鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)ファンの個人ブログです。

【NFL2019】week6 パワーランキング

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2019NFLも、week5までスケジュールを消化しました。個人的な印象としては、「あっという間」です。シーズン直前のラックの引退、アントニオ・ブラウン騒動、フォールズ、ロスリスバーガー、ニュートン、ブリーズのケガ、それぞれの順番がうまく思い出せないほどです。


気楽なミーハーファンの僕ですら、「情報が多すぎて追いつかない!」とめまいがするほど(楽しいものですが)。コーチたちの消耗を想像すると、気が遠くなる思いがします。


さて今週もNFL公式から、パワーランキングをチェックしましょう。どのチームが上昇傾向なのか、どのチームが下降傾向なのか、シンプルに確認できます。(記事のタイトルの「week6」はweek6を迎えた時点でのランキングということで、記事内で語られている試合はweek5についてのものです)

 

【引用元】

www.nfl.com

(以下の英文部分は上記記事より引用したものです。訳や単語の意味は当ブログで作成しました。ぜひ元記事で全文をチェックしてみてください)

 


1位 ペイトリオッツ(5勝0敗)

The Patriots' passing game has struggled of late, so Josh McDaniels called on his ground attack to spark the offense. That did the trick. After a first half in which Tom Brady threw the ball 31 times and New England managed just 12 points against the lowly Redskins, the Pats shifted gears and ran over Washington in a 33-7 win.

call on 要求する、求める
do the trick 目的を達成する、うまくいく
shift gear ギアを変える
run over (車で)ひく (※shift gear、run overとラン攻撃=ground attackの成功を、車用語のたとえで伝えています)

 

ペイトリオッツのパス攻撃はここのところ苦戦していたので、OCジョシュ・マクダニエルズはラン攻撃にオフェンスを加速させるよう要求した。そして、それが奏功した。QBトム・ブレイディが31回パスを投げ、それでもニューイングランドが下位に沈むレッドスキンズを相手に得点はわずかに12点だった前半。後半になると、ペイトリオッツはギアを上げ、ワシントンを蹂躙し33対7で勝利した。

 

Sony Michel led the way, finishing with 91 yards on 16 carries with a touchdown. The ground game freed up Brady, who passed for 348 yards and two touchdowns a week after one of his worst passing performances in a narrow win over the Bills. The defense was its dependably dominant self, though the challenge wasn't exactly steep against Colt McCoy and a lost Redskins team that fired its head coach a day after the game. The Pats are 5-0, with more layups to come against the Giants and Jets.

free up ~を開放する
steep 急勾配の、険しい
dominant 支配的な
lost 途方に暮れた

ソニー・ミシェルが攻撃を牽引し、16キャリーで91ヤードをゲイン、1TDを挙げた。ラン攻撃によってブレイディは自由になり、348ヤードと2TDをパスで獲得した。彼のキャリアでも最もパスが低調だった前週のビルズ戦の辛勝から調子を戻した。ディフェンスは相手を支配する頼もしい姿だった。とはいえ、相手にしていたのはQBコルト・マッコイと途方に暮れたレッドスキンズで、彼らはこの試合後にHCジェイ・グルーデンを解雇した。パッツは5勝0敗。さらにジャイアンツ、ジェッツと(バスケの)レイアップのように、勝てる可能性の高い試合が続く。


3位 チーフス(4勝1敗)

The best offense in football looked anything but on Sunday night, managing just 13 points in an eye-opening loss to the Colts at Arrowhead. The Chiefs took a turn for the mortal when Patrick Mahomes aggravated an ankle injury after being stepped on by a teammate in the third quarter. The reigning MVP had a noticeable limp for the rest of the game and lacked the mobility that helps make him the game's most dangerous talent.

mortal 死を免れない、死ぬ運命にある
aggravate 悪化させる
limp 足を引きずる、足をかばって歩く
reigning トップに君臨している、(王、女王が)在任中の

 

フットボールでベストのオフェンスはサンデーナイトで本来の姿からは程遠く、何とかして13点を挙げたのみで、驚くべきことに、本拠地のアローヘッドでコルツに敗れた。3Qでチームメイトに足を踏まれ、QBパトリック・マホームズが足首のケガを悪化させたときに、チーフスは息の根が止まる方向に動き出した。そのプレーの後、昨季のMVPは目に見えて足を引きずり、これまで彼をこのスポーツで最も危険な選手である原動力になってきた俊敏性を失った。

 

With the reigning MVP compromised, the rest of the Chiefs were unable to pick up the slack. The run game managed just 2.6 yards per carry, and the defense was unable to come up with a big stop, as the Colts ran the ball repeatedly in the final quarter. So ... is this game an aberration for the Chiefs, or is it a hint of more struggles to come? We imagine a lot of that depends on how quickly Mahomes heals up.

pick up the slack 不足を補う
aberration 逸脱、例外的な状況

 

マホームズがケガで動きを制限されたが、残りの選手たちはそれを補うことはできなかった。ラン攻撃はキャリー平均で2.6ヤードに留まり、最後のクオーターでランを繰り返したコルツに対し、ディフェンスはビッグストップを引き寄せられなかった。これ(この日のオフェンスの苦戦は)はただの例外なのか、それともさらなる苦戦の前兆なのか。マホームズがどれだけ早くケガから回復できるかが、今後を占う大きな要素となるだろう。

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4位 49ers(4勝0敗)

Nick Bosa is a bad man. The No. 2 overall pick announced himself as an NFL star on "Monday Night Football" against the Browns, stuffing the stat sheet to the tune of two sacks, two tackles for loss, five quarterback hurries, a forced fumble and a fumble recovery.

stuff 詰め込む

 

DEニック・ボサは悪いヤツだ(※)。1巡全体2位指名の彼は、マンデーナイトフットボールでブラウンズと対戦し、自身がNFLのスターであることを示した。2つのサック、2つのタックル・フォー・ロス、5つのQBハリー、ファンブルフォースとファンブルリカバリーを1つずつという成績でスタッツシートを埋めた。

 

※原文の「bad man」の意味は「悪い男」「悪人」ですが、「暴力団員、ギャング」を指すようです。また、「スゴい奴」の意味でも使うようです。ニック・ボサ、ジョーイ・ボサの曽祖父は、ギャングの大ボスだったそうです。

参考記事↓

Nick Bosa and Oddest Tidbit of the 2019 NFL Draft | SI.com

 

Yes, he planted his flag in more ways than one. Bosa was the face of a nearly perfect performance by the 49ers, who are 4-0 for the first time since 1990 and have an NFC-best +70 scoring differential. The blowout of the Browns sets up a Week 6 matchup against the defending NFC champion Rams. It's the Niners' biggest game since Jim Harbaugh roamed the sidelines.

blowout 圧勝、楽勝
roam 歩きまわる

 

そう。彼が旗を突き立てたのは、1つだけの方法ではなかった(※)。ボサはほとんど完璧なパフォーマンスだった49ersの代表と言えた。49ersはこれで1990年以来となる4勝0敗。+70得失点差はNFCベストだ。ブラウンズに一方的な勝利して、week6には昨季のNFCチャンピオンのラムズと戦うことになる。これは、サイドラインにジム・ハーボーがいた時代(※)以来の重要な一戦となる。

 

※前半終了間際のプレーで、ボサはQBメイフィールドをサック。そのセレブレーションとして、旗を大きく振って地面に突き刺す身振りを披露しました。これは、2017年にオクラホマ大(メイフィールド)がオハイオステート大(ボサ)を倒した際に、メイフィールドが実際にやったパフォーマンス(かなり挑発的)を、やり返したもの。その因縁を知るファンには大ウケだったようです。

その場面の動画↓

Nick Bosa Plants the Flag on Baker - YouTube

 

因縁について参考記事↓

Nick Bosa trolls Baker Mayfield with epic flag planting

 

※ジム・ハーボーは2011~2014のHC。49ersは2013シーズンにNFCチャンピオンシップ(シーホークスに敗退)まで進出して以来、プレーオフ進出を果たしていません。現HCカイル・シャナハンは2017年から指揮を執り、今季で3シーズン目です。


7位 シーホークス(4勝1敗)

Thank you, Greg Zuerlein. The Rams kicker couldn't convert on a 44-yarder in the final seconds on Thursday night, allowing the Seahawks to escape with a 30-29 win at a raucous Clink. That was a great football game.

raucous 耳ざわりな、騒々しい
Clink シーホークス本拠地、センチュリーリンク・フィールド

ありがとう、グレッグ・ズーライン。ラムズのキッカーはサーズデーナイトの最後のプレーとなった44ヤードのFGを決められず、シーホークスは騒がしいホームフィールドで、30対29で逃げ切り勝利した。すばらしい試合だった。

 

Russell Wilson stood out as the best player on the field, throwing four touchdown passes with just six incompletions in a near-perfect effort. By the end of the game, Seahawks fans were chanting "M-V-P!" at their quarterback -- and it's not a crazy thought. Through five games, Wilson has career-high marks in completion percentage, passing yards, yards per attempt and passing touchdowns for the 4-1 Seahawks.

stand out 目立つ
chant 歌う、コールをあげる

 

QBラッセル・ウィルソンはフィールドのベストプレーヤーとして突出した存在感を見せた。4TDパスを投げ、パス不成功はわずか6回のほぼ完璧な出来だった。試合が終了するまでには、シーホークスファンは「M・V・P」と彼らのQBを盛り上げた。これは何もおかしな考えとは言えない。4勝1敗となっている今季の5試合を通じて、ウィルソンはキャリアハイの成績を挙げている。それは、パス成功率、パスヤード、ヤード・パー・アテンプト、パスTD数についてだ。

 

On Thursday, he was unstoppable. According to NFL Next Gen Stats data, Wilson threw for 130 yards on the run, the highlight being an almost impossible TD pass to the back corner of the end zone hauled in by Tyler Lockett. The play had a catch probability of 6.3 percent. Six. Point. Three.

木曜の試合で、彼は止めようがなかった。「NFL Next Gen Stat」によれば、ウィルソンは走りながらのパスで合計130ヤードを稼いだ。特にすごかったのはエンドゾーン奥のコーナーに投げWRタイラー・ロケットがキャッチしたTDパスだ(※)。このプレーの成功確率は6.3%。もう一度伝える「6.3」だ。


右利きのウィルソンが左方向に走りながら投げる難易度の高いパス。ロケットもよくカバーされていましたが、ピンポイントのコントロール。ロケットも両足をエンドゾーン内に残しながらボールを確保した見事なレシーブでした。
(動画リンク↓)

Did Tyler Lockett Just Make the Best Catch of the Year? - YouTube

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鯖缶より:ラッセル・ウィルソンは完璧に近い出来で、MVPレースがあるとすれば、マホームズをweek5で抜いた印象でしょう。でも、最後のFGが決まっていればラムズが敵地で勝利していたことを思うと、ラムズも敗れたものの充実してることは間違いありません。無敗の49ers含め、NFC西はハイレベルな争いになりそうです。

 

そして、NFC北も4チームが勝ち越していて大注目です。引用元としたNFL公式サイトのパワーランキングでも、パッカーズが5位、ベアーズが11位、ライオンズが13位、バイキングスが16位と、こちらも大混戦。シーズン中盤が楽しみです。

 

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