鯖缶NFL三昧

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【2021NFLマッチレビュー】week1 シーホークス@コルツ

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昨季の王者バッカニアーズの勝利の開幕戦を経て、14試合が消化される日曜日です。いよいよ「フットボールシーズン」という実感が湧いてきました。


さて、現地13時スタートのゲームのうち、僕が選んだのはSEA@INDです。昨季のプレーオフ進出チーム同士の注目の1戦。ペイトリオッツファンの僕は、NFC対AFCの対戦はNFCのチームを応援します。その意味では、ワシントン対チャージャーズ、カーディナルス対タイタンズ、またスティーラーズ対ビルズも見る試合の候補でしたが、この中ではシーホークスが一番勝てそうに思えたので(ブログ冒頭からいろんなチームのファンを敵に回していくスタイルかよ)。


結果はシーホークスがコルツに勝ちました。攻守とも上回り、少しずつ優位を広げていった印象でしょうか。


【観戦メモ】

・QBカーソン・ウェンツ、ケガの影響を見せず

1試合終わってウェンツをどう評価するか、なかなか難しいところだと思いますが、「先発QBとしてまだまだ闘えることを示した」というように見えました。


フットワークも、スローイングも、ケガの影響は感じさせないスムーズな感じ。敵、味方の動きもよく見えてた気がします。


ただ、試合通じてプレッシャーはかかっていて。ちょっとずつ「難しいプレー」が要求される感じ。ウェンツもしばしば「難しいプレー」を決めるんだけど、試合通じて見たら、徐々に封じられていった印象でしょうか。


シーホークスのラッシュが強かったのか、コルツのラインはネルソン抜きではやはり苦しいのか。ウェンツがファインプレーをしなくてもドライブが進む状況を作れれば、楽しみですね。


・QBラッセル・ウィルソン、上々の滑り出し

シーズン最初のパスが、WRロケットへのTDパスに。以降も随所にウィルソンらしいプレーを見せ、シーホークスオフェンスを牽引しました。

それにしても、最初のTDはパスもレシーブも見事でしたが、ロケットが捕れなくても責められない難しいプレーでした。あのプレーが先制点になったのは、「幸先がいい」という感じがします。


ウィルソンはポケット内でのステップでも、ロングパスでもショートパスでも、スクランブルに出ても、それぞれの動作の継ぎ目が驚くほどスムーズ。加速にも減速にも力の使い方に無駄がなくて、忍者を思わせました。


ラッセル・ウィルソンと言えば信じられないようなスクランブルのランやアドリブのパスを思いますが、そんな難しいプレーをしなくても有利に試合を進めていました。シーホークスとしてはこの状態を続けたいところでしょう。

 

【英文記事より】

www.nfl.com

(NFL公式サイト記事より。英文部分は引用です。訳は当ブログで用意しました。ぜひ引用元で全文をチェックしてください)

 

Russell Wilson already seems to enjoy playing in Shane Waldron's offense. The Seahawks' offense unleashed a balanced game plan that allowed Wilson to take deep shots and pick apart a Colts defense with a punchless pass rush.

ラッセル・ウィルソンはすでにシェイン・ウォルオドロン(2021~シーホークスOC。昨季まではラムズのパスゲーム・コーディネーター)のオフェンスをプレーするのを、すでに楽しんでるようだ。シーホークスオフェンスはバランスのいいゲームプランを十分に実現し、パスラッシュに迫力のなかったコルツディフェンスを、ラッセル・ウィルソンはディープショットで切り崩した。


Wentz juked a defender early on a scramble, showing that his injured foot is fine. The QB showed moxie in the pocket amid consistent pressure and showed he could run Frank Reich's offense. When he wasn't swarmed off the snap, Wentz still hung onto the ball a lot -- his M.O. in Philly. It's clear that Wentz needs more work with his wideouts to build chemistry and trust. 

※M.O.= modus operandi(仕事のやり方、犯罪の手口)

 

ウェンツは試合序盤のスクランブルでディフェンダーをかわし、足のけがはもう問題ないと示した。彼はポケット内で途切れないプレッシャーの中強さを見せ、フランク・ライクのオフェンスを表現できることを示した。スナップ後に囲まれなければ、ウェンツはボールを持ち続けた。それがフィラデルフィア時代の彼の流儀だ。彼はレシーバーたちとの間に、より深いケミストリーと信頼を築く必要があるのは明らかだ。

 

【ハイライト動画リンク】

Seahawks vs. Colts Week 1 Highlights | NFL 2021 - YouTube




【おわりに】

勝ったシーホークスはアウェーで攻守の充実を見せ上々のスタート。コルツもウェンツがweek1に戦える状態でフィールドに立てたという意味では、悲観的にならずに済む開幕戦だったのではないでしょうか。


NFC西地区は4チームが勝ち星スタート。AFC南では、コルツとトップを争うと思われるタイタンズが黒星スタートでした、今後も注目ですね。

 

 

 

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