鯖缶NFL三昧

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【バッカニアーズ】ディビジョナル、レビュー英文記事拾い読み

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バッカニアーズは、プレーオフディビジョナルラウンドで第2シードのセインツに勝利、NFCチャンピオンシップに進出を決めました。


ブレイディとブリーズというレジェンドQBとなっった試合で、試合を決めたのはディフェンスでした。バックスディフェンスはセインツから4つのターンオーバーを奪取。セインツは苦い敗退となりました。


いくつか記事を紹介しますので、試合を振り返りましょう。

 

(リンクを貼っておきますので、ぜひ全文をチェックしてみてください。以下、英文部分は各記事からの引用です)

 

NFL公式サイトより、レビュー記事(試合のポイントをまとめています)。

www.nfl.com


Brady is always the headliner, but credit for the Divisional Round win goes to Todd Bowles' defense.

見出しを飾る名前はいつもブレイディだが、このディビジョナルラウンド勝利は、(DC)トッド・ボウルズのディフェンスが立役者だ。


Bowles' crew was dominant in the second half, with the Saints' last four possessions ending as such: Fumble, punt, INT, INT.

ボウルズのクルー(バックス守備チーム)は、後半に試合を支配した。セインツの最後の④ポゼッションを「ファンブル、パント、インターセプト、インターセプト」に終わらせた。


It wasn't TB12's best game, as a good Saints defense made life tough on the aged QB. Brady finished just 18-of-33 passing for 199 yards, but tossed two TDs and added a QB sneak score to ice the contest.

この試合では、セインツのディフェンスがベテランQBをよく苦しめて、TB12のベストゲームではなかった。ブレイディは33本中18本のパス成功で199ヤードを得るのがやっとだった。しかし、2つのTDパスと、試合を決定づけた自らのQBスニークでのTDを得た。


When given the chance by their defense, the Bucs didn't screw up the turnovers, cashing in each time.

自軍のディフェンスにもらったチャンスでは毎回、バックス(のオフェンス)はターンオーバーを犯すことなく、得点を挙げた。

 

Sunday's game looked like so many Brady playoff games of the past. This one was just in a different jersey.

この試合は、ブレイディの過去のプレーオフの試合に似ていた。ただ、着ていたユニフォームが違っていただけだ。


The Saints suffocated the big names on the Bucs. Evans, Antonio Brown, Rob Gronkowski and Chris Godwin combined for seven catches for 61 yards and Evans' score.

セインツの守備はバックスのスター選手たちに仕事をさせなかった。エバンス、アントニオ・ブラウン、ロブ・グロンカウスキー、クリス・ゴッドウィンはあわせて7キャッチで61ヤード、TDエバンスの1回に留まった。


However, New Orleans couldn't force the big negative plays.A pass rush that had controlled games in the past was quiet.

しかし、ニューオリンズはヤードをロスさせるビッグプレーを決められなかった。これまで試合を支配してきたパスラッシュは、この日は沈黙した。


New Orleans sacked Brady just once and had only three QB hits. Often Brady had all the time he wanted, thanks to stellar blocking.

ニューオリンズがブレイディから挙げたサックはわずかに1回、QBヒットは3回。ブレイディは多くのスナップでしっかりとプロテクトされ、(パスを投げるのに十分な)時間を確保できた。

 


NFL公式サイトより。

ディビジョナルでプレーオフ初出場を果たし、大活躍したLBデビン・ホワイトのコメントを紹介。

www.nfl.com


"We had to look ourselves in the mirror and challenge ourselves on who we wanted to be,"

「鏡に映る自分たちの姿を見て、自分たちの望む強さになれてるか、自らに問わなくちゃいけない」

 

"Everybody always asked what was our identity. We didn't have an answer. But Coach BA had an answer.

「誰もが、お前らのアイデンティティはなんだと聞いてくる。俺たちは答えを持ってなかった。でもBA(ブルース・エリアンズ)コーチは答えを持ってた」

 

He said, 'We're some mother-f-----s who are gonna find a way to win the game."

「コーチは言った。"俺たちは、試合の勝ち方を見つけられる、なかなかのマザー・ファ***だ"」

 

NFL公式サイトより。

バックス最初のINTを奪ったCBショーン・マーフィー・バンティングのコメントを紹介。

www.nfl.com

 

"At the end of the day, the entire year we believed we could win games, but I don't think that everybody was on the same page and communicating and doing those things.

シーズンを通して、俺たちは勝てると信じて戦ってきたけど、全員の完全に意図が一致していたわけじゃなかったし、意図をすりあわせようとする部分は足りなかった。


But tonight was just different. Guys were out there flying around from the first quarter to the fourth quarter and there wasn't any hesitation in between.

でも、この試合ではそうじゃなかった。俺たちはフィールドにいる間、1Qから4Qまで飛び回って、ためらいなくコミュニケーションをとり続けた。


Usually we start games slow and then we've got to pick it up and fight back, but going into halftime... it was tied.

今までのパターンでは、俺たちはスロースタートで、それを取り返さなくちゃならない展開になりがちだったが、この試合はハーフタイムの時点で同点だった。


It was just different -- it was a different atmosphere, it was a different team [and] it was a different unit because everybody was together.

これまでと違ったんだ。俺たちの空気が違った、違うチームで、違うユニットになった。つまり、全員が団結したからだ。


Everybody went into this game knowing we could win the game. Not just going in to play ---we went in to win and came out with that outcome."

全員が、この試合に勝てると思ってゲームに入った。ただプレーするんじゃなく、勝つためにフィールドに立って、そのとおりの結果を得たんだ。

 

 

バックス公式サイトより、レビュー記事。ポイントを3つ挙げて振り返っています。

www.buccaneers.com




1,Win the turnover battle, win the game.
(ターンオーバーを制するものが試合を制す)


トム・ブレイディのコメント:

"The defense was incredible all game,The turnovers were huge. Last time we played them, we lost the turnover [margin], minus three. Today was plus four – you're not going to lose many games when you're plus four."

「ディフェンスが試合中ずっと素晴らしかった。ターンオーバーが大きかった。前回の対戦(※week9、38対3で完敗)で負けた時は、ターンオーバーの差がマイナス3だった。今日はプラス4だ。プラス4の試合で、負けることはほとんどない」


2. Played a complete game on offense.
(全体的なオフェンスを展開した)

(※「完璧な」というより、「ラン、パスをバランスよく使って」という意味でcompleteと言ってるものと思います)


The Bucs ran the ball 35 times on Sunday evening. They passed the ball 33 times. It led to 127 total rushing yards that were evenly split among both running backs Leonard Fournette and Ronald Jones. Fournette had 17 carries for 63 yards while Jones had 13 carries for 62 yards.

バックスはこの試合で35回のランを試みた。それに対し、パスは33回だ。ランはトータルで127ヤードをゲインし、それはレナード・フォーネット、ロナルド・ジョーンズの2人が等しく得たものだ。フォーネットは17回のキャリーで63ヤード、ジョーンズは13回のキャリーで62ヤードを獲得した。


Brate was the Bucs' leading receiver on the day with four catches on five targets for 50 yards. Funny enough, Fournette actually led the team in targets with six and caught five of them for 44 yards and a touchdown.

(一方のパスでは)TEブレイトがチームのリーディングレシーバーだった。5回のターゲットで4回のレシーブ、50ヤードを獲得。面白いことに、チームで最もターゲットになったのはRBフォーネットで、6回中5回のレシーブで44ヤードを獲得、1つのTDを挙げた。


3. Experience leading the way.
(経験が勝利を導いた)

(ブレイディは言うまでもないが、チームにはポストシーズンの経験が豊富な選手がたくさんいて、若手たちに適切なアドバイスをしている、と伝えています)

フォーネット(ジャガーズでAFC決勝を経験)はロナルド・ジョーンズに、「ケガのことは忘れろ」「プレーオフでここまで勝ち残るチャンスはそんなにない」と伝えた、と。
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その他、OLBはジェイソン・ピエール・ポールはジャイアンツ時代に、OLBシャキール・バレットはブロンコス時代にスーパーボウル制覇を経験。エンダムカン・スーはラムズ時代にスーパーボウル出場と紹介。

 

【鯖缶より】

レギュラーシーズンのバッカニアーズは、攻守とも「粘り強さ」というより「爆発力」がウリのチームで、格上のチームには苦戦を強いられるイメージがありましたが、この試合では攻守とも「粘り強さ」を見せたように思いました。

 

さて、チャンピオンシップは第1シードで、主力メンバーが好調を維持するパッカーズがホームで待ち受けます。ラムズを退けたデイビジョナルラウンドの試合内容も、余力を残しての勝利に見えました。好ゲームを期待したいです。

 

 

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