eek9も終わり、今季のレギュラーシーズンも後半戦です。サマータイムも終わって、個人的には「これから本番」というようなイメージもある時期です。
NFLオフィシャルページの、パワーランキングをチェックしてみましょう。
(この記事から、一部を抜粋して紹介します。以下の英文は、引用したものです。)
1位:セインツ(前回4位)
Beat the top-ranked team, take the top spot -- that's how it works for the Saints this week. While the Chiefs have been more consistent over the course of this season, your favorite Power Rankings have been consistently conservative with New Orleans despite the Saints' unquestionable surge -- they didn't even move up a single spot on this board after a Week 8 road win over another surging outfit in Minnesota. So, yes, this leap was due. On Sunday, New Orleans went old school, back to the 2014 days when Drew Brees seemingly had to put up 45 points for this team to even contemplate winning. That long ball to Michael Thomas late in the fourth quarter was the definition of clutch -- a true Hall of Fame play. Oh, we forgot to note Saints' defense. Well, that unit did force two big stops late. That was enough.
ランキングトップのチームを破り、その位置を奪った。今週のセインツ1位は、そういうことだ。今季はチーフスが好調な一方で、セインツの疑いのない上昇について、各種のパワーランキングでは、なぜか慎重な評価をされてきた。week8で、アウェーでミネソタを破っても、順位を変動させなかった(※)。
(※訳注:元記事のElliot Harrison氏作成のランキングでも順位を変えておらず、自らを皮肉っている書き方をしています)
だから、今週のランクアップはマストだ。日曜の試合で、ニューオリンズは数年前のスタイルに戻ったようだった。2014年当時、QBドリュー・ブリーズが勝利を想像するには、想像だけですら45点は取らないといけないように見えたものだ。
4Q終盤の、WRマイケル・トーマスへ通したロングパスこそが「クラッチ」という言葉の定義だ。本物の、殿堂入りクラスのプレーだろう。ああ、セインツディフェンスについて触れるのを忘れていた。うん、終盤で2回ラムズを止めた。それで十分だ。
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2位:ペイトリオッツ(前回2位)
Before you pick at this ranking, realize that the Patriots won -- by multiple scores, no less -- without Rob Gronkowski, Sony Michel and Shaq Mason. Tom Brady picked at the Pack's defense most of the night, being quite familiar with the scheme's czar, former Jets and Bills coordinator (and AFC East foe) Mike Pettine. Then Brady hit the Joshpot with that odd-looking intermediate throw to Mr. Gordon -- a ball that Julian Edelman initially elevated for ... before bringing his hands down in a move that made him look like a red, white and blue PEZ dispenser. Michel's absence meant more was required of James White, who was obviously gassed after that trick-play beaut of a screen. What a well-planned, well-timed, well-better-than-anything-the-Packers-showed play call from New England. Edelman delivered calmly and coolly. Again.
ペイトリオッツを2位にランクすることに文句を言う前に、彼らがTEロブ・グロンカウスキー、RBソニー・ミシェル、RGシャック・メイソン抜きでも2スコア差で勝ったことを認識してほしい。QBトム・ブレイディは試合のうち長時間パッカーズの守備の弱点を突いた。それはディフェンシブ・コーディネーターのマイク・ペティン(以前にAFC東のライバル、ジェッツとビルズでDC経験あり)にとって見慣れた光景だった。そして、WRジョシュ・ゴードンに少し変にも見える中距離パスを通した(WRジュリアン・エデルマンがジャンプして捕球をしようとして、手を引っ込めたので、赤白青の色のPEZディスペンサーみたいに見えた)。
ミシェルの欠場は、RBホワイトにより多くを担わせることになった。ホワイトは、見事に決まったトリックプレーでのロングゲインのあと、息が上がったようだった。よく準備され、仕掛けるタイミングもよく、パッカーズの全てのことよりも見事なプレーコールだった。ホワイトへパスを通したのはエデルマン。落ち着いてクールに決めた。またしても(※)。
(※訳注:2014年シーズンのプレーオフディビジョナルラウンドのレイブンズ戦でも、エデルマンはWRアメンドーラへのパスを通しています。プレーの種類は違いますが、この試合でホワイトへのパスは、その時の再現とも言える、と紹介しています。以下に動画へのリンクを貼り付けておきます)
(ブレイディ→エデルマン→ホワイト)
(ブレイディ→エデルマン→アメンドーラ)
5位:チャージャーズ(前回5位)
Got hazed by a Seahawks fan I met at the airport for being lazy. He said I was pulling generic stats when, in my blurb for Chargers- Seahawks in the Week 9 Game Picks, I noted how many chunk runs the Chargers have manufactured this season. Well, I am not one to take glee at another's misfortune, so I won't say anything. Anyway, important win for the Bolts in a tough place to play. (OK, so now I will mention that the Chargers' runners produced gains of 28, 16, 34, 20, 21 and 14 yards. That's a helluva lot of 10-plus-yard runs for a single game. Oh, let's get back to the column ...) Close call there at the end, as it appeared Jahleel Addae tweaked that last Russell Wilson offering jusssssssssssst a smidge ... but it was enough for big W.
試合前に、シーホークスファンに空港で文句を言われた。私がこの試合の予想した(チャージャーズの勝利を予想)コラムで、どうでもいいなスタッツを引用してるというのだ。私が指摘していたのは、今季のチャージャーズがランでロングゲインを出しているというものだった。
まあ、私には他人の不運を喜ぶような趣味はない。だから何も言うまい。そにかく、ボルツ(※チャージャーズ)にとって、アウェーで挙げた重要な勝利だ(いや、やっぱり書いておくと、チャージャーズはランで28、16、34、20、21、14ヤードのロングゲインがあった。10ヤード以上のランが1試合でこれだけ出るのは多すぎる)。
とは言え、試合の最後はかなり惜しかった。チャージャーズのSジャリル・アダエが、ラッセル・ウィルソンのパスをほんのわずかに触った。その「ほんのわずか」が、この大きな勝利に貢献した。
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7位:スティーラーズ(前回7位)
Don't look now, but Pittsburgh is 5-2-1 and streaking. Credit goes to Ben Roethlisberger, who is much-maligned for his road work (which, it should be mentioned, is not nearly as pitiful as has been reported). Roethlisberger made two highly accurate throws on what was truly the deciding drive in the win over Baltimore, when the Steelers were trying to grind out as much time as possible on their final possession. Twice, Big Ben delivered catchable balls in front of Antonio Brown to convert third downs, eating away precious minutes and thwarting Joe Flacco's ability to answer. When the Ravens finally did retrieve the pigskin, Cam Heyward drove his man right in Flacco's face, with Stephon Tuitt arcing around for the close-the-door sack. Vintage Steelers. Next up: Panthers.
奴らと今は目を合わせるな(※)。ピッツバーグは5勝2敗1分、レイブンズに勝って4連勝だ。この勝利で評価されるべきは、QBベン・ロスリスバーガーだろう。アウェーでのプレーが悪いと過小評価されてきたが、実際のところは言われているほど悪いわけではない。(※訳注:「Don't look now, but~」で、「今は見るとヤバい」というようなニュアンスで、スティーラーズの好調を紹介しています。)
この試合の最後のドライブで、ロスリスバーガーは非常に正確なパスを2つ決め、ボールを保持して時間を使い、スティ-ラーズの勝利を決定づけた。WRアントニオ・ブラウンとWRジュジュ・スミス・シュースターにパスを通し(※)、サードダウンを更新。時間をできるだけ削って、ジョー・フラッコに十分な可能性を残さなかった。(※訳注:英文元記事では2回アントニオ・ブラウンに通したと伝えていますが、実際はジュジュ・スミス・シュースターにも通しています)
レイブンズは何とかボールを取り返すも、DEキャメロン・ヘイワードがポケットを押しつぶし、DEステファン・テューイットがフラッコをサック。レイブンズにとどめを刺した。これぞスティーラーズ。次はパンサーズとの対戦だ。
17位:シーホークス(前回15位)
Ever get the feeling Russell Wilson could win league MVP every year? Where would the Seahawks be without him? Seattle dropped a game to the Chargers on Sunday, and Wilson was far from perfect. Yet there he was, pesky as ever, placing the football between two lunging defenders -- while on the run, mind you -- and straight into David Moore's grill. Drop. Ballgame. (In Moore's defense, the pass was slightly tipped, making it an 8.0 on the difficult-catch scale.) Wilson took off on Sunday more than he has all season, using his legs to advance drives and keep the Seahawks in the game. In the end, Seattle's run defense -- the perceived strength of this group -- owns much of the blame for faltering against a verifiable contender. Those 160 rushing yards on a mere 22 attempts were the backbone of multiple scoring marches by the Chargers.
毎年、QBラッセル・ウィルソンはMVPを取れるのではと思ってる気がするのは気のせいだろうか。もし彼がいなかったらシーホークスはどうなるんだ? シアトルはチャージャーズに負け、ウィルソンは完璧からは程遠い出来だった。
とは言え、彼は出場してたし、いつもどおり油断できないプレーで、ディフェンダーの間にパスを通し、もちろんランも見せた。そして、WRデイビッド・ムーアの目の前にパスを投げた。しかし、ドロップしてゲームオーバー(ムーアの弁護をしておくと、ボールはわずかにティップされていて、キャッチ難度8.0のパスだった)。今季の他の試合と比べると、ウィルソンはポケットから出て自身の足でシアトルの進軍を牽引した。
しかし結局のところ、シアトルのランディフェンスの方がより責められるべきだろう。チームの強みとも思われていたが、チャージャーズのような有力チームには通じなかった。22回のランで合計160ヤードを許し、チャージャーズのTDドライブの原動力にさせてしまった。
18位:タイタンズ(前回22位)
Wow. That Monday night triumph over the Cowboys was this franchise's most important regular-season win in a long time. Shoot, maybe even more significant than the playoff victory in Kansas City. There was nothing fluky about the Titans' win. Tennessee straight took it to Dallas -- gang tackling, holding coverage and pushing the football down the field on offense. On that note, OC Matt LaFleur deserves much credit for making the appropriate calls time and again, taking advantage of what had been the stingiest scoring defense in the NFL. Marcus Mariota delivered, as well, especially on that skinny post that he laced between Sean Lee and two Cowboys safeties. Dion Lewis performed. Put another way: This was a total team win. Next up: Patriots. Double wow.
ワオ。マンデーナイトのカウボーイズ戦の勝利は、この数年のタイタンズにとって最も重要なレギュラーシーズンでの勝利だ。いや、ひょっとしたら昨季のプレーオフでカンザスシティに勝った試合よりも素晴らしかったかもしれない。
この試合の勝ちは、まぐれでは全くない。ダラスと戦ってもぎ取ったものだ。(ディフェンスでは)激しくタックルし、粘り強くパスカバーを続け、オフェンスではボールを動かし続けた。
オフェンシブコーディネーターのマット・ラフルールはもっと評価されていいだろう。適切なプレーコールを繰り返し、(このゲーム開始前まで)リーグ最少失点だったダラスから十分な得点を挙げたのだ。
QBマーカス・マリオタの出来もよく、カウボーイズLBショーン・リーと2人のセーフティーに囲まれたWRダリアス・ジェニングスへ通したパスは特に見事だった。RBディオン・ルイスも活躍した。要するに、まさにチームでの勝利だ。次週の相手はペイトリオッツ。ダブル・ワオ。
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鯖缶コメント:英文元記事では、導入の文章でランキングトップの4チームについて、「セインツ:一番バランスがいい」「ペイトリオッツ:トップQBとベストコーチ」「チーフス:まだ一度も止まってない圧倒的なオフェンス。ただしディフェンスは疑問」「ラムズ:タレントはナンバー1の充実。でも2連敗してたかも(※week8のパッカーズ戦の辛勝)」と紹介していたのが、現状のまとめとしてはわかりやすいかな、と思いました。
他に上位4チームを脅かせる可能性のあるチームとしてはチャージャーズ、パンサーズ、もしかしたらスティーラーズと紹介していました。ランキング上の順位はともかくとして、この7チームが有力なのは間違いなさそうです。プレーオフ進出は12チーム。NFC、AFCとも、第6シード(ワイルドカード2チーム目)は相当多くのチームが狙えそうなので、楽しみにしたいですね。