鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)の英文ニュースの一部を訳して紹介します

【NFL2019】week7 レイブンズ@シーホークス レビュー

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 それまで4勝2敗だったレイブンズが、それまで5勝1敗だったシーホークスからアウェーでの勝利を挙げました。


レイブンズの今季の4勝の内訳は、ドルフィンズ、カーディナルス、スティーラーズ、ベンガルズに対して挙げた4勝で、昨季のプレーオフ進出チームは含まれていませんでしたから、シーホークス相手にアウェーで奪った勝ち星には、チームも自信を深めたのではないでしょうか。


NFL公式サイトのレビュー記事から、一部を引用して訳しました。チェックしてみましょう。


【引用元】

www.nfl.com

(以下の英文部分は上記記事より引用したものです。訳や単語の意味は当ブログで作成しました。ぜひ元記事で全文をチェックしてみてください)


Baltimore Ravens 30, Seattle Seahawks 16
ボルティモア・レイブンズ30 シアトル・シーホークス16

The MVP favorite entering Week 7, Russell Wilson was no match for his counterpart on Sunday afternoon in Seattle. Lamar Jackson bounced back from an inconsistent first half to captain one of the most impressive second halves a quarterback has played this season. After going three-and-out on the Ravens' first possession out of halftime, Baltimore took a lead it would not relinquish on two lengthy march, both of which bore the mobile Jackson's mark.

favorite (競馬、ギャンブルの)本命、人気馬
counterpart もう一方(の人物)、劇中の敵役
no match for ~にはかなわない、歯が立たない
captain (動詞)~の主将になる、~を統率する
relinquish 手放す
march 行進、進軍
bore bear(運ぶ)の過去形

 

week7を迎えるまでの今季MVPの本命、QBラッセル・ウィルソンも日曜の試合では彼の相手役にはまったくかなわなかった。ラマー・ジャクソンは安定しなかった前半から復調し、後半は今季のQBが演じた中で最もすばらしいパフォーマンスの1つを見せた。ハーフタイム後の最初のポゼッションこそスリー・アンド・アウトだったが、その後の2つの長い進軍でリードを奪い、それを手放さなかった。その2つのドライブは、ジャクソンのモバイル性を存分に見せつけたものだった。

 

The first, which took 11 plays and 5:26 and traveled 57 yards, ended on two Jackson runs, the second going for six. After sending the FG unit on a fourth-and-2 from Seattle's 8, Ravens coach John Harbaugh called a timeout after Jackson affirmed on the sideline he could pick up the first down and break the 13-13 tie. Harbaugh trusted his QB and the odds and called a designed single-wing run; Jackson converted and then some, gliding into the end zone for what would be the game-winning score.

(2つのロングドライブのうち)最初のドライブは、11プレーで5分26秒を使い、57ヤード進んだ。締めくくりはジャクソンの2つのランで、その2つ目がTDとなった。シアトル陣内8ヤード地点の4th&2の状況で、一度はFGユニットを出したレイブンズHCのジョン・ハーボーだったが、ジャクソンがファーストダウンを取って13-13のタイからリードできるとサイドラインで断言すると、タイムアウトを取った。ハーボーは彼のQBとプレーが成功するオッズを信じ、シングル・ウィングのデザインランをコールした。ジャクソンはファーストダウン更新となる2ヤードをゲインしただけでなく、そのままエンドゾーンに突入し、終わってみれば決勝点となるTDを決めた。

 

Baltimore started its next drive on its own 10 and, after being backed up to its 5, racked off a 13-play, 86-yard drive that lasted a full nine minutes and featured just one third-down conversion. A patient Jackson extended the drive with a 30-yard third-down run, a 13-yard second-down scamper and a 20-yard sidearm strike to Nick Boyle into the red zone.

scamper (子どもや動物が)はねまわること、疾走

 

ボルティモアの次のドライブは自陣10ヤード地点からだったが、(ペナルティにより)5ヤード地点まで下げられたあと、13プレーで86ヤード進み、9分を使ったドライブとなった。そして、このドライブでただ一度のサードダウン・コンバージョンのプレーが最も重要だった。ジャクソンが粘り強くプレーを見つけ、サードダウンでの30ヤードランでドライブを継続させた。その後もセカンドダウンでの13ヤードの快走、サイドスローでTEニック・ボイルに通しレッドゾーンまで進んだストライクのパスを見せた。

 

Baltimore's time-consuming march ended in a field goal, and that's all the Ravens (5-2) would need. Jackson's aerial numbers (9-of-20, 143 yards) were nothing to tweet home about, but the Ravens QB managed the second half brilliantly and topped 100 yards on the ground (116 yards) for the third time this season. The 12th Man silenced by one man.

ボルティモアの時間を使ったドライブはFGに終わったが、レイブンズ(5勝2敗)にとってはそれで十分だった。ジャクソンのパスのスタッツ(20回中成功9回、143ヤード)は特筆すべきものではないが、レイブンズは後半だけで100ヤード以上(116ヤード)をラン攻撃で挙げたのは今季3回目。「12th Man」を、1人の男が黙らせた(※)。

 

※アメフトのフィールドに出るのは11人。「12th Man=12人目の選手」はチームを応援するファンのこととして定番の言い方ですが、シーホークスは特に、背番号12番をファンのために永久欠番にしています。原文では、クラウドノイズも有名なシーホークスのホームで、12th Man(=シーホークスファン)を、one man(=ラマー・ジャクソン)が黙らせた、と述べている内容です。

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【鯖缶より】

元記事の最初の文「The MVP favorite entering Week 7, Russell Wilson was no match for his counterpart on Sunday afternoon in Seattle.(=week7を迎えるまでの今季MVPの本命、QBラッセル・ウィルソンも日曜の試合では彼の相手役にはまったくかなわなかった。)」に出てくる、「counterpart」という単語について蛇足ながら少し解説を。


「counterpart」は短く説明するのが難しい言葉で、辞書に載っている訳語を見てもあまりすぐに意味がピンとこない気がします。例えばリーダーズには、「 よく似た人[もの]; 対((つい))の片方, 片割れ; 対応するもの[人], 相対物, 対照物; 《劇中の》敵役」とありますが、イマイチよくわかりません。


COBUILD English Dictionary(英英辞書)の例文を見ると「The Foreign Secretary telephoned his Italian counterpart to protest.」とあります。「外務大臣は、イタリアのcounterpartに電話をかけ、抗議をした」ということですが、これはイタリア政府のなかでThe Foreign Secretaryと同じ立場にある人、つまりイタリアの外務大臣に抗議を申し入れたということになります。


NFLの記事で「counterpart」はよく出てきますが、この記事ではラッセル・ウィルソンのcounterpartは、レイブンズQBのラマー・ジャクソンを指します。「相手チームの中で同じ立場にある人」というということで、比較的容易にこの単語の意味がつかめるかと思います。


シーホークスQBのラッセル・ウィルソン、レイブンズQBのラマー・ジャクソン、という前提知識があって、ウィルソンからジャクソンを見た時に「counterpart」と言うのか、と理解すると、今度は不思議なもので、「counterpart」という言い方以上に便利な言い方はあまりないな、と思うようになる気がします。


「counterpart」っていう言葉を知って、どういう意味かを理解しようとすると難しいけど、「言おうとしてることの内容を前もって理解していて、それをどういうのか」という興味で「counterpart」という単語と出会うと、すんなり意味が頭に入ってくる。NFL好きの人は、NFLの記事で英語を勉強すると英語学習が捗るいい例かと思いました。


同じように、「difference maker(=違いを生み出せる選手)」という言葉も、説明しようとすると難しい感じがします。「普通の選手だったら何もできないようなシーンで、相手を手玉にとる個人技で難しい状況を突破できる選手」と言っても、あまりピンとこないかもしれません。


でも、この日のラマー・ジャクソンのプレーを見れば、「difference maker」という言葉以上にしっくりくる言い方はないような気がします。見事な活躍でした。


(試合のハイライトを貼り付けておきます。公式動画はこのページに埋め込めないので、「Youtubeで見る」をタップしてYoutubeでご覧ください↓)

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