鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)の英文ニュースの一部を訳して紹介します

【英語で復習】NFLルール⑧(バックワードパスとは)

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バックワードパス(バックパス)の定義やルールについて、NFL公式ルールで確認しました。

 

ルール3「 Definitions」の「SECTION 22 - PASS(第22節 パス)」内の「ARTICLE 5. BACKWARD PASS(5条 バックワードパス)」と、ルール8「 FORWARD PASS, BACKWARD PASS, FUMBLE」の「SECTION 7 - BACKWARD PASS AND FUMBLE(バックワードパスとファンブル)」の2箇所を訳しながら確認します。

 

バックワードパスの定義は、「ボールが最初に選手またはグラウンドに触れられた地点のヤードラインが、パサーの手からボールが離れた地点のヤードラインより後方かまたは同じだった場合、それはバックワードパスとする」です。(※私訳です)


NFL公式ルールの原文を参照しながら、英語で理解していきましょう。まず、内容についてざっくりまとめた部分を確認すると、理解が早いかと思います。

 

(もくじ)

 

【ざっくりまとめ】

・横、または後方に投げるパスがバックワードパス(バックパス)

・「どんな時でも投げてよい」。つまり、「スクリメージラインを越えてからも投げてOK」かつ「1回のダウンで、何度でも投げてOK」

・センターからのスナップもバックワードパス

・フォワードパスは、落とせば「インコンプリート」だが、バックワードパスは落とせば(あるいは誰も触らなくても)「ファンブル」と同じ。ディフェンスがリカバーすればターンオーバーとなる。

・アウト・オブ・バウンズに出た場合は、その地点のヤードラインが次のスナップ地点となる。

 

【解説動画リンク】

Backward Pass | NFL Football Operations


【NFL公式ルール本文と私訳】

Rule 3. Definitions ルール3 定義

SECTION 22 - PASS ARTICLE 5. BACKWARD PASS
第22節 パス 5条 バックワードパス

It is a Backward Pass if the yard line at which the ball is first touched by a player or the ground is parallel to or behind the yard line at which the ball leaves the passer’s hand. A snap becomes a backward pass when the snapper releases the ball.

parallel 平行した

ボールが最初に選手またはグラウンドに触れられた地点のヤードラインが、パサーの手からボールが離れた地点のヤードラインより後方かまたは同じだった場合、それはバックワードパスである。

 

Note: If a pass is batted, muffed, punched, or kicked in any direction, its original designation as a Forward Pass or a Backward Pass does not change.

designation 指定

注:パスが弾かれた場合、または落とす、パンチする、キックされた場合は、ボールがどちらの方向に向かっても、当初のフォワードパス、バックワードパスの指定は変わらない。

 

※例えば、「フォワードパスがはじかれて、後方に転がってもファンブルではなくインコンプリート」「バックワードパスを取り損なって前方に転がった場合、それはライブボール(ディフェンスが確保すればターンオーバー)」ということを説明しているものと思います。

 

RULE 8. FORWARD PASS, BACKWARD PASS, FUMBLE ルール8 フォワードパス、バックワードパス、ファンブル

SECTION 7 - BACKWARD PASS AND FUMBLE ARTICLE 1. BACKWARD PASS
第7節 バックワードパスとファンブル、1条バックワードパス

A runner may throw a backward pass at any time (3-22-5). Players of either team may advance after catching a backward pass, or recovering a backward pass after it touches the ground.

ランナーはどんな時でもバックワードパスを投げてよい(ルール3、第22節、5条を参照 ※上記で取り上げた「定義」の部分です)。攻守両チームの選手は、バックワードパスのキャッチ後、またはグラウンドにタッチした後のバックワードパスをリカバーしてから、前進してよい。

※フォワードパスは「スクリメージライン後方から」「一度だけ」という制限がありましたが、バックワードパスにその制限はないことが示されています。

 

Exception: See actions to conserve time (4-7-1).

例外:時間を節約するための行為について(ルール4、第7節、1条)を参照すること。

※ルール4、第7節、1条では、「全後半の終了2分以内での禁止行為」の1つとして、「(時間消費を避けるためにわざと)バックワードパスをアウト・オブ・バウンズに投げること」を反則として規定しています。

 

Note: A direct snap from center to a player in the backfield, a muffed hand-to-hand snap, or a snap that is untouched by any player are backward passes, and the ball remains alive.

注:センターからバックフィールドにいる選手へのダイレクトスナップ、手渡しのスナップでの落球、またスナップがどの選手にも触れられなかった場合、それらはバックワードパスであり、ボールはライブボールとなる。


ARTICLE 2. BACKWARD PASS OUT OF BOUNDS
2条 バックワードパスがアウト・オブ・バウンズへ出た場合

If a backward pass goes out of bounds between the goal lines, the ball is dead (7-6-2-a), and it is next put in play at the inbounds spot. Rule 11 governs if a backward pass is declared dead behind the goal line.

govern (規定が)適用となる/治める、統治する

バックワードパスが、両方のゴールラインの間(※サイドラインということ)でアウトオブバウンズに出た場合、ボールはデッドとなる(ルール7、第6節2条aを参照)。そして、その地点でのインバウンドで、次のプレーは開始される。バックワードパスがゴールライン後方でデッドとなった場合にはルール11が適用される。

※「ルール11」は得点に関する規定の箇所。自陣ゴールラインより後方でバックワードパスがアウトオブバウンズに出た場合は、セーフティで相手に2点献上になります。

 

【引用元】

operations.nfl.com


(ルールの英文は、上記ページから引用したものです。訳と単語の意味、補足説明は当ブログで作成しました。ただの1ファンである僕が、自分で理解するために作成した私訳なので、実際に競技する方は、競技団体の正式なものなどを確認してください)

※「SECTION」を「節」、「ARTICLE」を「条」、「Item」を「号」と訳すのは、英文契約書の解説ページを参考にしました。
https://www.ings-web.co.jp/archives/781

※日本アメリカンフットボール協会の「公式規則」では、「章」「条」(番号)にて分けているようです。
https://americanfootball.jp/wp-content/uploads/2017/09/93722a280ec73c9070f0ac8157de31f3.pdf


【鯖缶より】

ここの部分は、それほど複雑なところもなかったように思います。「フォワードパス」にはオフェンスの特権のような手段なので、「スクリメージ後方からでないと反則」とか「無資格レシーバー」とか規定がありますが、バックワードパスはかなりシンプルな感じです。

実況では、「lateral pass=ラテラルパス」という言い方をよく言いますので、あわせて覚えるといいと思います。

 

 

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