鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)の英文ニュースの一部を訳して紹介します

NFLweek14レビュー(ラムズ@ベアーズ、ペイトリオッツ@ドルフィンズ)

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week14まで進みました。「泣いても笑ってもあと少しでおしまい」などとはよく言いますが、まさに「泣くしかない」「笑うしかない」というのがNFLの試合を見たあとによく思うことだったりします。

NFLオフィシャルサイトのレビュー記事をチェックしながら、2試合を振り返ります。

 

www.nfl.com

(この記事から、一部を抜粋して紹介します。以下の英文は、引用したものです。


Chicago Bears 15, Los Angeles Rams 6
ベアーズ15 - ラムズ6

In a clash between arguably the league's top offense and defense on Sunday evening, defense prevailed. The Bears, fresh off surrendering 30 points to the Giants, held the world-beating Rams to just six in prime time, complementing a stiff run defense with impeccable pass coverage for the full 60 minutes. Chicago held the Rams to a Sean McVay-era low 214 total yards and forced a career-high four interceptions from Jared Goff.

リーグトップとも言えるオフェンスとディフェンスが衝突することとなったサンデーナイトの試合。勝ったのはディフェンスだった。前週ジャイアンツ相手に30点を許したばかりのベアーズだったが世界最先端のラムズをわずか6点に抑えた。頑丈なランディフェンスと、隙のないパスカバレッジの組み合わせが、60分続いた。ヘッドコーチにショーン・マクベイが就いてからのラムズでは最低となるトータル214ヤードに抑え、QBジャレッド・ゴフからはキャリア最多の4インターセプトを奪った。

 

The Bears weren't dominant by any means on the other side of the ball -- Mitchell Trubisky threw three picks and was no better than his counterpart -- but Chicago took advantage of its opportunities. The turning point came in the third quarter when Vic Fangio's front seven seized the lead from a 6-6 stalemate with a safety, and Trubisky responded with a nine-play touchdown drive, the lone one of the evening from either side. On the scoring play, the Bears brought in four eligible defensive linemen and threw it to the lone eligible offensive lineman, Bradley Sowell, for the TD. Inventive stuff, trademark Matt Nagy and what we've come to expect from this Bears bunch.

一方で、ベアーズのオフェンは試合を支配したとは全く言ええず、QBミッチェル・トゥルビスキーは被インターセプト3回で、相手QBより上回ったとは言えない内容だった。しかし、シカゴオフェンスは優位を築くチャンスを逃さなかった。試合のターニングポイントは、3Qだ。ディフェンスコーディネーター、ビッグ・ファンジオが指揮するフロント7がセーフティを奪い6対6だった均衡を崩すと、トゥルビスキーが9プレーのタッチダウンドライブでディフェンスの頑張りに応えた。

 

このタッチダウンは、この試合で両軍が挙げた唯一のタッチダウンとなった。タッチダウンを挙げたプレーでは、4人のディフェンスラインの選手がエリジブル(パスレシーブができる)として登場し、唯一のエリジブルだったオフェンスのラインマン、ブラッドリー・ソーウェルにパスを投げた。ヘッドコーチ、マット・ナギーのトレードマークになっている独創的なプレーで、ああいったトリックプレーは、今季のベアーズの楽しみになってきている。

(※ベアーズのTDの動画を貼っておきます↓)

www.youtube.com

 

Chicago played confident and loose in their building, bullying the frigid Rams into submission. In doing so, the 9-4 Bears passed yet another test on the path to league-wide legitimacy. Chicago ensured that its lead in the NFC North would not dwindle regardless of Monday night's result and even inched ever closer to an improbable first-round bye.

シカゴはホームで自信と落ち着きを持って戦い、ラムズをいじめ抜いて降伏させた。リーグを代表するチームであることを示すテストにまた合格し、成績を9勝4敗に伸ばした。シカゴはNFC北の地区優勝争いでのリードを広げ(※マンデーナイトでバイキングスが敗北)、プレーオフのファーストラウンドバイへの可能性を僅かにつなげた。

 

This Rams defeat was their ugliest since the end of the Jeff Fisher era, particularly on offense. Credit is of course due to Khalil Mack, Prince Amukamara, Akiem Hicks and the like for shuttering the Rams' high-flying offense, but Los Angeles couldn't get anything off the ground, or on the ground for that matter.

ラムズ、特にオフェンス陣にとっては、前ヘッドコーチのジェフ・フィッシャー時代以来となるような無残な敗北となった。手柄を挙げたのはもちろんOLBカリル・マック、CBプリンス・アムカマラ、DTアキーム・ヒックスらで、ラムズの高い攻撃力を封じた。ラムズオフェンスは何をやってもうまくいかず、ランも出せなかった(※)。

(※訳注:原文では「get off the ground=(飛行機が)離陸する、(物事が)順調にスタートする」のgroundと、ラン攻撃(on the ground)のgroundのかけ言葉になっています)

 

The league's leading rusher, Todd Gurley, was held to 28 yards on 11 carries; he had just six totes through three quarters. The play-action consequently never get going, the pressure on Goff never let up and the offense never started churning. After their first scoring drive -- a three-and-out FG "march" off a turnover -- the Rams had just one play in the red zone: a false start.

(*let up=(雨や雪が)やむ、(厚さ、寒さが)和らぐ)/churn(バターを作るために)かくはんする、激しく動く)

リーディングラッシャーのRBトッド・ガーリーは11キャリーで28ヤードのみに抑えられた。3Qで、わずか6回しかランを出せなかった。プレーアクションは何度やっても効き目が薄く、ゴフは絶えずプレッシャーにさらされ、オフェンスが回転し始めることはなかった。ラムズの最初の得点ドライブは、ターンオーバーで得た機会にスリーアンドアウトの“行軍”を見せFGに終わったもので、それ以降、レッドゾーンでのスナップは1度しかなかったし、それもフォルススタートだった。

 

It is alarming how, following that slugfest against the Chiefs and the bye, Los Angeles has struggled to put together a complete game on offense. Worse for the Rams is that Sunday's loss drops them to 11-2 and into a tie with the Saints atop the conference. Due to their earlier loss in New Orleans, however, L.A. is now behind the Saints in the race for home-field advantage.

(*slugfest=(ボクシングの)激しい打ち合い)

対チーフスの乱打戦と、バイウィークを明けてLAはオフェンスで苦戦をしているのは心配なところだ。さらに悪いことに、この敗戦でラムズは11勝2敗となったことだ。これはセインツと並んでNFCトップの成績ではあるものの、LAはニューオリンズとの直接対決を落としているため、第1シード争いでセインツを追う立場になっている。

 

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Miami Dolphins 34, New England Patriots 33
ドルフィンズ34 - ペイトリオッツ33

The New England Patriots (9-4) were seven seconds away from winning their 10th straight AFC East title until the Miami Miracle produced the most 'Fintastic finish in NFL history. With the Patriots taking a five-point lead in the final seconds on a Stephen Gostkowski field goal, the Dolphins started with the ball on their own 31 on the ensuing possession.

ペイトリオッツ(9勝4敗)は、10年連続となるAFC東の地区優勝を決めるまであと7秒まで迫ったが、そこでマイアミ・ミラクルがリーグ史上最も「“フィン”タスティック」なエンディングを生み出した。ペイトリオッツはキッカー、スティーブン・ゴスカウスキーのFGで5点のリード。それに続いて、ドルフィンズは自陣31ヤード地点からの攻撃だった。

 

Ryan Tannehill then threw a dart to Kenny Stills who ran it 14 yards before lateraling the ball to DeVante Parker. Parker then passed the ball to Kenyan Drake, who weaved his way through the thinning and backward-stumbling Patriots defense on the final 52 yards of a seemingly impossible trek to the end zone.

(*weave=(織物を)織る、編み込む/stumbl=つまづく、よろめく、ヘマをやる/trek=旅)

そこから、QBライアン・タネヒルはWRケニー・スティルスに14ヤードのパス。スティルスはらWRデバンテ・パーカーにラテラルパス。パーカーはそのボールをRBケニアン・ドレイクにつないだ。薄くなり、戻る動きでもつれるペイトリオッツの守備陣の間をドレイクは縫って進み、不可能に見えた52ヤードの旅をエンドゾーンまで走り切った。

 

It left everyone at Hard Rock stunned and the Dolphins (7-6) in the thick of the playoff hunt. Outside of the final play, the Dolphins put in a gutsy yet flawed performance. Ryan Tannehill performed decently despite being pressure often on the way to being sacked four times. He connected on 14 of 19 passes for 265 yards and three touchdowns and survived an injury scare just before halftime.Like most of the Dolphins wins, the first 59:44 of Sunday's game wasn't anything special, but Miami's resiliency managed to break through in the most unlikely of ways.

(*flawed=きずのある/resiliency=弾力性、復元力)

ハードロックスタジアムの観客を震撼させたこの結果により、ドルフィンズ(7勝6敗)はプレーオフ進出に有望な位置につけた(※現状8位だが、第6シードのレイブンズと同星)。最後のプレーを別にしても、ドルフィンズは完璧ではないがガッツのあるパフォーマンスを見せた。ライアン・タネヒルは4回のサックを受け、絶えずプレッシャーにさらされたものの、しっかりとプレーした。19本中14本のパス成功で265ヤード、3TDを獲得し、前半終了間際でのケガの危険もあったが踏みとどまった。

試合の最初の59分44秒は、ドルフィンズの今までの勝利と同様に特別なところのない内容だったが、最後には最も意外な方法でマイアミが試合をひっくり返した。


(※「マイアミ・ミラクル」の動画を貼っておきます↓)

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鯖缶より:「マイアミミラクル」には驚きました。ペイトリオッツファンの僕としては「ショッキング」な幕切れでしたが、「フットボールの神様の気まぐれ」で勝敗が覆るのも、アメフトの醍醐味でしょう。

ベアーズはリーグ最強の守備力を証明したゲームでした。オフェンスでのターンオーバーがなければ、完封してもおかしくない内容。今季のNFLはチーフス、ラムズ、セインツのオフェンスがシーズン前半爆発しましたが、シーズン終盤からプレーオフには、ディフェンスのチームが強さを発揮する流れになるかもしれません。

英文元記事では、他の試合も紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

 

 

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