鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)ファンの個人ブログです。

NFL観戦日記2022㉘(フェイクニュースに動揺する)

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11月9日(水) 悲観的すぎるのか、楽観的すぎるのか

おととい見たラムズ戦のブレイディの逆転ラストドライブ、何度も見直して。スパイクやアウト・オブ・バウンズでゲームクロックが止まっても、結局早いタイミングでスナップしてたのがいいのかもしれない。ノーハドル、でもノープロブレム。


「苦しい試合でも、なんとかしのいでいけば最後には勝てる」と、選手、コーチが思えるようなきっかけになるといいな。そして、ファンもそうだ(スタジアムのファンに辛抱がないと、ホームでも相手を飲むような雰囲気にならなくなると想像します)。


ついでに、というか。昨季のweek17のジェッツ戦も見たよ(ゲームパス最高かよ)。残り2分12秒、タイムアウトなしでの93ヤードの逆転タッチダウンドライブ。もう何回も見たけど、久しぶりに見て。今見るとグロンクの動きが、覚えてた以上にドタドタと遅くてウケたな。人の記憶ってあてにならない。


まだ2年目のマック・ジョーンズには、今のところこういうドライブはない。絶体絶命のシチュエーションでの自らが死神になったような、ファンの記憶に残る決勝ドライブ。あえて言えば、昨季のweek8のチャージャーズ戦かな。7点リードの第4クオーターで、6分ぐらい時間を潰してフィールドゴールにつなげた勝ち確ドライブか。ついでに、これも見直してみた。選手たちが浮足立ってなくて強そうでよかった。でも、これは7点リードの局面なので、「失敗したら試合終了」という状況ではない。そういう状況での逆転ドライブを指揮できるかどうか。


いつか、1回でもあるといいな、と。「キャリアで1回でもいいから」という願望は悲観的すぎるか。たぶん何度もやってくれるだろう。いや、もしかしたら楽観的すぎるのかもしれない。1回もそんな活躍を見せないまま先発落ちすることだってもちろんあり得る。どうなるか。確かめるのが、楽しみなような、怖いような。


11月10日(木) フェイクニュースに動揺する

ツイッターを見てたら、「ジョシュ・アレンの肘のケガは重傷。シーズンエンドと判明」みたいなツイートが流れてきて。すぐフェイクだと分かったんだけど、さすがに「カンベンしてくれ」って思ったよね。


ライバルチームの有力選手のケガ情報、僕は正直言って「オイシイ」って思ってしまう不謹慎な人間なんだ。少年マンガを読むような気持ちでハラハラしながらNFLを追っていて、選手たちは僕にとってヒーローなんだけど、それって「架空のストーリーの中にいる、想像上の人物」みたいな感覚なわけで。つまり、ウソのような活躍も、ヒーローっぽい慈善事業の逸話も、ライバルとの因縁も、犯罪に巻き込まれたり(あるいは当事者になったり)、悲劇的なケガも、「ストーリー」として消費してるということ。


だから、「ライバルチームの選手にケガ」のニュースを目にすると、「おお、ラッキーな展開じゃん」とか反射的に思ってしまう。その少し後で、それがシーズン終了レベルのケガ(ということは、選手生命すら危機にさらされるということだ)と分かったりするとさすがに、「ラッキーだなんて思って悪かったよ」みたく反省する。


気まずくなって落ち込んだ反動で、「ラッキーとか思っちゃうぐらい仕方ないんじゃね?」とも思うことが多くて。ミーハーファンなんてその程度のものでしょ。三国志のマンガを読んでて、「呂布つええ」みたいに喜んでる時に、呂布に殺された兵士を悼んだりする人がいたとしたら、フィクションを楽しむのがヘタすぎる。NFLだって、少年マンガのつもりで追ってるんだから、ケガのニュースが出た時だけ真顔になる方がウソっぽいでしょ、みたいな。


で、だいたいその続きで、「だけど、誰かのケガを喜ぶようなことを、言葉にするのはさすがにやめよう」という地点に落ち着く。アメフト経験者でも、他のスポーツでも、あるいは選手じゃなくても、実際にケガで涙を流した人はたくさんいるだろうし、自分の子どもや恋人がアメフトをやってる人は、ひょっとしたら自分以上に心配かもしれない。だから、「ジョシュ・アレンのケガは朗報」みたいなツイートをするのは違うでしょ、と。


だいたい、毎回起きるこの「敵の不運を喜ぶ」→「反省」→「反省するほどでもないかも」→「喜びを表に出さなければセーフ」みたいな思考ルートをたどるんだけど。その思考ルートを、今日もツイートを見てから20秒で5周ぐらいたどって。結果フェイクと分かった時の「ドギマギした俺がピエロかよ」感。なんなんだ勘弁してくれ。


夕食の時に、娘が「明日、学芸会本番なんだけど。マジで緊張する」みたいに言ってた。そうか、もう学芸会なのか。忘れてたわけではないんだけど、月日のスピードが目に留まらなすぎる。つい昨日が運動会だった気がするのにな。保護者の参観は土曜だけど、明日は児童鑑賞日ということ。息子の方はさして緊張してる様子はなくて。その差も面白い。娘はたぶん劇が好きだから緊張してるんだと思う。

 

11月11日(金) 大変恥ずかしながら

先週、職場の後輩とスプラ3の話をしていて。「3買ったんですよ」と聞いて、僕は、「2はめちゃくちゃやったけど、3は引退気味… 3がつまらないわけじゃなくて、新しいステージを研究するのがちょっと面倒じゃん。まあ、そこが楽しいんだろうけど、面倒だな、って思ってるうちに、やめようかな、とか思ってるところ。バトルじゃなくて、サーモンランだけやってる」とか話して。「え、一緒にやりましょうよ」「ああ、まあね。でもせっかくゲーム依存から抜けられそうなチャンスだからなあ」みたいな。先週の時点では、「社交辞令で誘った後輩」「話だけして結論をうやむやにした僕」みたいな話だったんだけど。


それからしばらくして思い返してみたら、遊んだほうが楽しいんじゃないか、という思いが強くなり。大変恥ずかしながら、誘い返したんである。「あのさ、やっぱ、スプラやりたいんだけど」みたいな。火曜の午後にやることになった。マンデーナイトフットボールを見てから、子どもたちが下校するまでの間。


20歳近く離れた若者と一緒にプレーするのか。まあ、ブレイディが毎週やってることだしな。大変恥ずかしながら、めっちゃ楽しみである。


帰宅後、サーズデーナイトのファルコンズ対パンサーズを一応チェック。今日からweek10か。試合の結果は、パンサーズの勝利。ドラフト順位上げたくないんか。ところで、ファンタジー・フットボールの僕のチームに、カイル・ピッツいるんですよ。でも、今季ここまでのところあまりポイントは稼いでくれず。この試合でも、「活躍できてない」というよりむしろ、「ファルコンズ攻撃のブレーキになってる」という印象。ピッツのプレーがよくないのかは分からないけど、マリオタのパスはピッツに投げる時にタイミングも、コントロールも、むしろ悪くなってたでしょ。


ファンタジードラフトで結構高い順位で指名した記憶がある。タイトエンドはポイントが読めない(「タッチダウンを挙げるかどうか」みたいになりがち)から起用が難しくて、スター選手取っておいたほうが楽かな、と思ったんだけど。ベンチどころか放出が妥当かもしれない。

 

ファンタジーフットボールの「なんちゃってGM」ですら、「せっかく高い順位で獲得したのに、放出はもったいない」とどうしても思っちゃう。自分の指名失敗を認めるのって難しいな(認めるかどうか以前に、そもそも考えることを無意識に避けてしまう)。実際のチーム運営でもそうなんだろう。知らんけど。

 

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