NFL2021シーズンの個人的な備忘録、雑談コラムです。
(week11 もくじ)
ペイトリオッツAFC東の首位に(マジかよ)
記者「“ペイトリオッツ地区首位かよ、NFLクソゲー”という声も聞かれますが?」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 21, 2021
ベリチック「混戦にした他のチームに聞いてくれ」
記者「”マック・ジョーンズをツモってるのふざけんな”と言う声は?」
ベリチック「指名しなかったチームに聞いてくれ」
ペイトリオッツはTNFでファルコンズに勝って7勝4敗。日曜を「高みの見物」できる立場で待ちました。そして日曜には、ペイトリオッツにとって都合のいいことばかり起きる展開に。
コルツがビルズを破り、ビルズはこの時点で6勝4敗。ペイトリオッツがAFC東の地区首位になったのです。そればかりか、テキサンズがタイタンズを破り、タイタンズは8勝3敗に。ペイトリオッツとは1ゲーム差です。week12の直接対決でペイトリオッツが勝てば、勝率で並ぶだけでなくタイブレークを握ることに。
ペイトリオッツファンの僕としては、この展開を期待していたもののまさか本当にあり得るとは思っていなかった状況です。week11終了時点で、AFC北の首位はレイブンズ(7勝3敗)、AFC西はチーフス(7勝4敗)ですが、ペイトリオッツはこの2チームにもタイブレーク上有利(カンファレンス内成績でリードが見込まれる)。AFC西も北も混戦でどのチームがトップに出るかまだ分からない状況ですが、ペイトリオッツはブラウンズとチャージャーズに勝っていて、カンファレンス内の成績もいいので、ほぼどのチームにもタイブレークが有利な状況です。
驚きました。「9勝8敗で第7シードの望みがなるべく長く続けばラッキー」というのが僕のシーズン前の希望で、それがweek10までの現実でしたが、week11で急に「第1シード、狙えますよ」と言う状況になったわけです。
(思わずこんなコラム書きましたすみません↓)
【妄言】ペイトリオッツのスーパーボウル制覇を信じてみる - 鯖缶NFL三昧
とはいえ、ビルズ相手にはタイブレークで不利なので「直接対決で2勝」か「1勝1敗で他のチームの援護射撃待ち」のどちらかでないと上回れず、そこが簡単ではありません。「第1シード取れるかも」っていう話は正直まだ早いのですが、でも、逆に言えばweek12(タイタンズ戦)、13(ビルズ戦)に連敗したらもう2度とできない話なわけです。だから、まあ浮足立つのもしょうがない。
というか、week15のコルツ戦、16にまたビルズ戦、と4連敗も全然あり得るわけで、この時点で「第1シードから8位以下(プレーオフ逃す)まで、どれもあり得る」という状況です。なかなか面白い展開ですが、おそらく他のチームからすれば「面白くない」状況でしょうか。
week11 SNF PIT 37 - 41 LAC
なんでも恋愛に例える人「チャージャーズ、カッコいいし、面白いし、かわいくて好き。でも、私はつき合えない」
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 22, 2021
SNFのスティーラーズ対チャージャーズ戦。3Qで10-27の17点差になったときには、「スタジアムからもう帰ってもいい点差」かと思いました(というか帰ったお客も結構いたんじゃないですかね)。
それが何で4点差になったのか、っていう。というかこの4点差、1回逆転されてるんだから、なかなかのエンターティナーじゃないですか。パントブロック、自陣でのインターセプト、4thダウン失敗、とスティーラーズにボールを渡し続けました。
でも、逆転されてからのチャージャーズは強かった。ハーバートからウィリアムズへの鮮やかすぎるパスで逆転して、最後のスティーラーズのポゼッションではサックを連発して「4th&32」というあんまり見たことのない屈辱をロスリスバーガーに味わわせての終幕。
いやあ、「カッコいいし、面白いし、かわいい」カレシじゃないですか。
(試合のハイライト動画のリンクです↓)
Steelers vs. Chargers Week 11 Highlights | NFL 2021 - YouTube
week11まとめ
#week11を1ツイートで
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 23, 2021
(#村上春樹でNFL)
「今週は?」
「ベリチックの勝利で始まって、ブレイディの勝利で終わったよ。見ても見なくても同じなんだ。月が満ち欠けするみたいに、ワーグナーのオペラが長いように、あいつらはどうせ勝つ」
「悪夢ね」
「もっとひどい何かだ。悪夢ならいつかは終わる」
week11はペイトリオッツにとって都合のいい週だったと同時に、バッカニアーズにとってもプレーオフ戦線がかなり楽になった週でした。同地区のセインツ、パンサーズ、ファルコンズがそろって負け、カンファレンス内ライバルのパッカーズ、カウボーイズにも黒星がつきました。
僕にとってはウハウハな週でしたけど、まあ村上春樹でなくても「やれやれ」と思ったファンも多かったのではないかと想像します。
おまけ:ペナルティについて考え中
無免許運転と免許不携帯では、罪の重さも罰の重さも違うじゃないですか。ラフィング・ザ・パサーも、軽めのやつ用の罰則があったらいいのに。「悪意もなく危険でもないのは明らかだけど、形式上反則。2ヤード罰退。オートマティック・ファーストダウンにはしない」みたいなの。トーンティングも。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 11, 2021
例えばオフサイドは短距離走のフライングみたいなもので、罰がないと「やったもん勝ち」になっちゃうから反則の存在意義が分かりやすい。でも、トーンティングは攻守の有利不利に関係ないから、それでドライブが止まったり続いたりするとちょっと興ざめなような。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 11, 2021
雀荘で「鼻歌禁止」って決まりがあったとして。でも、鼻歌を歌ったところで配牌もツモもよくならないから、勝ち負けには関係なく、ただのマナー違反(もめごと回避)。だから、鼻歌で出禁は理解できるけど、鼻歌で4000オール罰符とかはちょっとよく分からない。
— 鯖缶@NFL三昧 (@savacanNFL) November 11, 2021
1プレーずつを止めるターン制バトルのアメフトにとって、反則はエンタメ上のアキレス腱だと思います。勝負どころでペナルティが出てしまうと、いかにも興ざめ。プレーの感想よりも「審判が悪い」「選手が悪い」「そもそものルールが悪い」みたいなことになってしまいがち(個人的には、アメフトをミーハーファンとして最大限楽しむために、ペナルティについては「しょうがない」と割り切って見るようにしています)。
今後NFLがエンタメ性を維持するために、ルールをどういじるか(あるいはいじらないか)についてはなんとなく注目したいな、とは思っています。
(今回はここまでにします)
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