NFL2019シーズンを、僕の野次馬ツイートでミーハーに振り返っています。ペイトリオッツが中心です。
(1つ前はこちら↓)
【コラム】鯖缶的NFL2019振り返り④ - 鯖缶NFL三昧
もくじ
- week11 NE@PHI ペイトリオッツ17-10イーグルス
- week12 DAL@NE カウボーイズ9-13ペイトリオッツ
- week13 NO@ATL セインツ26-18ファルコンズ
- ラマー・ジャクソンのシーズン
- week13 NE@HOU ペイトリオッツ22 - 28テキサンズ
week11 NE@PHI ペイトリオッツ17-10イーグルス
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僕「レッドゾーンまでボールが進むと、守るエリアが狭くなるから、攻めるのが難しくなる。そこが醍醐味なわけ」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 18, 2019
妻「ペイトリオッツがレッドゾーンで苦労してる現状はむしろ面白い、と?」
僕「いや、それは相当胃が痛い」
僕「わかってても止められない、止めるのが難しい、みたいなプレーがあってこその、その裏の奇策が生きてくるわけ。トリックプレーを出したタイミングはよかったけど、手段に苦労してるってことでもある」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 18, 2019
妻「じゃあエデルマンのTDパスはうれしくない?」
僕「いや、それはまあ、最高なんだけど」
オフェンスの苦戦を、自分自身で心配してるかを聞かれたブレイディ
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 18, 2019
"I don't think it matters what I think, it matters what we do."
「僕がどう思うかは問題じゃない。大事なのは、僕らが何をやるかだ」
ペイトリオッツは、week9でレイブンズに敗れ、バイ・ウィークを経てのイーグルス戦。アウェーで10点差を逆転した試合なので、ファンとしての僕は「大げさに悲観するほどの状況でもないのでは?」となんとなく感じていた。ただ、「1st&goalまで運んでから、ノーハドルでTD」みたいなシーンが出ずに、「2019シーズンのペイトリオッツらしさ」が出たゲームだった。
week12 DAL@NE カウボーイズ9-13ペイトリオッツ
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DAL@NE 感想
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 25, 2019
・優位にゲームを進めてたので、1ポゼ差から2ポゼ差に広げるドライブが欲しかったけどそれが出なかったのは前週と同じ。
・将棋で言えば、2手差で勝てたはずなのに、1手差だった感じ。でも、「しっかり読みきった1手差。あの天候のなかちゃんとまとめた」とも言えそう。
・この試合では安定しなかったパントユニットも、最後で8ヤードに落として仕事した。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 25, 2019
・ミシェルのランも、「ランとわかりきった状況(最後のポゼッション)」で1stダウン更新したのはよかった。
・ブレイディもパスラッシュへのアウェアネスは健在だったし、正確に投げたパスもいくつかあった。
・D#で勝負できるチーム(だから、QBのミスの少なさ(健在っぽい)、ラン(上向いてくれ)、パント(昨季よりいいはず)は重要。4点差でも、手応えのある勝利だったのでは?(ハラハラしたけど)
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 25, 2019
・守備で勝負するPats、僕の短いファン歴では初めてなので楽しい。
前週のイーグルス戦のツイートとこうやって並べると、「ペイトリオッツ、大丈夫…!」と必死に言い聞かせてる感じがにじみ出ていて、我ながらいじましい。確かに、悪天候だったけど、あと1ドライブでいいからTDまでもっていけるオフェンスが見たかった。
「各ドライブの攻守の内容は決して圧倒してるわけでもないのに、気づいたら4Q始めで10点リード」という試合展開が、ペイトリオッツのホームゲームでは定番の1つだったはずが、それが出なかった。
とはいえ、この時点でペイトリオッツは10勝1敗でAFCトップ。10勝1敗の成績でテンション落ちまくりなんだから、贅沢なものである。
week13 NO@ATL セインツ26-18ファルコンズ
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NO@ATLを雑に見た麻雀好きNFL民
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 29, 2019
「パントブロック、レシーブTD、ラッシュTDって、これ役満でしょ」
「ああ、リーチ・一発・ツモ・テイ・サム・ヒルね。マジ役満」
「つか、オンサイドキック3連続も役満でよくね?」
「いや、それはその後TDツモらないと不成立」
「惜しかった~」
2019シーズンの振り返りの1つとして、「テイサム・ヒル」の存在は外せない。2018シーズンにブレークしたと思うけど、2019シーズンでは「NFLの“顔”の1人」と言えるまでになったのでは。この試合は「名勝負」という感じでもないんだけど、テイサム・ヒルのパントブロックとTD2つがあるので、ハイライト貼り付けておきたい。
ところで、この試合にはもう一つ珍事が起こって、それはオンサイドキックの2連続成功。しかも、じつは1本目の成功の前にも、もう1本成功していて、それはオフサイドで取り消しになっていた(※ハイライトの実況は誤審だと指摘しています)ので、事実上3連続の成功。
4Q、残り10分で14点差。ライアンにファンブルが出てターンオーバー、セインツFGによって17点差で残り6分半。ファルコンズファンもさすがに諦めたのか、客席はガラガラだった中で「まさかのワンチャンス」を作り出した。
ファルコンズのキッカーはヤンウェイ・クー。キッカーのマット・ブライアントがシーズン途中にリリースされ、week10からファルコンズのキッカーを務めていた。
僕は知らなかったんだけど、クーはトリックキックの名手らしくて、身体能力も抜群という話。テイサム・ヒルに続いて、「マンガかよ」みたいな選手になったら面白いな、と想像したりした。(動画貼り付けておきます↓)
(ところで、テイサム・ヒルはすっかり「スイス・アーミーナイフ」の代名詞になった感じがする。僕は別の日にこんなこともツイートしていた↓)
swiss army knife
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) October 20, 2019
「缶切り、ハサミ、ヤスリとかが一緒になってる10徳ナイフみたいに、いろんな使われ方をする選手」の意味で、今やテイサム・ヒルがその代表。
それで、スイス・アーミー・ナイフを知らない子どもに、「テイサム・ヒルみたいなナイフ」と説明する親がきっといるよな、と。
子「テイサム・ヒルはまるでスイス・アーミー・ナイフって、どういう意味?」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) October 20, 2019
父「ほら、アーミーナイフはさ、ナイフと缶切りと、コルク抜きと、爪切りと、いろいろついてるだろ?」
子「スイス・アーミー・ナイフって何?」
父「だから、ほら… テイサム・ヒルみたい便利なナイフだよ」
ラマー・ジャクソンのシーズン
ラマー・ジャクソン、すごい。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 26, 2019
プレーのキレだけじゃなくて、狙った通りのプレーができてる落ち着きも感じる。
「身体能力が劣る選手が、IQでそれを補う」みたいな例はよくあると思うけど、別にそれはトレードオフとは限らなくて、「スピードスターだからこそ賢くプレーできる」みたいな無双感。
NFL2019の振り返りをしていて、マホームズが最後にすべてを持っていったことしか覚えていないんだけど(勝負とは残酷なものだ)。とはいえラマー・ジャクソンはすごかった。なにしろ、「満場一致」のシーズンMVPだ。
ところで、ペイトン・マニング、ブレイディ、ブリーズなど、「身体能力が劣る選手が頭の良さとメンタルの強さで相手を手玉にとる」みたいなドラマを楽しんできたけど、よくよく考えてみたら「スピードスター」だからこそ、落ち着いてプレーできるのも、十分ありえる話だ。
(僕はペイトリオッツがプレーオフで負けて以来ずっとスプラトゥーンにハマっているのですが、うまいプレーヤーほど状況がよく見えていて、よく見えてるとますますうまくなる、という循環があるように思います。僕は全然ダメです)
ラマー・ジャクソンは、「野生の勘でやったプレーが偶然うまくいく」という感じじゃなくて、「ちゃんと敵味方の位置を把握して、判断した上でスピンムーブしてる」みたいに見えました。恐ろしや。
(week12のレイブンズ@ラムズのハイライトを貼っておきます↓)
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week13 NE@HOU ペイトリオッツ22 - 28テキサンズ
(Youtubeに飛んで見てください)
NFLで選手がケガするたびに、「おい世の中、仙豆あれよ!」って思うんですが。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 30, 2019
「でも、仙豆って病気は治せない設定だったな」と今週のNEのインジュリーリポートを見るたびに思ってる1週間です。
「あなたが落としたのは、金のABですか? それとも、銀のABですか?」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) December 2, 2019
「いや、なにも落としていません(涙)... あれは、気のせいです」
「正直な若者ですね。あなたには、金のABと銀のABをあげます」
「いや、それよりも、グロンクを...(涙)、いやなんでもないんです
うわぁああああ」
2019シーズンペイトリオッツ、「たられば」のうちの1つとしては、この週の「病欠」の多さが挙げられるかもしれない。おそらく、3年もすれば熱心なファンでも記憶に残っていないだろう。結局、試合本番ではレギュラークラスの欠場はそれほどなかったものの、準備期間のほとんどで、4~5人が病気で休み。
どの程度試合に影響があったのかはよく分からない(ベリチックはどんな些細な情報ですら、事前にも事後にもできるだけ話さないので)。でも、ペイトリオッツにFlu(※重い風邪またはインフルエンザ。2日も経たないうちに練習に復帰した選手も多かった気がするので、インフルエンザとは違う気もしますが、ちゃんと情報を追ってませんでしたのでよく分からないです…)の流行がなければ、とかは思った。
ところで、試合は最後は6点差だったけど、内容的にはペイトリオッツの完敗と言ってもよく、2019NFLの名場面とはあまり言えない。
(ひとまずここまでにします。続きはこちらです↓)
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