鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)の英文ニュースの一部を訳して紹介します

NFL2018スタッツ・ランキング振り返り③(QB編)

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NFLの2018シーズンのスタッツを振り返って、面白いと感じたデータを書き出してみました。2019シーズン開幕を楽しみにする、注目ポイントが1つでも増えたらうれしいです。


今回はQBについてのランキングを見て、それぞれのスタッツで上位5人と、注目ポイントを書き出しました。順番に見ていきましょう。

 

(今回の記事は、下記サイトのデータを参照しました。ダラダラ見てるだけで楽しいと思います。リンクを貼っておきます。↓)

2018 NFL Statistics - National Football League - ESPN

2018 NFL Passing | Pro-Football-Reference.com

 

(もくじ)

 

 

パスヤード (シーズン合計)

1位 ベン・ロスリスバーガー 5129
2位 パトリック・マホームズ 5097
3位 マット・ライアン 4924
4位 ジャレッド・ゴフ 4688
5位 アンドリュー・ラック 4593

 

5000ヤード超えの上位2人がスゴいのは言うまでもないですが、マット・ライアンも、MVPを獲得した2016シーズンの4944ヤード(38TD、7INT)とほぼ変わらない好成績だったんですね。2018シーズンは(4924ヤード、35TD、7INT)でした。


6位以下、ロジャース、ブレイディ、リバースと続きます。

 

ドリュー・ブリーズは3992ヤードでリーグ13位。4000ヤードを割ったのは2005シーズンのサンディエゴ時代までさかのぼります。もちろん、これはブリーズの出来が悪かったということではなくて、ランを含めたオフェンスの総合力、デイフェンスを含めたセインツのチーム総合力の結果ですし、第1シードが確定していた最終戦を休まなければ当然4000ヤードは超えていたはずなので、むしろ「いい記録」なのかもしれません。


シーズン合計でなく1試合平均にすると4位にライアン・フィッツパトリック(8試合出場、平均296ヤード)、7位にニック・ムレンズ(8試合出場、平均285ヤード)が入ります。

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タッチダウンパス数 (シーズン合計)

1位 パトリック・マホームズ 50
2位 アンドリュー・ラック 39
3位 マット・ライアン 35
4位 ラッセル・ウィルソン 35
5位 ベン・ロスリスバーガー 34


マホームズの1シーズン50TDは、改めて見てもすごい数字です。歴代記録でも、2013のペイトン・マニング(55)に続き、2007のブレイディ(50)と並んで2位タイ。キャリア2年目の選手としては、1984のダン・マリーノ(48)を超えました。要するに、歴代のレジェンドたちと比較されるような数字だったということと思います。

 

6位には、ブリーズ、リバース、ゴフが32で並び、9位にカズンズが30TDで入りました。カズンズは、4298ヤード、30TD-10INTの成績で、レッドスキンズで前年残した数字(4093ヤード、27TD-13INT)を上回りました。「大型契約の期待に応えた」とは言えないシーズンだったかもしれませんが、数字的には決して悪くなかったようにも思えます。


パサーレーティング(パスアテンプト300以上の実働QBのみ)


1位 ドリュー・ブリーズ 115.7
2位 パトリック・マホームズ 113.8
3位 ラッセル・ウィルソン 110.9
4位 マット・アイアン 108.1
5位 フィリップ・リバース 105.5

 

ブリーズがトップでした。フィリップ・リバースはパスヤードが4308(8位)、TD数が32(6位タイ)で、キャリアの中でもベストに近い成績だったと言えそうです。

 

トップ5以降は、ワトソン、ウェンツ、ゴフと続きます。

 

被サック数(多い順)

1位 デショーン・ワトソン 62
2位 ダク・プレスコット 56
3位 ラッセル・ウィルソン 51
3位 デレク・カー 51
5位 アーロン・ロジャース 49

 

脚力のあるQBが上位に並びました。最後までボールを捨てずに受け手を探すスタイルになるからでしょうか。オフェンスラインの選手やコーチは、奮起を誓っていることでしょう。

 

被サック数(少ない順/11試合以上先発QBのみ)

1位 ドリュー・ブリーズ 17
2位 アンドリュー・ラック 18
3位 アンディ・ダルトン 21
3位 トム・ブレイディ 21
5位 ミッチェル・トゥルビスキー 24
5位 ベン・ロスリスバーガー 24

 

ブリーズのサック数をワトソンと比べると3分の1以下ですね。そして、ラックの被サックの少なさも光ります。参考として、アレックス・スミスは10試合出場(骨折でシーズンエンド)で22、ジョー・フラッコは9試合出場で16でした。


インターセプト(多い順)

1位 ベン・ロスリスバーガー 16
2位 アンドリュー・ラック 15
2位 ケイス・キーナム 15
2位 サム・ダーナルド 15
5位 ジェイミス・ウィンストン 14
5位 ベイカー・メイフィールド 14
5位 ジョシュ・ローゼン 14


トップのロスリスバーガーは、同じ試合でINTを連発してしまった印象があります(W1の@CLEで3、W11の@JAXで3を記録しています)。ですが、9試合先発で14INTのウィンストン、7試合先発で12INTのフィッツパトリックのバッカニアーズの2人が事実上のトップかもしれません。(合計すると26。チームスタッツではトップでした)


ダーナルド以下、ルーキーたちの名前が並びました。ジョシュ・アレンも12試合で12INT。やはり新人QBが受けるNFLの洗礼という感じでしょうか。2年目に期待しましょう。

 

インターセプト(少ない順/11試合以上先発QBのみ)

1位 アーロン・ロジャース 2
2位 ドリュー・ブリーズ 5
3位 ラッセル・ウィルソン 7
3位 マット・ライアン 7
3位 カーソン・ウェンツ 7

 

名手たちの名前が並びました。ラマー・ジャクソンが7試合先発で3INT、アレックス・スミスが10試合先発で5INT、ジョー・フラッコが9試合先発で6INTでした。


TD% (実働QBのみ)

1位 パトリック・マホームズ 8.6%
2位 ラッセル・ウィルソン 8.2%
3位 ライアン・フィッツパトリック 6.9%
4位 ドリュー・ブリーズ 6.5%
5位 フィリップ・リバース 6.3%


これは、TD数をパスアテンプト数で割った数値です。マホームズなら、1年で50TDそれを580回のパスで達成しているので、50÷580=0.0862...→8.6%、ということ。この数値をどう捉えたらいいのか、難しいところです。「10回パスを投げて、最後はランでTDになったドライブ」も「1回のパスでTDになったドライブ」も、同じ得点ですし、状況によっては前者の方がより望ましい場合もありますので(リードしていて、時間を使いたい場合など)。例えば、ロジャースは4.2%でリーグ21位でしたが、だからといってそれが悪かった、ということでもないような気がします。

 

ただ、「率」で出すことによって、出場数が少なかった選手も比べやすいという面はあります。フィッツパトリックの攻撃がTDに結びついていたことがわかります。11試合先発のタネヒル6.2%で6位でした。

 

(トリックプレーで、2回パスを投げて2TDのオデル・ベッカムは「100%」になりますが、そういった場合は除いています)


INT% (実働QBのみ。少ない順)

1位 アーロン・ロジャース 0.3%
2位 ドリュー・ブリーズ 1.0%
3位 マット・ライアン 1.2%
4位 アレックス・スミス 1.5%
5位 ダク・プレスコット 1.5% 

 

これは、TD%と同様にINT数をアテンプト数で割った数値です。2018は6勝のみでプレーオフも逃したロジャースですが、2位に3分の1以上の差をつけてのトップなのはスゴいですね。2016シーズンのブレイディ(28TD/2INT、TD/INT率で歴代トップ)の0.5%をさらに下回る驚異の数字にも思います。


そして、アレックス・スミスは被サックもINTも少なく、安定したプレーができていたことが分かります。6位にウィルソン、7位にフラッコが入っています。


11INTだったブレイディは1.9%で12位でした。プレーオフからスーパーボウルまでの勝利で「いまだ衰えず」の印象を残したブレイディですが、レギュラーシーズン中は不必要なINTが増えた印象もあります(2016シーズンは2INTで0.5%、2017シーズンは8INTで1.4%でした)。


ラッシングヤード

1位 ラマー・ジャクソン 695
2位 ジョシュ・アレン 631
3位 デショーン・ワトソン 551
4位 キャム・ニュートン 488
5位 ミッチェル・トゥルビスキー 421

 

これは、(RBを除いて)QBの中でのラッシングヤードのランキングです。7試合先発のラマー・ジャックソンが695ヤードというのもものすごい数字ですね。 QBが走るのは守備としても守りにくいし、スピードも脅威と思いますが、ある意味ルールに守られたQBとしての特権を捨ててるとも言えるので、「ちょっと走り過ぎかも? 大丈夫?」とも思える数字かもしれません。でも、2年目もさらに走ってくるような気もしますし、見てみたいです。


2位のジョシュ・アレンも11試合の先発でこれだけ走っています。ワトソンは、「しっかりOLが整備されれば、すぐにでもMVP候補の数字が残せるのでは?」とも思ってしまいます。


ラッシングTD

1位 ジョシュ・アレン 8
2位 ダク・プレスコット 6
3位 ラマー・ジャクソン 5
4位 デショーン・ワトソン 5
5位 ドリュー・ブリーズ 4
5位 キャム・ニュートン 4


ジョシュ・アレンがQBの中でトップになりました。これは、RBも入れた全体でも11位タイに入るTD数で、ピーターソン(7TD)やエリオット(6TD)を上回る見事な数字です。

5位には、意外にもドリュー・ブリーズが入りました。ブリーズのラッシングヤードは、シーズンで22ヤードですが、必要な場面ではしっかりTDを決めていたんですね。

 

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今回はここまでにします。「勝ちか負けか以外はすべて途中経過」みたいな考え方も好きですが、やはり「数字にしないと比べられない」「では、どんな数字を集計したら意味があるか」というようなせめぎあいで数字を比べるのも楽しいものです。

 

その上で、「でも、結局どのスタッツでも上位に入らなかったブレイディが最後は勝ったんだよな」という不条理感を味わうのも面白さの一部な気がします。

 
次回は、QB以外の個人スタッツを見ていくつもりです。お楽しみに!

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