鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)ファンの個人ブログです。

NFL観戦日記2022㉕(僕の考えた最強のロックフェス)

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11月1日(火) ひょっとしたら面倒じゃないのかも

マンデーナイトは、ベンガルズ対ブラウンズ。オープニングがハロウィン仕立てで、「カボチャ色対決か」と気づく。ブラウンズを応援した。ペイトリオッツはブラウンズに勝っているので、タイブレーカーを持ってるからだ。


両チームともディフェンスが獰猛で見応えあったな。「陣地を守りながら相手のボールを狙う」のがアメフトの守備だ。「相手チームの攻撃権の息の根を止める」という強い意志を感じてカッコよかった。


夕方は下校した子ども2人を眼科に連れて行く。学校での視力検査が半年に1回あって、2人ともプリントを昨日もらってきてた。「視力が落ちている可能性がありますので専門医を受診してください」みたいなやつ。これが面倒なんである。


2人とも近視なんだから、目が悪いのは当たり前なんであって、特に度が進んでるわけでなければ見てもらう必要なんてないと思うんだけど… と、行かずに済むような理由を探して。でも学校の検査じゃ正確なことは分からないんだから、「見てもらう必要がないかどうか」は、「見てもらわないと分からない」のか… とかちょっとウジウジしたりして。


でも、学校からもらったプリントは、眼科でサインしてもらってそれを提出しなければいけないので、「いや、ウチは自分で判断したタイミングで受診させますんで余計なお世話です」とよほど強く思っていない限りは結局受診させることになるわけで、ウジウジしてるだけムダなんだけど。それで、「昨日発生したタスクを今日つぶす」とむしろ積極的な姿勢を前面に出してみた。


実際出かけてみると案外悪くないんである。ひょっとして、「迷うこと」が面倒なんであって、「出かけること」は実はそれほど面倒じゃないのかもしれない。「用事はすべて散歩のきっかけ」とか思って生きる方が器用なのかも。待合室で、子どもたちは少年ジャンプ、僕はハルキ・ムラカミを読む。「待ち時間はいつも読書のきっかけ」か。


さて、でも「迷い」はまだ終わってないのである。娘の方が、微妙に近視が進んでおり、「レンズを変えた方がいいかもしれない」という所見。いやあ、「かもしれない」は迷うよねえ。娘は学校でも家でも生活に支障はない、と言ってるんだけど、僕が「レンズ作り直したらまたカネがかかるやんけ」という心の声を感じとって、「べつに平気」と言わせてるんだとしたら。子どもに忖度させるほど悲しいことはない(そして、子どもは結構忖度しちゃうものでもある)。


結局、眼科の先生が「まあ今回は様子見で、半年後でも差し支えないでしょう」と言ってくれたのでそれに従うことに。先生、イケてるよ。また半年後お願いします。

 

11月2日(水) 「僕の考えた最強のロックフェス」

勤務中に考えてた「僕の考えた最強のロックフェス」をメモしておこうか。


トップバッター。aiko。aikoという存在、声、曲のエモーション、完全に「つき合いたい」という気持ちをくすぐってくる。人間の感情というこのめんどくさいものを祝福されるんなら、心のガードを下げてしまう。


続いて、スピッツ。高校の頃にクラスにいた、「一番おとなしそうに見えて、実は一番トガってたヤツ」でしょ。「透明感」とかいう形容はダサいか。でも、甘い夢に陶酔していく感覚と、冷たい現実に覚醒していく感覚を同時に味わわせてくるトリップ感は、あまりに透明なものを見つめた時のめまいに似ていないか。


次はザ・クロマニヨンズだな。音楽のライブなんて、僕は好きじゃないんだ(好きじゃないのかよ)。観客にウケようとファンに媚びるアーティストも、アーティストを崇拝してるようなオーディエンスも気持ちが悪いよ。でも、ヒロトとマーシーだけはキモくない。ずっとヒーローだ。だからしょうがない。


それで、電気グルーヴ。僕が人生で一番聴いたアルバムは電気グルーヴの「VOXXX」だ。何の努力もせず、何の可能性も見ず、平和だし貧乏でもないのに絶望してた僕の遅めの思春期。そのチープな絶望に一番寄り添ってくれたのは電気グルーヴだった。ただ不貞腐れてるだけの薄っぺらい感受性をどこまでも甘やかしてくれて、怖かったな。


その次がPerfumeでしょ。20代後半の頃、夜勤バイト明けでバイト仲間と麻雀に行くんだけど、雀荘で流れてるJ-POPの有線にPerfumeの曲が入ってて(「Baby cruising Love」だ)、すごく好きだったんよね。夜勤明けでただでさえ眠いのに、誰もやめようと言い出さなくて、8時間も12時間も打ち続けたな。現実に戻りたくない気持ちに、甘ったるいループ感が気持ち良すぎた。ロックフェス的には、Perfumeのライブの途中で夕方から日が暮れるぐらいの時間だろうから、レーザービームの演出にもよく合うだろう。


それで、トリはサザンオールスターズでいいでしょ。「いいでしょ」ってなんだ、投げやりだな。そうだ、僕には思い入れのあるアーティストなんていないし、ここまで挙げてきたラインナップだって、活動や作品を追いかけてるわけでもまったくなくて、有名なグループの有名な曲しかしらなくて。だけど、フェスはコアなファンだけじゃなくても盛り上げられる人たちが最強でしょ。だったら、サザンオールスターズが一番納得できるかなあ。それで、シークレットゲストでSMAPが出るの。2曲ぐらいSMAPも一緒にやるわけ。絶対に盛り上がるでしょ。


なんでこんなことを勤務中に考えて、そしてそれを日記にまとめ直してるのかよく分かんないけど。「僕は別に音楽なんて聴きたくないし、ロックフェスなんてやんないでもいいよ」と思いながらも、「アーティストがオーディエンスを盛り上げて、オーディエンスがアーティストを盛り上げる」みたいな雰囲気を、外側から眺めて、なんとなく味わってたら安心するし感動するんだろうな、って想像して。その状況が、NFLを見てるのと似てるな、とか思ったのね。


僕自身は勝負ごとにムキになれない性格で、闘志を表に出せないタイプ。だから逆に、究極の負けず嫌いたちが意地をぶつけ合うNFLの世界に憧れるのかもしれない。でも、「だから何だ、それがどうした」と冷めた気持ちも当たり前にあって(彼らの努力が報われようと、気持ちが届かなかろうと、僕には関係ない)。だから、僕じゃないスタジアムのファンとかが盛り上がってる姿を見ると、その様子に共鳴して、つられるように僕も感情移入できてくるところがあって。


「僕の考えた最強のロックフェス」、そんな図式に似てるかもしれない。というか、毎週のNFLが、「僕の考えた最強のロックフェス」っぽさがあるな。ひいきのチームの試合を見た後も、現実に戻りたくなくて、余韻で他の試合を見る、という感じとか。

 

11月3日(木) 確固たる哲学がない

祝日だけど僕は会社勤務あり。普段と違うのは、妻が休みなので、子どもたちを任せられるということ。終業後、あわてて帰らなくてもいい。「会社終わったら、ちょっと勉強してから帰ってきてもいい?」と寄り道の許可を妻に取ってから家を出る。


勉強と言っても勉強じゃなくて、ネットカフェに寄ってマンガを読んでやろう、と。「HUNTER×HUNTER」が連載再開して以来、少年ジャンプを買ってるので、せっかくだからいくつかの作品を1巻から読んでみたい。「僕のヒーローアカデミア」も28巻ぐらいまで読んで止まってる。


「マンガ喫茶寄ってきたいんだけど」って恥ずかしがって妻に言えないのウケるな。精神構造が中学生。うちの娘も「宿題やる」とか言いながら部屋でマンガ描いてるしな。まあ、「勉強する」ってのは、「ちょっと1人になりたい」みたいなことを言うための方便なのかもしれない。


だけど、結局ネットカフェには行かなかった。勤務開始後、チームの遅番メンバーに欠員が出たことが分かって、残業することにしたからだ。普段の平日なら僕は残業できないし、職場も人数が足りてる日がほとんどなので、僕が残業を希望したとしても認められない。だから、僕が残業可能な日に欠員が出たことに「めぐり合わせ」みたいなことを感じてしまった、というか。


でも、逡巡したな。せっかくの「1人の時間」なのに、仕事していいのかよ。ここで残業するかどうかは、ワークライフバランス上の選択だと思うんだけど、この期に及んでワークライフバランスに対して確固たる哲学がないんだ。今からでも遅くない。自分でも納得できるような方針を立てて、それに沿って迷いなく生きたまえよ。それか、自分のグダグダな人生観にいい加減慣れたほうがいい。頼むよ。


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