2020年9月30日（水）
早起きして出勤前にKC＠BAL見ようかと思ったけど、ちょっと無理だった。5時半起き。なんか、妻が夢で誰かとケンカしてるらしく、「そんなこと○○（妻の名前）やってない！」とかなり大声で寝言。怖かった。妻はごくまれに「一人称＝自分の名前」になる。ということは、夢の中でケンカの相手は多分僕か。
なんか、ちょっと哲学的な面白さがあるな。「妻の夢の中の僕」は、「現実の僕」とは違う。「現実の僕」は、「妻の夢の中の僕がしたこと」に対して、言い訳も謝罪もできない、みたいな。妻よ、すまん。ストレスを溜めさせてしまっているのか。
NFLの選手を含め、一流アスリートがよく言うマントラに、「自分は自分のコントロールできることに集中する」というのがある。つまり、「周囲の状況とか、判定の不運、味方のミス、監督の判断なんかに集中力を削がれずに、自分の出来ることだけに集中する」っていう、「人事を尽くして天命を待つ」みたいな話。
妻の夢の内容も、妻の気持ちも、僕にはコントロールできない。そんなようなことを思ったりした。いずれにせよ、なんか気まずかった。
観戦スケジュール消化できず、普通に出勤。会社帰りに、エクセルシオールカフェで翻訳仕事のセルフチェック。バナナアーモンドスムージーみたいなの注文して。作業しながら飲もうと思ってたけど、PC立ち上がる頃には全部飲み終わってる、という自分あるあるをまた。チェック終わって帰宅。いやあ、安眠できるぜ。
10月1日（木）
朝、翻訳仕事のファイルをメールで送信して出社。一度会社に出て、1本電話を取ってから、「中抜け」で健康診断に。どういうことかよく分からないんだけど、健康診断の受診中も時給が出ることに今年から変わったらしい。「仕事の一部」ということかな。
「健康管理も仕事の一部」という考え方の是非は、ちょっと面白いテーマなのかもしれない。例えば、会社が従業員に禁煙を命じていいかどうか。まあダメな気がする。高熱の従業員に出勤させない処置は妥当か。僕は慎重に判断すべきだと思うけど、まあ仕方ない処置か。業務中のマスク着用は業務命令としてしょうがない気がするけど、通勤中の着用について命令したらどうか。行き過ぎなようにも思う。
健康診断。油断すると結構みじめな気分になるんだよな。健診用の手術着みたいなやつに着替えて、裸同然で、「まな板の上の鯉」みたいな感じ。普段の社会的な地位とか、財産も名誉も健康診断には役に立たない（僕にはステータスも財産もないけど）。そんな「ディフェンスレス（←アメフト用語）」な状態で、ぼんやりと自分の現在や将来が不安になる。
普段健康への配慮をサボって、なんとなく「これ以上太ったらヤバいな」ぐらいのことしか考えずにいて、また1年。去年、「要再検査」って出たのに、再検査サボってたじゃん。俺、もし成人病が進んでたら、どうしよう、とか思って、しょんぼりしちゃう。
そんな時、手元の番号札（その番号で診断メニューをスタンプラリーのようにこなしていく）を見ると、「俺、12番じゃん」と気づく。「12番ってことは、トム・ブレイディじゃね？ よく知らないけど、ブレイディの番号持ってたらがんにはならないんじゃね？」と。順番待ちのために持ってた文庫本は、ベリチックの愛読書でもあるらしい「孫子」。これはもう、縁起よすぎる。王朝の予感しかしないでしょ、とテンション上がる。
まあ、この手術着みたいなやつだって、スーパー銭湯にいるみたい、と思えばリラックスタイムと思えなくもない。
会社戻って、少し働いて帰宅。NBAのファイナル1戦を見る。レイカーズ対ヒート。アーロン・ロジャースがハードカウント得意なのって、「肩も足もある上に頭もいいのかよ。ゲームバランスぶっ壊れてるじゃん」と思ったのと同様に、レイカーズのアンソニー・デービス、ちょっと能力がチート過ぎませんかね、みたいなことを思う。
バスケの攻防って、5対5の組み合わせから「勝てる1対1」に持ち込むのが多分基本なんだと思うんだけど。「高さで勝つ」「パワーで勝つ」「スピードで勝つ」「テクニックで勝つ」みたいなミスマッチをどうやって作って、どうやって使うか、みたいな。でも、アンソニー・デービスって、「動くミスマッチ」というか。「あの体格で、あの身のこなし、ボールハンドリング、シュートタッチ、なんなんだよ」みたいな。スラムダンクの河田兄とマッチアップした赤木キャプテンの絶望感。しかも、レイカーズにはレブロンがデービスと同じかそれ以上のチート能力なので、なかなか負ける姿は想像しにくいな。
そう言えば、ペイトリオッツではグロンクが長いこと「マッチアップ・ナイトメア」の存在だったな（LBにはスピードで勝ち、セーフティはサイズで勝つので、フィールドにいるだけで2人分の圧力、という感じ）。
まだ消化してないKC＠BALも見たかったけど、力尽きて睡眠優先。早くKC＠BAL見ないと、情報封鎖が解除できない（実はそんなに困らないんだけど）。
（続きはこちらです↓）
（「NFL観戦日記2020」、１つ前の記事はこちらです↓）
