーン・ワトソンは同じ年にドラフト指名された選手で、両チームのみならずリーグの「宝」と言っていい選手でしょう。彼らの直接対決は、文字通りの注目の一戦でした。

 

NFL公式サイトのレビュー記事から、一部を引用して訳しました。チェックしてみましょう。


【引用元】

www.nfl.com

(以下の英文部分は上記記事より引用したものです。訳や単語の意味は当ブログで作成しました。ぜひ元記事で全文をチェックしてみてください)


Houston Texans 31, Kansas City Chiefs 24
ヒューストン・テキサンズ31、カンザスシティ・チーフス24

DeAndre Hopkins hasn't found the end zone since Week 1. But on this Sunday afternoon at Arrowhead Stadium, Deshaun Watson found Hopkins for the game-sealing catch; an eight-yard connection on a fourth-and-3 play that secured the Texans their biggest victory of the season so far, as they downed the Chiefs, 31-24.

seal 封印する
game-sealing 勝利を決める、試合を決定づける


WRデアンドレ・ホプキンスは、week1以来、エンドゾーンを見つけることができていない(※)。しかし、日曜夕方のアローヘッドスタジアムでのこのゲームで、デショーン・ワトソンはホプキンスに勝利を決めるパスを通した。4th&3の状況から、8ヤードのパスをレシーブ。テキサンズはチーフスを31対24で破り、今季最重要な勝利を決めた。


※ホプキンスはweek1のセインツ戦で2TDを挙げたもののweek2以降、今季はこの時点までTDレシーブなし。

https://www.espn.com/nfl/player/gamelog/_/id/15795/deandre-hopkins

 

It was a showcase of first-place squads with first-rate quarterbacks of the present and future, and Watson shined in leading the Texans (4-2) back from a 17-3 first-quarter deficit and using his feet, might and will to score the game-winner on a one-yard run. After Mahomes had thrown his second TD of the day to a returning Tyreek Hill to push the Chiefs (4-2) ahead, 24-23, Watson engineered the game-winning 93-yard drive. It ended when Watson rolled left, juked inside, spun, pushed through a tackle and reached in for the score. A two-pointer to Hopkins (nine catches for 55 yards) accounted for the final margin.

squad (軍の)分隊、(スポーツの)チーム
deficit 赤字、劣勢、(スコアで)差をつけられた状況
margin (経費や時間の)ゆとり、マージン→(スポーツの)点差

 

現在と未来において最高クラスのQBが、一級品のチームを従えて対決する注目の一戦だったが、テキサンズ(4勝2敗)を牽引したワトソンが1Qの17対3のビハインドの状況から自らの足で1ヤードランの決勝TDを決めて、上回った。ケガからの復帰戦となったWRタイリーク・ヒルがこの試合2つ目のTDとなるパスをマホームズから受け、チーフス(4勝2敗)が24対23とリードした後で、ワトソンは93ヤードの決勝ドライブを見事に演出した。締めくくりは、スナップを受けたワトソンが左にロールし、ディフェンスをかわして内側にスピン、タックルされながらゴールラインにボールを届かせたTDランだった。2ポイントコンバージョンをホプキンス(9レシーブ、55ヤード)に通し、試合終了時の点差となった7点リードを確保した。

 

In a marquee matchup of Watson and Mahomes, the former didn't put up dazzling numbers, as he was 30-for-42 for 280 yards and a score, along with two rushing touchdowns and 42 yards on the ground. But Watson willed the Texans to the "W" and maintained their standing atop the AFC South. Mahomes is the reigning MVP, but Watson was the one left standing in the gunslinger showdown, looking every bit like one of the very best QBs in the game -- just as he should.

marquee (映画館の)看板→集客力のある、人気の
gunslinger ガンマン(=QB)
showdown 対決

 

集客力のある対決となったワトソン対マホームズ。ワトソンは、目もくらむようなスタッツを残したわけではない。42回中30回のパス成功、280ヤード、1TDパス、それに加えて、ランで2TDと42ヤードを挙げた。しかし、ワトソンはテキサンズに「W(=WIN)」をもたらし、AFC南地区の首位をキープさせた。マホームズは確かに昨季のMVPだが、今回のQB対決で最後まで立っていたのはワトソンで、あらゆる点でこの競技の最高のQBのように見えた。そして、それが彼のあるべき姿だ。

 

※英語ポイント:「gunslinger」はガンマン、早撃ちの名手の意味で、いいQBに対してよく使われる言葉です。「showdown」は対決の意味。ポーカーで、互いにチップを積んで勝負から降りずに、実際にカードを見せ合う場面から来た言葉。「Watson was the one」は「ワトソンがその一人だった」で、そのoneを後ろから形容して「 left standing in the gunslinger showdown(=このガンマン対決で倒されずに立っていた)」と説明を加えています。

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鯖缶より:大変見応えのある試合でした。テキサンズが1点ビハインドから8分間使ってTDまで93ヤードを行進したのは、まさに「勝者となるに値するドライブ」のように思えました。


僕が個人的に驚いたのは(引用元記事でも触れられていた)4th&3でのホプキンスへのパスです。テキサンズの7点リード、残り2分で、チーフスはタイムアウトなし。「ファーストダウン更新できれば勝利」の状況だったのは確かでしたが、このプレーは敵陣27ヤード地点からのスナップで、テキサンズはFG(45ヤードぐらい)を選択できたはずです。しかし、スペシャルチームをフィールドに送りませんでした。


キッカーのカイミ・フェアバーン(Ka'imi Fairbairn)は確かにこの日FGを1本、エクストラポイントのキックを1本外していましたが、キャリアで40ヤード台は79%(24本中19本成功)です。その成功率よりも、パスに自信があったということでしょうか。(それとも、やむを得ない選択だったのかでしょうか?)


この「賭け」を見事に成功させたのですから、お見事だったと思います。


(試合のハイライトを貼っておきます。「YouTubeで再生」をタップすればYouTubeに飛んで見られます↓)

www.youtube.com

 

 

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