鯖缶NFL三昧

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【2021NFLマッチレビュー】week12 タイタンズ@ペイトリオッツ

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week12、ペイトリオッツはホームにタイタンズを迎え13対36で勝利し、今季の成績を8勝4敗にしました。ビルズが木曜に勝ち地区首位になっていましたが、この勝利でペイトリオッツが地区首位を奪い返しました。


【観戦メモ】

・完勝ではあったけど、楽勝ではなかった

終わってみれば23点差だし、1Qから一度もリードを譲らなかったはずなのに、「楽に勝てた」という印象はありませんでした。それでも勝てたのは、FGを粘り強く決め続け(6本中5本成功)、「ここぞ」という場面でディフェンスがターンオーバーを拾ったからです。


3Q、13対19の6点差の場面。相手RBフォアマンに中央を突破されてそのまま長いゲインを出されましたが、JCジャクソンのパンチでファンブルさせたボールを、ミルズがサイドライン出る直前に確保。


4Q、13対26の13点差の場面。ゴールライン2ヤード手前まで進まれるも、エンドゾーンへのパスをマコーティが弾いて、JCジャクソンがそれを手に収めてインターセプト。


この「ギリギリしのいだ」2つのターンオーバーが、勝利を大きく引き寄せました。この「ギリギリ」感によって、「楽には勝てなかった」という印象が残った気がします。

 

・オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームでそれぞれ及第点を取っていけ


その一方で「楽勝ではなかったけど、完勝だった」と言ってもいい、とも思いました。攻撃、守備、STがそれぞれ「100点ではなかったけど、70点を取った」というような(STには90点ぐらいあげていいですかね)。


序盤から中盤までラン攻撃は出せませんでしたが、ダメ押しの局面ではランが機能しました。マック・ジョーンズは、ヘンリーへのTDパスを決められなかったり(ヘンリーのセパレーションも、OLのプロテクションもほぼ完璧に見えました)、いい場面でサックを喫するなど完璧ではありませんでした。それでも致命的なミスはなく、WRボーンのファインプレー(2TD)にも助けられ、及第点と言っていいでしょう。ディフェンスはエース級の武器を欠いたタイタンズオフェンスを圧倒することはできませんでしたが、肝心な場面でビッグプレーを決めました。


「攻守両面で70点を取る試合」が見られたのは心強かったです。毎試合、すべてのドライブで100点を取れればベストですが、おそらくそんなことはあり得ない。「大きなミスを避けて及第点を取り、相手のミスを粘り強く待ち続ける」というような勝負術。ベリチックらしいチームが作れている気がします。

 

・今日のマック・ジョーンズ

僕が好きだったシーンは、「謎のファーストダウンセレブレーション」でした。

 

3Q、13-16の場面。点差を考えると3点ではなく7点が欲しい場面で、レッドゾーンまでボールを運んで1st&10。ファーストダウンでは、左のボーンへ投げたパスが、ボールに力が伝わらずポトリと落ちるミス。セカンドダウンでは、中央のジョヌ・スミスへのパスがインターセプトになりそうな危ないパスでした。サードダウンでは受け手が空かず、スクランブルで走りますが、ファーストダウンに届かず捕まります。


ここで、マック・ジョーンズは両手を前方に指さすセレブレーション。試合後の会見では、「ファーストダウンに届いたと間違えたのではなく、反則を受けたと思った」と話していますが、ちょっと恥ずかしいシーンでした。


でも個人的には、僕は好きなシーンでした。というのは、マックの「ちょっとエキセントリックな負けず嫌い」が垣間見えたシーンだった気がするのです。おそらく、直前の2つのプレーでの自らのミスに腹を立てて、やや冷静じゃなかったから出たセレブレーションだったんじゃないか、と。


NFLのQBは、屈強なパスラッシャーが襲い掛かってくる中でコンマ数秒の冷静な判断を求められる、かなり難易度の高いポジションです(僕は、「ヒグマに襲われながらフラッシュ暗算するみたいなエクストリームスポーツ」と想像しています)。たぶん、「ただ冷静な人」というだけでは無理で、「狂気に近いほどの勝利への意欲」を持ちながら、「その狂気を手なずけて、自分のコントロールを失わない人」が最強でしょう(もちろん僕はトム・ブレイディを思い浮かべながらこのセンテンスを書いています)。


マック・ジョーンズが時々見せる「負けず嫌い」感。ただの堅実なプレーヤーではないような大物っぽさを感じさせて、ますます推したくなるのです。

 

【現地ツイートより】

Dan Orlovsky(元QB、ESPNアナリスト)のツイートより

 

(上記ツイートの概要を以下にメモします。2プレーの解説です)

①1Q、3rd&10でRBボールデンへのスクリーンパスの場面。WRアガロア、LGカラスのブロックについて。

・タイタンズLB(55番Monty Rice)がRBボールデンのマーク担当
・ペイトリオッツWR(15番アガロア)は左に位置して右に走るシャロ―クロスのルート。タイタンズ55番がボールデンを追うのをコースに入り、遅らせる。
・ペイトリオッツLG(67番カラス)はマンカバーを理解しており、アガロアの動きを見て別の選手(S24番Elijah Molden)をブロックすることを選択。
・この2つのブロックが効果的で、RBボールデンは必要な10ヤードをゲインした。

②3Q、タイタンズ攻撃の2nd&10の場面。プレスナップでプレーを察知してスクリーンを出させなかった。

・QBタネヒルの左右にRBがいるが、左のRBの方は1ヤード後ろに位置。スクリーンのためのスペースを空ける意図かもしれない。
・LT(ルワン)が自分の股下から後ろを確認している。なぜ後ろを見るか。
・ペイトリオッツLB(54番ハイタワー)はそれに気づき、S(21番フィリップス)や他の選手にも注意喚起。
・ペイトリオッツディフェンスはスクリーンのためのスペースを潰して、タイタンズに狙いのプレーをさせず、タネヒルは右方向にスクランブルに出るしかなかった。


【ハイライト動画リンク】

Titans vs. Patriots Week 12 Highlights | NFL 2021 - YouTube

【おわりに】

さて、次週はMNFでのビルズ戦です。アウェーであることを考えれば、残りのスケジュールの中で一番「負けても仕方ない」試合ではありますが、どうなるでしょうか。


ビルズは攻守ともしっかりしたパンチ力のあるチームで、言うまでもなく強敵です。ジョシュ・アレンは15~20ヤードぐらいのパスをどんな場面でも決められる力があって、3rd&10とか1st&20でも全然油断できない感じ。セインツ戦でのビルズの守備は、「4人ラッシュなのに5人ぐらいに感じる」「何とかパスを通してもすぐ捕まって距離を稼げない」「12.5人ぐらいで守ってるんじゃね」という強さに思えました。


怖いような気もしますが、ハラハラと試合を待ちたいと思います。



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