鯖缶NFL三昧

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NFL、クビの危ういヘッドコーチは?

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2018年のレギュラーシーズンも、いよいよ中盤戦から終盤戦へ入っていく時期となりました。シーズンの今後の見通しを占う意味でも、「どのチームのヘッドコーチのクビが危ういか?」というのはよく出てくる話題です。

espnの記事をチェックしてみましょう。

www.espn.com

(この記事から、一部を抜粋して紹介します。以下の英文は、引用したものです。week11の日曜を迎える前に出た記事です)

 

Winning Super Bowls buys head coaches a lot of job security in the NFL. However, string together a few disappointing seasons and that security evaporates quickly.

That's the case for a couple of our coaches on the hot seat as we enter Week 11. For other coaches, mediocrity and below-average performance got them in trouble.

 

スーパーボウルの勝利は、NFLのヘッドコーチにかなりの職の安定をもたらすものだ。しかし、ファンを失望させるようなシーズンがその後続けば、職の保証も簡単に消え失せる。

今季のweek11を迎え、それに当てはまるコーチが2人いて、クビが危ういかもしれない。その他にも、チームを平凡な成績や平均以下のパフォーマンスから引き上げられない数人のコーチは、同じような状況にある。


(以下のコーチを、「on the hot seat」→電気イスの上にいる、クビが危うい状況、とリストアップして紹介しています。記事の一部を訳します)

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Mike McCarthy, Green Bay Packers
マイク・マッカーシー、グリーンベイ・パッカーズ

(今季4勝5敗1分、通算125勝75敗2分)
(FPIでのプレーオフ残留確率:30.7%)

A playoff berth could change his status -- and McCarthy has turned around seasons before, so that can't be ruled out -- but this could be headed down a different path. That's even the vibe in the locker room, where veteran receiver Randall Cobb said last week, "We've lost games before, but this just feels different."

過去数シーズンにも似たような状況があったように、プレーオフ進出を果たせば、このリストからは外せるかも知れない。しかし、今季は過去とは違う状況になるかもしれない。自軍のロッカールームの中からも、そういった雰囲気は伝わってくる。WRのランドール・コブは、「今までも何度も敗戦を経験してきてるけど、今季はそれとは違うように感じる」と語っている。


John Harbaugh, Baltimore Ravens
ジョン・ハーボー、ボルティモア・レイブンズ

(今季4勝5敗、通算98勝71敗)
(FPIでのプレーオフ残留確率:36.8%)

The Ravens' season is spiraling downward, with three consecutive losses, and Harbaugh was already being asked about his job security at the midway point of the season. "I've never been someone who's worried about keeping a job," Harbaugh said. If Baltimore fails to make the playoffs for a fourth straight season, it's considered a foregone conclusion that Harbaugh's 11-year run is over. It might take more than a postseason berth to save Harbaugh, even, considering the Ravens are 42-43 since winning the Super Bowl in February 2013.


レイブンズの今季は3連敗で下降線を向いている状況。シーズン中盤ですでに、ハーボーは自身のポストを維持できるかについて聞かれている。「自分のクビを心配して采配を振るうヘッドコーチなど聞いたことがない」と彼は語る。

もしボルティモアがプレーオフ進出を逃せば、4年連続となる。そうなれば、ハーボーが11年務めたヘッドコーチ職を失うことは既定路線と見られている。2013年2月にスーパーボウルを制覇して以降のレイブンズの成績が42勝43敗であることを考えれば、プレーオフ進出だけでは足りないかもしれない。


Jason Garrett, Dallas Cowboys
ジェイソン・ギャレット、ダラス・カウボーイズ

(今季4勝5敗、通算71勝58敗)
(FPIでのプレーオフ残留確率:34.6%)

With the win at Philadelphia, Garrett's seat cooled down, but a loss this week at Atlanta and the heat would go right back up. Garrett is in his eighth full season and has just one playoff win and two playoff appearances. Jerry Jones believes he has a young, talented team on the rise and needs to see results. Perhaps the Eagles win is the start of a run for the Cowboys, but they have not won consecutive games this season. At the start of training camp, Jones said Garrett was not on the hot seat, but that was something he had to say to protect his coach from constant questions.

week10でフィラデルフィアに勝ったことで、ギャレットの立場は安泰になったかもしれない。ただし、week11でアトランタに負ければ、再びクビが危うくなるだろう。ギャレットは(2010年途中にHC就任以来)今季で8季目となるが、その間プレーオフ進出2回、プレーオフでの勝利は1回だ。オーナーのジェリー・ジョーンズはチームには若く才能のある選手たちがいると信じており、彼らに結果を与えたいと考えている。

week10のイーグルス戦の勝利は今後の連勝のきっかけになるかもしれないが、一方で今季のカウボーイズに連勝がないのも事実だ。

トレーニングキャンプの時点では、ジョーンズはギャレットのHC職は安泰と明言していたが、それも周囲から継続的にギャレットを疑問視する声を認識して、言わねばならなかったという側面もある。

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鯖缶コメント:上記3人のヘッドコーチは、通算成績を見ればわかるように、標準以上のヘッドコーチであることは間違いないですよね
(スーパーボウル勝利のあるマッカーシーとハーボーは特に)。


しかし、チームのオーナーにとっては、今以上の成績を求めるのもうなずけるところ。ファンとしても複雑な心境かもしれません。パッカーズ、レイブンズ、カウボーイズのシーズン終盤に注目ですね。


英文元記事では、他にブロンコスのバンス・ジョセフ、バッカニアーズのダーク・コエッター、ジェッツのトッド・ボウルズの名前を挙げていました。ぜひチェックしてみてください。

 

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