NFL2020シーズンのスケジュールの中から、「リベンジ」の観点で注目試合をピックアップしている記事がありましたので、紹介します。「因縁の対決」「師弟対決」など、様々なストーリーで、試合を意味づけするのも、盛り上がるコツの1つかもしれません。チェックしてみましょう。
【引用元】
1. Jimmy Garoppolo vs. Patriots:ジミー・ガラポロvsペイトリオッツ
How dare Tom Brady leave New England before getting a chance to duel his former top backup turned NFC champion QB. Now it's about Garoppolo getting the better of Bill Belichick's defense and prove he was a much worthier heir apparent than Jarrett Stidham.
以前の控えQBがNFCチャンピオンのQBになって、彼と対戦できるチャンスがあったのに、よくもトム・ブレイディはニューイングランドを離れたものだ。今や(ブレイディとの対決はなくなったが)、ガラポロがビル・ベリチックのディフェンスを打破し、(ブレイディの)後継者としてジャレット・スティダムより価値があることを証明できるか、という戦いとなった。
get the better of=~より優勢になる、~を負かす
heir=相続人、後継者
heir apparent=法定推定相続人
Don't forget, Garoppolo's head coach, Kyle Shanahan, also will want to be relentless with his offense to make up what happened with the Falcons in the second half of Super Bowl 51.
ガラポロのヘッドコーチであるカイル・シャナハンも忘れてはならない。彼もまた、(OCを務めた)ファルコンズ時代のスーパーボウル51で起きたことを、容赦ないオフェンスで取り戻したいと願っていることだろう。
2. Melvin Gordon vs. Chargers (twice):メルビン・ゴードンvsチャージャーズ(2回)
Gordon didn't enjoy the way things ended in L.A. The Chargers reportedly made him a nice offer to return ($10 million a season), but he rejected it, wanting a bigger payday. Leave it to division rival Denver to come through with something close, $8 million a season, despite Gordon signing late in free agency.
ゴードンはLAでの結末に満足していない。チャージャーズは彼がチームに戻るのに、悪くないオファーをしたと伝えられる(1年10ミリオンドル)が、彼はそれを拒否し、より大きな契約を望んだ。結局、FA市場で遅めの契約だったが、彼は同地区ライバルのデンバーと1年8ミリオン(2年16ミリオン)の契約を結び、大型契約の望みは新チームに託すこととなった。
payday=給料日、大金
(※RBゴードンのFA移籍についての記事を貼り付けておきます。他のチームとよりよい契約も結べたかもしれませんが、チャージャーズと戦える同地区を選んだのでは、と伝えています↓)
Melvin Gordon contract: Agrees to two-year deal with Broncos - Sports Illustrated
3. Frank Gore vs. 49ers, Colts, Dolphins (twice) and Bills (twice):フランク・ゴアvs49ers、コルツ、ドルフィンズ(2回)、ビルズ(2回)
Now we have a better idea of why the venerable running back decided to return for a 16th season, just before celebrating his 37th birthday in May. The future Hall of Famer (yes he is), by picking the Jets, reunites with Adam Gase, his coach for one year with the Dolphins, after Gore played his lone year with the Bills. While we wait to see if the Patriots sign Gore for 2021 so he can complete his AFC East cycle, we might have to accept this season will actually be his NFL retirement tour.
さあ(この対戦相手を見れば)、レジェンドRBがこの5月に、彼自身の37回目の誕生日を祝う前に、現役続行を決めた理由が見えてくるだろう。殿堂入り確実の(ああ、もちろん間違いない)彼が、ビルズでの1シーズンを終えて、今季の選択はジェッツだった。ドルフィンズで1シーズンともに戦ったコーチであるアダム・ゲイスとの再会である。彼が2021シーズンにペイトリオッツと契約すればAFC東をコンプリートすることになるが、それはそれとして、今季が実質的には彼の「引退興行」になることを、我々は受け入れなければならないかもしれない。
venerable=(高齢・人徳・高位・威厳などで)尊敬すべき
(※「ゴアが、現役最後のシーズンのつもりで、今までのチームに「恩返し」的に対戦できるジェッツを選んだ、と思うと理解できる。彼はそれに値する選手だ」というのが原文の大意と思います)
【鯖缶より】
原文記事では、以下「ニック・フォールズvsジャガーズ」、「ロン・リベラvsパンサーズ」など、合計20戦を注目のリベンジとして挙げています。ぜひチェックしてみてください。
選手だけでなく、コーチも目まぐるしく移籍するのがNFL。様々な因縁の対決が毎年生まれます。選手のインタビューで、「古巣との対決はモチベーションになるか?」みたいな質問に、「いや、普段の1試合と同じで全力を出すだけ」とか答えてる受け答えが優等生回答でよくありますが、「いや、絶対負けたくないと思ってるでしょ」とか思いながら読んだりします。
ペイトリオッツ(というかベリチック)は、「非情な選手評価(たとえ功労者でも市場価値以上の契約はせず、流出もやむなし)」と、「そのかわり去った選手の悪口は言わない」みたいな印象ですが、それも「負けず嫌いの裏返し」のような気もします。ベリチックは、49ers戦に絶対負けたくないと思ってる気がしますが、どうなるでしょうか。楽しみです。
質問、訂正、補足、リクエストなどがあればどうぞ遠慮なさらずコメントください。お答えできるかはわかりませんが、ブログのネタにもなりますので大変助かります!
(ツイッター、フォローお願いします↓)
(あわせてこちらもどうぞ↓)