鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)ファンの個人ブログです。

NFL観戦日記2020:開幕前①(001)

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2020年9月6日

驚いたことに、もうすぐNFLの開幕だ。今年もNFLを見る。どうせ、たぶん、見まくる。


開幕直前になって、急激にNFL観戦モチベが戻ってきた感じはあるんだけど、それでも例年に比べれば4割から5割程度、というぐらい。まあ、無理もない。今年はプレシーズンマッチがキャンセルされて、盛り上がるタイミングが自分の中で難しかった。


いつもなら、「プレシーズンマッチか、別にそんなに興味ないけど、一応チェックしとくか」とかやってるうちに、「ファンタジーのドラフト? いや、ある程度ガチでやらないと面白くないでしょ。でもちゃんと調べるのめんどくさい… でもやるけど…」みたいになって、いろいろチェックしてるうちに開幕が待ちきれなくなってくるけど、今年はそのきっかけがなかった。


というか、それ以前の問題として。「トム・ブレイディに惚れ込んで、ペイトリオッツファンになった」僕にとっては、「ブレイディ=ペイトリオッツを応援=NFL楽しい」なのであって、その揺るぎないはずの前提が壊れたのが今年のオフシーズンなんだった。ファン歴8年の僕に訪れたはじめてのアイデンティティ・クライシス(思えば、何十年NFLを追ってるファンとか、QBもHCもしょちゅう交代するチームのファンは、「面構えが違う」感じがあるな。僕なんてヒヨっ子だ)。「ブレイディがペイトリオッツにいないNFL」は、僕にとっては、「別の物語」だ。「スティール・ボール・ラン」と、「ジョジョリオン」ぐらい違う。何が起きるか、どんな物語になるか、展開が読めない。そして、僕はその物語が好きなのか、まだ想像すらつかない(多分好きなんだろうけど)。


それでも、ブレイディは普通なら引退してもおかしくない年齢だ。ファンとしてはこれまでが圧倒的に幸運だっただけだ。今回の移籍も、僕がまごついてるだけの話であって、「新天地での最終章」は、シナリオとしては悪くない。どんな熱量でペイトリオッツを応援できるか、ブレイディの加入したバッカニアーズを応援できるか、開幕を待つしかないな、とか思っていたのが3月ぐらい。そして、そんな「ファンの複雑な心境」とかどうでもよくなるような、パンデミックがパンデミックして、もはや僕は、「NFLの開幕を楽しみに思うスイッチ」をフリーズせざるを得なくなった。そして、そのまま半年過ぎたのが今、という感じ。(もちろんその間に、アメリカでも、世界でも、日本でも、NFLでも、いろいろあった。それは「なんとなく」知ってる。でも僕も、自分の中の不安や不満に対処するので正直精一杯だった)


さて、毎日日記を書いてみようと思う。実は、3月から8月までの間に、ビデオゲームの「スプラトゥーン2」にハマって、その修行の日々を日記に書いていた。日記に書くと、スプラトゥーンへのモチベがあがる。モチベがあがるとますますプレーして、そのことを日記に書く、という繰り返しでどっぷりゲームにハマった。そして、ハマりすぎてちょっと怖くなったからスプラトゥーン日記を書くのはおしまいにした。それで、NFL観戦の日々をまとめる、この日記を書いていこうと決めた。書きながら、観戦のモチベを上げていこう(「ダイエット日記」とか「読書日記」とか、もっと他にもありそうなものだけど、そんなものは後回しだ)。


9月7日

朝3時に起きて、子育てブログを書いたり、ラジオの大喜利への投稿ネタを考えようとしたんだけど、あまり気分が乗らない。随分シュールな早起きじゃないか。ストイックに早起きして、クソの役にも立ちそうにないことをしてダラダラするなんて。でもそれが僕のルーティンだ。


さっそくこの日記の効能、というか。今年はもうサボろうと思ってた、ファンタジーフットボールのドラフトをやることを思いついた。そうだ、僕はNFL観戦のスイッチを入れていかなくては。シーズンは短い。ボーっとしてるとあっという間に置いていかれるぞ。


やり方をいまいち覚えてなかった。NFLの公式ページに行って、「FANTASY」みたいなところを探す。そっか、ログインするんだっけ。IDもパスワードも覚えてないよ、と思ったらchromeが覚えてた。あっそう。自己同一性の証明をデバイスに預けるのが21世紀ね。もう新世紀になってからだいぶ経つけど、まだ慣れないわ。


さて、ログインはできた。「今すぐドラフトに参加」で、いきなりドラフトルームへ。日本の朝5時は、アメリカ東海岸で午後4時か。すぐに10人集まる。あと5分後にドラフトスタートか。


まずい。NFL2020のこと、何もチェックしてない! ペイトリオッツのロースターすら把握してない! ペイトリオッツの選手はそもそも獲るつもりないからとりあえずはいいか。エデルマンが8巡ぐらいに残ってたら、ニュートンが10巡目に残ってたら考えようかな。というか、今季スケジュールがぬるいチームはどこなんだ? ホームで強いチームのエースRBとかが一番狙いたいんだけど、今季のホームコートアドバンテージってどの程度あるんだ?


とりあえず、考えたことは「基本的には表示された順位どおり、残った選手の中でベストの選手を獲る」という、要するに「セルフオートピック状態」。それで何が楽しいんだ、という気もするけど、自分の把握してる情報が足りないなら、それで判断してもアウトプットも間違ってる可能性の方が高い。デフォルトで表示されてる順位は、(よく知らないけど)アナリストの評価と他のファンタジードラフトでの平均指名順位から決まってるはずだから、僕が自分で考えるより正解の可能性が高い。あっという間に5分がすぎる。


僕の使命順は9番目。1巡9位、2巡12位か。1巡目、2巡目は手堅い指名をしたい(というか、どちらにせよ「ベスト・プレーヤー・アベイラブル」が方針なんだから、手堅い指名になるんだけど)。指名順が9番目なのは悪くない。さて、僕が獲れたのはMINのRBデルビン・クック。OK。9位指名で獲れたのはたぶんおいしいはず。そして、2巡目12位。ドラフト表の推奨は、KCのRB「Clyde Edwards-Helaire」。すまん、誰だっけ? 発音分からないから英語表記のままコピペするね。CLEのニック・チャブも獲れたけど、最初に「自分の判断よりは世の中の見解を信じる」って決めたんだった。Clyde Edwards-Helaire、獲得。よくわからないが多分KCのエースランナーなんだろう。


そんな感じでドラフトが進んだ。シーズン中、TEは誰がどの試合で(ファンタジー的に)活躍するか僕にはまったく読めないので(ケルシーとキトルだけは別)、指名は後回し。WRとRBを厚めに獲る。3巡目ホプキンス、4巡目ガラデイは多分スティールだろう。QBは8巡目でプレスコットをゲット。リーグの10人中5人が3巡目までにQBを指名していたので、QB指名は後回しにしても十分戦える。


いやあ、我ながら、「ほとんどオートピック状態」で集めた15人のロースター。今のところ正直言って愛着はない。でも、偶然みたいに集めた選手の活躍をなんとなくチェックするのもファンタジーフットボールの面白さ。これはこれでいい。ブレイディの移籍先のタンパのキッカーを15巡目に指名。ドラフト後に確認してみたら、ロースター残ってない選手だった、なんだそれ。

 

あと1つか2つ野良リーグに参加しよう。あんまり増えすぎると、結局「どっちを応援するのか決められない試合」が増えるだけでかえってつまらなくなるので。


こんな感じで、日記形式でNFL三昧の日々を記録していこうと思う。NFLがテーマというよりは、「NFL観戦をする僕」がテーマの非常に個人的な雑文なので、読んでも役には立たないと思う。でも(自分でも図々しいと思うけど)、読んでもらいたいので随時公開していくつもり。


(続きはこちらです↓)

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(文中で触れた、「スプラトゥーン日記」はこちらです。僕のダメダメな日常が、かなり赤裸々に綴られています。よかったらどうぞ↓)

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