鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)ファンの個人ブログです。

NFL観戦日記2022⑱(もうちょっと“アンチ”でいさせてくれ)

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10月17日(月) 寝る前にちょっとだけアメフト見ようかな

日曜は朝からロックフェス参戦して、21時ぐらいに現地を出て、300キロ運転して帰宅したのが月曜の1時40分。帰ってくるまではNFLのことは考えずにいたけど、あまりに時間がピッタリすぎて、ちょっと笑えたな。こうなったらしょうがない。見たよ、NFL。妻には、「寝る前にちょっとだけアメフト見ようかな。まあ、第1クオーターだけのつもり。ありがとうおやすみ」とか言って、ゲームパスを起動。試合が始まるころには、よほどの大差がつかない限りは最後まで見るつもりになってたけど。


ペイトリオッツ対ブラウンズ、眠かったけど最後まで見ました。シーズン成績を3勝3敗のイーブンにまで戻した貴重な勝利。クオーターバックを務めるのが新人のベイリー・ザッピで、アウェーで勝ったんだから、相当「元気が出る」勝利。ファンにとってもそうだけど、おそらく選手たちにとっても勝つことが一番勇気になるんじゃないか。


特に、「コーチ力」で勝ってる気がしたのですごく心強かった。その部分がうまくいってるなら、今後どの試合でも「勝てるチャンスはあるはず」と思いながら見られるのがうれしい。マット・パトリシア(OLコーチ/事実上のOC)、ジョー・ジャッジ(QBコーチ)の“元ヘッドコーチ残念賞コンビ”みたいな体制に不安を感じてた(というか今でもどういう理屈でどういう分担でやってるのかよく分からない)んだけど、新人クオーターバックに2連勝させたんだから、もはや不安材料じゃなくて、チームの強みでしょ。


試合序盤からラン中心の組み立てが思いのほか上手くいかなくて、パス中心にプラン変更。でも、得点のチャンスでは3rd&10でスティーヴンソンにボールを渡して左アウトサイドへ走らせてタッチダウンを奪った。パスシチュエーションでのラン。虚をつかれた相手にまともなブロックを決めればタッチダウン狙えるし、もし失敗してもすでにフィールドゴール圏内に入ってるのでパス失敗と変わらない。ちょっと大胆、でもそこそこ理に適ったコールに見えた。


スマホ画面でチラ見してたバッカニアーズ(スティーラーズとアウェーで対戦)は、相変わらずオフェンスがショートヤーデージとレッドゾーンで苦労してる印象だった。シーズン初戦のQBスニークでブレイディがちょっと突き指して、それ以来QBスニークやめてたと思うんだけど、久々に出したのに失敗。伝家の宝刀、錆びてたのかよ。「なんだかんだ言っても勝ってくれるのでは」と思ってたんだけど、そういうものでもないらしい。


ペイトリオッツの勝利とバッカニアーズの敗戦を見届けて(第4クオーターちょっとだけ危ない場面もあった)、ちょっと仮眠。娘には吹奏楽部の朝練を休ませることに決めていた。それでも7時起き。妻と子どもたちを起こして、「あとは頼む」と言い残してまた布団に戻った。「第1クオーターだけ」と言っていたNFLを最後まで見てしまったことは内緒である。


11時に起きると、子どもは学校に、妻は会社に既に出ていて僕1人ポツンと(いや、階下に両親はいるんだけど)。ロックフェス、ロングドライブ、推しチームの快勝で気分がフワフワしてる。一応夕食を作る分の食材は冷蔵庫にギリギリあるし、特にやらなくちゃいけない宿題もないただの休日。何をしたらいいのか一瞬見失って、ちょっと呆然とする。俺は何者だ。何をしたい。何をすべきか。分からない。この期に及んで、人生の方針が立ってないことを、こんな時には思い出しがち。ちょっとしためまいに似た呆然感。若いころもずっとぼうっとしてたけど、もうちょっと焦燥感が濃く混ざってた。今は、もっとシンプルな呆然に近い。さあ、とりあえず何をするか。NFL見るでしょ。


ビルズ対チーフス。すごかった。両チーム、両クオーターバック、両ヘッドコーチ、みんな「俺たちがリーグの主役でしょ」って分かってる感じ。前半最後には、ビルズが98ヤードをものともせずタッチダウン、チーフスが残り12秒からフィールドゴール(62ヤード)成功で同点での折り返し。これ、2ミニッツ切ってから起きたんだよな。試合の決着はインターセプト。ディフェンスがトドメを刺すと試合が締まっていいよね。いやあ、強かった。

 

10月18日(火) もうちょっと“アンチ”でいさせてくれ

マンデーナイトのブロンコス対チャージャーズをリアルタイムで。また今週もブロンコスの試合見てんのか。どちらを応援するのか迷ったんだけど、チャージャーズ応援目線で見ることを選択。


ブロンコス、守備が強くて、どの試合でも何度もオフェンスにチャンスを渡してるんだよな。ちょっとしたきっかけで勝ち始めることも全然あり得るでしょ。歯車がかみ合わないうちに、もっと負けておいてほしい、とか思いながら。じゃあチャージャーズは勝っていいのかというとどうなのか。チーフスに楽をさせないためにも、ある程度はついていってくれた方がいいんじゃないか、という理屈でチャージャーズを応援する(試合観戦を楽しむためにどんな勝敗がペイトリオッツにとって都合がいいかを考える作業を毎週やってる。展開によってはまったく関係のない可能性もあるんだけど、それを言ったらそもそもが僕の人生には何の関係もない)


試合見て、もう「アンチ」の気分でブロンコスを見る感じでもないかも、と思った。オーバータイムになって、チャージャーズのオフェンスを止め続けたブロンコス守備陣、カッコいいでしょ。やっと守ったと思ったら、パントリターナーがフェアキャッチをこぼして、絶体絶命の状況でまた仕事。「勘弁してくれよ」とキレてもおかしくない状況で、1stダウン、2ndダウンとゲインさせなかった集中力にはシビれたな。


ラッセル・ウィルソンはこの試合でもヒーローになれなかった。さぞ悔しいだろうに、キレるでもなく、言い訳するでもなく、歯を食いしばってプレーしてた感じ。「成功者で憎らしい」というイメージでもう見られない。「努力が報われない主人公」みたいな。


ラッセル、君がAFCに来て、僕は初めて君の“アンチ”になったんだ。嫌いなんじゃない。実績も実力もリスペクトしてるからこそ、「負けてくれ」と思って見てた。できれば、もうちょっと“アンチ”でいさせてくれよ。(我ながら、何を言ってるのかよく分からない)

 

10月19日(水) ゆっくり言い直す、という種類の挑発もある

相変わらず同僚の電話受付がヘタクソすぎて心配してる(前書いた人とは別の人のこと)。彼は、自分の話が通じないと、それをすぐお客の理解度のせいにしてしまう。自分の言ったセリフが聞き取ってもらえないと、「ゆっくり、丁寧に」言い直すんだけど、僕にとってそれは「人をバカにした態度」にしか聞こえない。「お名前を、フルネームで、教えて、くださいますか?」とか。


おいおい、そこが問題じゃないんだ。自分の言葉が相手に通じなかった時は、「文脈が共有できてない」のが原因だと疑わなくちゃ。つまり、お客が「自分の名前をフルネームで伝える必要がある」と思ってたら、多少早口でも、滑舌が悪くても、聞きとれるんだよ。だけど、そのことが共有できてないから、「名前を教えてください」ぐらいのことが通じないわけ。


「え? なんですか?」と聞き返された時は、自分の会話のリードがヘタだった、と思わなくちゃいけない。だから、まずは「失礼しました」だろ。その上で、名前を聞く理由を伝えるなり、いったんお客の話をさえぎらずに聞いて方向性を整理するなりして、文脈を合わせる必要があるんすよ。その上で、「お名前を」でしょう。


なんだオレ、若干キモいな。「オペレーターとしてのプロ意識」持ってるのかよ。それで他人に説教したいんか。まあ、仕事ができない奴に対等だと思われてることが気に食わないのであって、「ヘタクソなオペレーターと、横柄なお客との話がかみ合ってないのはどちらかと言えばメシウマだろ」と自分に言い聞かせて、黙って働いてるんだけど。


帰ってきて、スプラトゥーンをもうやってないので、その分時間がある。子どもを習いごとに送っていきつつ、図書館に行こうかと思った。村上春樹や日本のマンガの英訳本以外の洋書を読んでみようかと、10年ぐらい前から時々思ってることを実行に移すんだ。だけど、調べてみたら図書館は休み(8日間ぐらい休みだったから、何か工事とか整理とかがあるのかもしれない)。うむむタイミング悪いな。予約だけした。

 

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