NFLの現地記事から、英語学習にちょうどよさそうな例文を集めてみました。NFLについて語った例文ばかりですので、「NFLを通じて英語を勉強したい」というファンの方に最適です。
①~③引用元:
2021 NFL playoffs: What we learned from Buccaneers' win over Eagles on Super Wild Card Weekend
(2021シーズンのプレーオフワイルドカード、バッカニアーズ対イーグルスのレビュー記事)
①Tom Brady diced up the Philly defense with quick passes.
トム・ブレイディはフィラデルフィアのディフェンスをクイックパスで切り刻んだ。
dice:(動詞)さいの目に切る
※サイコロ、ダイスの動詞形です。文の構造上、また過去形で使われているので、名詞でなく動詞だと分かると思います。
②Tampa was well prepared for the run-pass options and read-options that the Eagles love to run with Hurts, smothering them from the outset.
イーグルスがハーツにやらせたかったランパスオプション、リードオプションに対してタンパはよく備えており、試合開始から彼らを止めた。
smother:窒息させる
outset:出発、最初
※文法用語でいう分詞構文。「Tampa」が主語で、最初の動詞はwas prepared for。同じ主語でsmotherが2つ目の動詞。主語を言い直さず、カンマをつけた後に動詞を smotheringと現在分詞にして、以降の内容をつけ足している構文です。
③It took forever for Philly to get DeVonta Smith involved.
フィラデルフィアがデボンテ・スミスを攻撃で使うまでに、永遠の時間が過ぎた。
※「It takes (時間) to ~」の形。~するまでに○○だけの時間を要する。「最大の武器であるスミスを攻撃に使えるようになったが、遅すぎた」との含意です。
④~⑧引用元:
Rams Defense vs. Buccaneers Offense | Bucs Need Faster Start
(ディビジョナルラウンド、ラムズ守備対バックス攻撃のプレビュー記事)
④Who has the upper hand when the Buccaneers' offense is on the field?
バッカニアーズオフェンスがフィールドにいるとき、優位に立つのはどちらのチームか?
who:どちらのチームが(※チームやユニットに代名詞を使うとき、「who」を使います)
upper hand:優位に立つ、優勢に立つ
⑤In fact, we have a blueprint for what might happen on Sunday because these two teams met back in Week 3.
両チームはweek3にも対戦しているので、この日曜に何が起きるかについて、我々は青写真を持っていることになる。
blueprint:青写真、(比喩的に)見取り図、計画
⑥Meanwhile, the Rams have added long-time Broncos star Von Miller to make their already formidable pass rush even scarier.
(バックスO#がゴッドウィンらを欠く)一方で、ラムズは長らくブロンコスのスターだったボン・ミラーを加え、元々強力だったパスラッシュをより恐るべきものにしている。
formidable:恐るべき; 侮りがたい
scarier:より恐ろしく(scaryの比較級)
※「have added」と現在完了形を使用。現在完了は「過去に起こったことが今にも続いている(影響を与えている)というイメージ。ボン・ミラーが加入したのは過去ですが、今もチームにいるので現在完了形で表します。
⑦Brady and company will likely be able to move the ball for decent portions of the game, but the key may be a faster start and cleaner play overall.
ブレイディたちは試合中ある程度ボールを動かすことはできるだろう。しかし重要になるのは、よりスムーズな立ち上がりと、試合を通じてペナルティを減らすことだ。
portion:部分、分け前
clean:反則の少ない
※「faster start」は、「week3に比べて早く」ということで比較級です(文脈上、または常識的に分かるなら比較の対象は省略します)。fast startは序盤からいいプレーをすること。1Qにプレーがかみ合わなければslow startです。
⑧Not only did the Bucs stall early on third downs in Week 3 but they also committed seven penalties versus just one by the Rams.
week3でバックスは序盤のサードダウンで攻撃が止まっただけでなく、ペナルティはラムズのわずか1回に比べ7回も犯していた。
stall:立ち往生する、エンストする
not only ~ but … :~だけでなく…も
※否定語を文頭に出した場合(強調のため)、文の主語と動詞は倒置されます。(※Bucs stalled…→Not only did Bucs stall…)
例:
I have never thought about such a thing.→
Never have I thought about such a thing.
(そんなこと考えたこともなかった)
⑨~⑫引用元:
(ブレイディのシーズン後のコメントを伝えた記事)
⑨It pains her to see me get hit out there.
彼女(妻)にとっては、僕がフィールドでヒットされるのを見るのはつらいことだ。
pain:(動詞)苦痛を与える、心痛させる
※Itは仮主語。「僕がヒットされるのを見ること」が主語だが、長いのでitを最初に置いて、to以下でitの内容を説明する構造です。
⑩And she deserves what she needs from me as a husband, and my kids deserve what they need from me as a dad.
彼女が夫としての僕を必要とするのは当然だし、子どもたちも父としての僕が必要なんだ。
deserve:~に値する
※「彼女が必要とすること」を「夫としての僕」から受け取るのは当然だ、という文です。
⑪The team doesn't deserve anything less than my best.
僕がベストを出せないのであれば、それはチームの一員にはふさわしくない。
※「anything less than my best=僕のベストより劣るものは何であれ」チームには値しない→「僕のベストだけがこのチームには値する」と言っています。
⑫You think you're gonna live forever. We're not. We think we're gonna play forever. We're not. What can we do? We can enjoy the moments that we have.
人は自分が永遠に生きられると思うが、実際には生きられない。永遠にプレーできると思うが、現実は違う。なら何ができる? 今、この瞬間を楽しむことだ。
※You think you're gonna live forever. We're not. の部分は、We're not (gonna live forever).と省略された部分を補うと解釈しやすいです。
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