鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)ファンの個人ブログです。

【NFL2019】week5 パワーランキング

(スポンサーリンク)

week4までスケジュールを消化したNFL。先発QBにケガが出てフットボールの女神の無慈悲を感じましたが、控えQBが力を見せリーグを盛り上げているな、というのが個人的な印象です。

 

NFL公式より、パワーランキングの記事をチェックしてみましょう。一部を引用して訳しました。(記事のタイトルの「week5」はweek5を迎えた時点でのランキングで、記事内で語られている試合はweek4についてのものです)

 

【引用元】

www.nfl.com

(以下の英文部分は上記記事より引用したものです。訳や単語の意味は当ブログで作成しました。ぜひ元記事で全文をチェックしてみてください)


1位 ペイトリオッツ(4勝0敗)

The Patriots' defense balled out again Sunday, forcing four turnovers in a tough road matchup against an equally game Bills defense. When the revitalized Jamie Collins snatched a Matt Barkley floater out of the air for the game-clinching interception, it finished a day of covering for New England's slumping offense.

ball out 楽しく過ごす、うまくやる
game (形容詞)勇敢な、倒れるまで屈しない
revitalize 新たな活力を与える、蘇らせる
snatch ひったくる、つかみとる
out of the air 空中から
game-clinching 勝利を決定づける
cover for (失敗を)かばう
slump スランプになる

 

ペイトリオッツのディフェンスはまたこの日曜も躍動し、同じくディフェンスが好調なビルズとのアウェーでの厳しい対戦だったが、相手から4つのターンオーバーを奪った。(ペイトリオッツに復帰して)蘇ったLBジェイミー・コリンズはQBマット・バークリーが浮かせたボールを、空中からつかみ取って、勝利を確定させるインターセプトを決めた。このプレーで、ニューイングランドオフェンスの不調を尻拭いし続けた試合を締めくくった。

 

Here's a great stat from Greg Bedard: The Pats have had 22 possessions since taking a 20-0 lead over the Jets in Week 3 -- only four of those drives have gone longer than five plays. Brady looked utterly lost in Buffalo, finishing with 3.8 yards per attempt -- in the dreaded Gabbert Zone for NFL quarterbacks.

lost in ~で迷子になる

 

Greg Bedard(※)が指摘したとても面白いスタッツを紹介しよう。パッツはweek3のジェッツ戦で20-0とリードして以来、5プレーを超えたドライブはわずか4回である。ブレイディはバッファローで完全に迷子になってしまったように見える。パスアテンプトごとの平均は3.8ヤードで、このスタッツはNFLのQBとしてはギャバード(※)レベルのみじめなものだ。

 

※Greg Bedardは、ボストン・スポーツジャーナルの記者
ツイッター→Greg A. Bedard (@GregABedard) | Twitter

 

※ギャバード:現在バッカニアーズの控えQBのブレイン・ギャバートを引き合いに出しているものと思います。ギャバートのヤードパーアテンプトの成績は、実際には6.1ヤードです。

Blaine Gabbert Stats | Pro-Football-Reference.com

 

When Bill Belichick settled for a 23-yard field goal with the Pats up 13-10 and sitting at the Bills' 4-yard line late in the third quarter, was it a show of faith in his defense or a signal of doubt in his Brady-led attack? Probably both.

settle for ~でよしとする(妥協する)

 

3Q終わり頃、13対10でパッツがリード、敵陣4ヤード地点まで進んだ状況で、HCビル・ベリチックは23ヤードのフィールドゴールを選択した(ギャンブルでTDを狙いにいかなかった)。これは、自分たちのディフェンスに自信がある表れだろうか、それともブレイディが率いるオフェンスに自信がなかったか。おそらく両方だろう。

(スポンサーリンク)

 

 

3位 セインツ(3勝1敗)

It's not just that the Saints are now 2-0 with Drew Brees sidelined. It's who they've beaten -- the Seahawks in Seattle and the Cowboys at the Superdome -- and the manner in which they've done it. These have been team-wide efforts illuminating just how deep and well-coached this group is. You'd have to think these are two of the most rewarding regular-season wins of Sean Payton's illustrious run in New Orleans.

well-coached よくコーチされた、統制の取れた
illustrious 傑出した、輝かしい
run 連続、ひと続き(連勝や連続得点など)


QBドリュー・ブリーズがサイドラインに退いても2勝0敗の成績を得ている、というだけの話ではない。重要なのは、倒した相手だ。セインツは、シーホークスを敵地シアトルで倒し、カウボーイズをスーパードームに迎えて倒した。そして、その勝利を遂げた内容も素晴らしい。彼らは、チーム全体で戦い、層の厚さと、いかにしっかりと統制が取れているかを示した。この2試合は、HCショーン・ペイトンが率いてきたニューオーリンズの中でも、傑出した連勝と言えるだろう。

 

On Sunday, the Saints' defense forced three turnovers and held a talented Cowboys attack to just 257 yards in a 12-10 win. It was the rarest of outcomes for New Orleans, which won for the first time in the Payton era without scoring a touchdown.

outcome 結果、結末
era 時代


日曜の試合で、セインツディフェンスは3つのターンオーバーを奪い、カウボーイズの優秀なオフェンスをわずか257ヤードに抑え、12対10のスコアで勝利した。これは大変珍しい結果で、ショーン・ペイトン時代で初めてTDなしで勝利した試合となった。

 

It would help if Brees' fill-in at QB, Teddy Bridgewater, gave the team a little more -- he's been more down than up so far -- but the Saints are showing they don't need a star under center to stack wins. How many teams can claim that?

fill-in 代役

 

ブリーズの代役QBであるテディ・ブリッジウォーターがより貢献できれば(今のところマイナス面が目立つが)、チームはさらに強くなるだろう。しかし、セインツは勝つために、センターの後ろ(のQBのポジション)に、スターは不要だと示した。どれだけのチームがそんなことを言えるだろうか。


6位 イーグルス(2勝2敗)

The Eagles produced a tremendous team effort on Thursday night at Lambeau Field. Facing an undefeated Packers team, on the road, on a short week, with several key players still sidelined, coach Doug Pederson received huge efforts from both sides of the ball in a crucial 34-27 win.

tremendous 巨大な、ものすごい
short week ショートウィーク(※サーズデーナイトで試合がある場合、準備期間が短いためこう呼ぶ)
both sides of the ball 攻守両面で

 

イーグルスはチーム全体のすさまじい頑張りをランボーフィールド(※パッカーズ本拠地)でのサーズデーナイトで見せた。今季ここまで無敗だったパッカーズに立ち向かい、アウェーで、ショートウィークで、何人かのキープレーヤーを欠いたままにも関わらず、HCダグ・ピーダーソンは攻守両面での頑張りを受け、34対27の重要な勝利を得た。

 

The defense stepped up with two goal-line stands in the fourth quarter, and the running game gave the offense much-needed balance on the way to 176 yards. Carson Wentz threw for just 160 yards, but he finished with three touchdowns and avoided the big mistake.

goal-line stand ゴールライン直前で相手オフェンスを止める

 

ディフェンスは立ち上がり、4Qに2回ゴールライン直線でのストップを見せた。そして、ラン攻撃で176ヤードをゲインしてオフェンスに必要だったバランスを与え、QBカーソン・ウェンツはヤードこそ160ヤードに留まったものの、3TDを挙げ、大きなミスをしなかった。

 

Green Bay quarterback Aaron Rodgers couldn't say the same thing after his forced end-zone pass in the final minute led to the game-clinching interception by Nigel Bradham. Now 2-2, the Eagles get nine days to recover and prep before the winless Jets come to town. Order has been restored.

prep 準備する

 

一方で、グリーンベイのQBアーロン・ロジャースは同じようにミスがなかったとは言えない。ゲームの最終盤でプレッシャーを受けてエンドゾーンに投げたパスは、LBナイジェル・ブラッドハムによる試合を決めるインターセプトに終わった。これで2勝2敗いなったイーグルスは、9日間休み、準備をして今季未勝利のジェッツをホームに迎える。秩序は再び戻りつつある。


18位 ジャガーズ(2勝2敗) 

Do you believe in Minshew Magic? For the second consecutive week, the Jaguars' backup quarterback got off to a slow start, and for the second consecutive week, Gardner Minshew II closed strong in a Jags win. Minshew is so incredibly calm in the pocket, an enviable trait on display on both of his touchdown passes.

the second consecutive week 2週連続で
get off ~離れる、出発する
slow start スロースタート(試合の序盤やシーズンの序盤で苦戦する)
calm 冷静な
enviable ねたましい、うらやましい
trait 特徴
display (実力を)示す、(能力を)発揮する


あなたは、ミンシュー・マジックを信じるか? 2週連続で、ジャガーズの控えQBはスロースタートで試合に入り、そして2週連続で、ガードナー・ミンシュー2世は、終盤に調子を上げジャガーズを勝たせた。ミンシューはポケット内で驚くほど冷静で、2つのTDパスではうらやましいほどの強みを発揮した。

 

Minshew didn't beat the Broncos alone, however. Josh Lambo, who's been excellent since joining the Jags in 2017, went 4 for 4, including the game-winner at the gun, and Leonard Fournette, much-maligned for most of his Jags career, piled up a career-best 225 rushing yards, with much of that damage being done in the second half.

game-winner 決勝点
at the gun 銃口を突きつけられて(※絶体絶命で、プレッシャーのかかる状況で、という意味と思われますが
、あまりしっかり調べられませんでした)
much-maligned 厳しく中傷された

 

とはいえ、ミンシューは1人でブロンコスを倒したわけではない。2017年にジャガーズに加わってから優秀な成績を挙げているKジョシュ・ランボーは4本のFGを4本とも決めて、その中の1本はプレッシャーのかかる決勝FGだった。そして、ジャガーズに入団以来、多くの時間で厳しく批判されてきたRBレナード・フォーネットはキャリアベストとなる225ヤードのラッシングヤードを積み上げ、そのほとんどは後半に挙げたものだった。

 

When Nick Foles was injured in Week 1, it looked like the Jags would be done with relevant football by Halloween. Instead, Jacksonville looks like a very real contender in the tight AFC South. Come play with your friends, Jalen!

relevant 関係のある、意味のある

 

QBニック・フォールズがweek1にケガをした時には、ジャガーズはハロウィーンの頃にはプレーオフに残る可能性が消えているように思えた。しかし、ジャクソンビルは大接戦のAFC南でトップを争う有力候補に今では見える。ジェイレン(※)よ、仲間たちとプレーするんだ!


※チームに、自らトレードを志願していると伝えられているCBジェイレン・ラムジーは、この試合欠場しました。

(スポンサーリンク)

 

 

鯖缶より:昨季のSB覇者で、現在無敗のペイトリオッツをランキングトップとしていました。まだ昨季プレーオフ進出のチームとあたっておらず、本当の強さは測りにくい状態ですが、「1位」に置いておいた方が、「ペイトリオッツから王座を奪うのはどのチームか」というストーリーは見えやすくなるので、これで妥当な気もします。

 

一部の紹介にとどめましたので、ぜひ引用元で他の順位もチェックしてみてください。パッカーズ(3勝1敗でランキング9位)に勝ったイーグルスを(2勝2敗でも)、6位にランキングさせたり、いろんな理屈(屁理屈)で順位を決めているので、NFLを語る時によく出てくる言い回しがチェックできるます。「英語でNFL」の教材としてもとてもおすすめです。

 

 質問、訂正、補足、リクエストなどがあればどうぞ遠慮なさらずコメントください。お答えできるかはわかりませんが、ブログのネタにもなりますので大変助かります!

(ツイッター、フォローお願いします↓)