week7のペイトリオッツは、アウェーでベアーズと対戦します。week5にエデルマンが戻って以来好調に思えるチーム状況ですが、今季アウエーの2試合(ジャガーズ、ライオンズ)では完敗しているだけに、底力が試されるゲームになりそうです。
対するベアーズは3勝2敗(※week5でバイウィークを消化しているため、試合数に差があります)。パッカーズとドルフィンズに負けたのが2敗ですが、両試合とも「普通なら勝てた」試合。勝負弱い部分があるとも言えますが、チーム力的にはホームでペイトリオッツに互角以上の戦いを見せても驚きではありません。
注目の試合を前に、ビル・ベリチックの記者会見をチェックして、予習しましょう。
(スポンサーリンク)
(この記事から、一部を紹介します。以下の英文は、引用したものです)
Q: As well as getting after the quarterback, how well does Khalil Mack get after the ball?
BB: Yeah, he gets after everybody. He’s a very disruptive player, so he turns it over on sacks, strip-sacks, fumbles, tipped balls, interceptions. He’s a really strong run player, he’s a good pass rusher, he’s got speed, he’s got power. He’s very aware and instinctive. So, yeah, he does more than sack the quarterback ? he knocks the ball away from him, but he knocks it off running backs, too. He’s tough.
Q:カリル・マックは、QBを追う能力と同様に、ボールキャリアーを追う能力も高いと思われますか?
ビル・ベリチック:ああ。彼は誰でも追い詰める。破壊的なプレーヤーだ。サック、ストリップサック、ファンブル、ティップ、インターセプトでターンオーバーを作り出せる。ランディフェンスもいいし、パスラッシュもいい。スピードもパワーもある。状況をよく見ている上に、勘も鋭い。サックができるだけの選手ではない。QBからも、RBからもボールを弾き出す。タフな選手だ。
Q: What kind of challenge does it present that they disguise a lot of their coverages on defense and play a lot of different coverages?
BB: Yeah, it’s going to be a lot of post-snap reads. They do a good job ? [Adrian] Amos and Eddie Jackson. They do a really good job. They’re, I don’t want to say interchangeable, but they can both play free safety, strong safety-type roles. They’re both versatile players, good tacklers. Jackson’s a very instinctive player. He gets to a lot of plays that you normally wouldn’t think he would get to, but he just anticipates them well. I mean, for a young player, he’s a very instinctive player. So, they do a real good job. They’ve been very durable and dependable. They’re out there every snap, so they really never come off the field. They work well together, along with the whole secondary ? [Bryce] Callahan, [Kyle] Fuller, [Prince] Amukamara or however that goes over there at corner. But, when he’s there, that’s a good group.
Q:ベアーズのディフェンスは、カバレッジが多様で、多くの状況でディスガイズを用います。それに対するにはどのような困難がありますか?
ビル・ベリチック:ポストスナップ(スナップした後)で読みが必要になるだろう。(セーフティの2人)エイドリアン・エイモスとエディー・ジャクソンの働きは確かなものだ。「交換可能」という言い方はしたくないが、彼ら2人はフリーセーフティとしてもストロングセーフティとしてもプレーできる。複数の役割を務め、タックルもいい。ジャクソンは思い切りのいいプレーヤーだ。普通なら考えられないことをやるが、彼にとっては、相手を読んだ上でのプレーだ。若いのにプレーをよく理解している。
このように、彼らはいいプレーをし、頑丈で頼りになる。全部のスナップでプレーし、サイドラインに下がることがない。CBとのコンビネーションもいい。CBにブライス。キャラハン、カイル・フラー、プリンス・アルカマラ、誰と組むにせよ、いいセカンダリーだ。
Q: How disruptive is Akiem Hicks in the run and pass game?
BB: Yeah, similar to Mack except he plays inside. He’s strong, physical, very powerful, explosive guy, hard to block – hard to block in the running game, hard to block in the passing game. He’s got good power, knocks the pocket back. But, he’s quick, he can get to the edge, he can make plays with his quickness, as well as he power and his strength, plays hard, tough – good football player.
Q:ランゲームでもパスゲームでも、アキーム・ヒックスは破壊力のある選手と評価されますか?
ビル・ベリチック:ああ。インサイドでプレーしてるが、カリル・マックと似ている。強く、体格もよく、パワーを爆発させるし、ブロックしにくい。ランゲームでも、パスゲームでも、彼をブロックするのは難しい。パワーがあり、ポケットを潰してくる。その上、速さもあって、エッジから回り込める。パワーと同様に、クイックネスでも勝負できる。ハードにプレーし、タフで、とてもいい選手だ。
Q: How different are the skillsets for being disruptive as a pass rusher versus disruptive as a run defender?
BB: Well, for those two guys, they just kind of take them and toss them out of the way, whoever’s in front of them, and get whoever’s got the ball – quarterback, running back. I mean, they’re hard to block. They’re really hard to block.
Q: You’ve see a lot of good pass rushers in your career starting with Lawrence Taylor. Does Mack rank up there with the better ones you’ve seen?
BB: Now, wait a minute. We’re talking about Lawrence Taylor now. Yeah, I’m not putting anybody in Lawrence Taylor’s class. So, you can put everybody down below that. With a lot of respect to a lot of good players now, but we’re talking about Lawrence Taylor.
Q:パスラッシャーとしての強さとランディフェンダーとしての強さに、求められる技術はどのように違いますか?
ビル・ベリチック:彼ら2人について言えば、彼らは誰だろうと邪魔なブロッカーは倒していく。目の前にいるオフェンスラインの選手が誰だろうと、ボールを持っている選手が誰だろうと(QBでもRBでも)。彼らはブロックが困難だ。
Q:あなたのコーチとしてのキャリアには、(※)ローレンス・テイラーを始めとして多くの素晴らしいパスラッシャーがいました。マックも、そのランキングの中に入りますか?
ビル・ベリチック:ああ、待ってくれ。ローレンス・テイラーと比べるのか? 私は誰もローレンス・テイラーと同格には思わない。誰であれ、彼よりは下になるだろう。現役のいい選手たちのことは尊敬するが、ローレンス・テイラーと比べればそうなる。
(※訳注:ローレンス・テイラーは1981年~1993年にニューヨーク・ジャイアンツでプレーしたLB。ベリチックはジャイアンツで、1980年~1984年にラインバッカーコーチ、1985年~1990年にディフェンシブコーディネーターを務めました)
(スポンサーリンク)
鯖缶コメント:いかがでしたでしょうか? ローレンス・テイラーのくだりは面白くて、ツイッターや他の記事でも目にしました。僕は、あまりにも明白に「ランクが違う」と言っていたので、冗談めかして言っているのかと最初は思ったのですが、動画(元記事で見られます)を見ると真顔で言っていて、それも個人的には面白かったです。会見は、訳した部分以降も続きますので、よかったら元記事をチェックしてみてください。
ローレンス・テイラーのキャリアハイライトの動画も置いておきますので、よかったらどうぞ!
Lawrence Taylor - The Greatest Of All Time - YouTube
Belichick: The Making of the Greatest Football Coach of All Time
- 作者: Ian O'Connor
- 出版社/メーカー: Houghton Mifflin Harcourt
- 発売日: 2018/09/25
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログを見る
(↑Amazonのリンクです)