鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)ファンの個人ブログです。

【NFL2019】week8 パワーランキング

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NFLはweek7までスケジュールを消化しました。全17週なので、week9がちょうど折り返し地点。トレードのデッドライン(week9が始まる直前の10月29日)まであと少し。プレーオフ争いが見えてくるところです。ほとんどの地区がシーズン最終盤まで優勝争いがもつれそうな感じで、非常に楽しみです。


今週も、NFL公式サイトから、パワーランキングの記事を見てみましょう(記事のタイトルの「week8」はweek8を迎えた時点でのランキングということで、記事内で語られている試合はweek7についてのものです)


【引用元】

www.nfl.com

(以下の英文部分は上記記事より引用したものです。訳や単語の意味は当ブログで作成しました。ぜひ元記事で全文をチェックしてみてください)


1位 ペイトリオッツ(7勝0敗)

Same old story. The Patriots have feasted on the Jets for years, and Monday night was no different. ESPN mics caught Jets quarterback Sam Darnold admitting he was "seeing ghosts" in the pocket. We could have guessed that without the wire -- Darnold threw four interceptions and lost a fumble in a game as one-sided as we'll see all year.

feast on 大いに楽しむ、大いに食べる
admit 認める、白状する
wire (口語)盗聴器、無線マイク

 

またも同じストーリーだ。ペイトリオッツは、ジェッツを何年も平らげてきて、マンデーナイトの試合も、今までどおりの結果となった。ESPNのマイクが拾ったのは、ジェッツのQBサム・ダーナルドがポケット内で「ゴーストを見た」と告白する声だ。我々は、ダーナルドの声をマイクを通して聞かなくても、彼が言ってることを想像できたかもしれない。シーズン通して最大級のワンサイドゲームとなったこの試合で、ダーナルドはINTを4つ投げ、1つのファンブルを喫した。

 

Tom Brady and the Patriots offense set the tone on the game's first possession: a 16-play, 78-yard touchdown drive that sucked the energy out of MetLife Stadium. While Darnold was under constant assault, Brady had all day in the pocket and was rarely harassed by a weak Jets pass rush.

set the tone 雰囲気を決定づける
assault 攻撃、暴力、脅迫
have all day (何かをするための)時間がたっぷりある
be harassed ハラスメントを受ける、苦しめられる、攻撃される

 

QBトム・ブレイディと、ペイトリオッツのオフェンスは最初のドライブで試合の雰囲気を支配した。16プレー、78ヤード進んでのTDドライブで、メットライフスタジアムの意気をくじいた。ダーナルドが打たれ続けた一方で、ブレイディはポケットで余裕を持ち、ジェッツのパスラッシュにほとんど苦しめられなかった。

 

One more note on that dominant Pats defense: New England has 18 interceptions, the second-highest total through seven games for a team in the past 30 years. Bill Belichick is running out a historically great secondary.

ペイトリオッツの支配的なディフェンスについて、1つメモを付け加えておこう。ニューイングランドはこの試合を入れて18INTを奪っているが、これは過去30年のNFLで7試合目の数字として2番目の多さだ。HCビル・ベリチックは、歴史的に見てもすばらしいセカンダリーを率いている。


※1996シーズンに、パッカーズが7試合の時点で20INTを挙げていたようです。このシーズン、パッカーズはSBを制覇しています。

1996 Green Bay Packers Statistics & Players | Pro-Football-Reference.com

 

5位 バイキングス(5勝2敗) 

The Kirk Cousins Revitalization Project rages on. The quarterback -- identified as The Problem in Minnesota three weeks ago -- has played as well as any passer in the league during the Vikings' three-game winning streak, continuing with Sunday's conquest in Detroit. Cousins absolutely shredded the Lions in play-action, continuing a trend that began (perhaps not coincidentally) at the start of this surge.

Revitalization 再生、再活性化
rage on 勢いが増す
conquest 征服
shred 切り刻む(シュレッダーにかける)
coincidentally (偶然に)一致した

 

QBカーク・カズンズの再生プロジェクトが勢いを増している。3週前には、ミネソタの問題点とみなされていたカズンズだったが、リーグのどのQBと比べても遜色ないプレーをこの3連勝では見せて、その勢いでこの日曜の試合でデトロイトを破った。カズンズはプレーアクションによってライオンズを徹底的に切り刻んだが、これはこの復調が始まった時からの傾向である(そして、おそらく偶然の一致ではない)。

 

Over the past three weeks, Cousins has a 157.2 rating on play-action, completing 32 of 42 passes for 592 yards and seven touchdowns without an interception, according to Pro Football Focus. Throw in another huge day from running back Dalvin Cook (25 carries, 142 rushing yards, two rushing TDs), and we're beginning to see the full potential of this Vikings offense. It's an attack with a ceiling as high as that of any team in the NFC.

Pro Football Focusによれば、直近の3週でカズンズはプレーアクションの際157.2のレーティングを出し、42本中32本成功で592ヤード、7TDで0INTというスタッツだ。RBデルビン・クックのまたしても大きな働き(25回のキャリーで142ヤード、2ラッシングTD)を加えて考えれば、バイキングスオフェンスの、フルポテンシャルが発揮されるのを、我々は目にし始めている。それは、NFCのどのチームと比べても、劣らない潜在能力を持った攻撃力だ。

 

※バイキングス対ライオンズのハイライト動画を貼っておきます。ライオンズのスタフォードも4TDを投げていて、見所はたくさんでした↓

www.youtube.com

(※公式動画はこのページに埋め込めないので、「Youtubeで見る」をタップしてYoutubeでご覧ください)

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8位 チーフス(5勝2敗)

Deep exhale, Chiefs fans. We're told Patrick Mahomes avoided the kind of major knee injury that would have ended his (and the Chiefs') season. Mahomes missing time isn't great news, obviously, but considering how grim things appeared as the MVP writhed on the turf at Mile High last Thursday, this feels like a blessing.

exhale 息を吐き出す
grim ぞっとするような、こわい
writh 身もだえする、もだえ苦しむ
blessing 祝福、天恵、ありがたいもの

 

チーフスファンよ、息を深く吐いて。QBパトリック・マホームズは、彼(とチーム)のシーズンを終わらせることになりかねない重傷は避けられたとようだ。マホームズが一時離脱するのはいいニュースとは言えないが、サーズデーナイトのマイルハイ(※デンバー)で、MVPが倒れこみ、苦悶の表情を浮かべたシーンにファンたちが想像した最悪の事態に比べれば、(シーズンエンドを避けられたのは)天の恵みとも言える幸運だった。


※英語ポイント:原文のマホームズのケガを説明する「 that would have ended his (and the Chiefs') season.」ですが、ここは「仮定法過去」です。わざわざ言うのは省略していますが、「もし運悪く本当に重傷だったのなら」という「現実に反する仮定」をして、「(その仮定どおりなら)シーズン終了となっていたケガ」と言っている内容です。なので、実際にはシーズンエンドにはなっていません。「would」を見たら仮定法かも、と思うと解釈を間違えないです。(よろしければこちらをどうぞ↓)

NFL民のための英文法⑦(「仮定法①」編) - 鯖缶NFL三昧

 

As for the game itself, credit the Chiefs for keeping it together in the midst of all that uncertainty. And let's give some love to the beleaguered defense, which held Denver to 205 yards and piled up eight sacks of the Joe Flacco the Broncos use as their starting quarterback. Spinning forward in a Matt Moore world, Kansas City has home games against the Packers and Vikings, followed by road games against the Titans and Chargers before a Week 12 bye. The Chiefs aren't constructed to thrive without their star QB the way the Saints have, but they'll have to find a way to survive.

beleaguered 包囲された、困難な状況にある
statue 像、彫像
thrive 栄える、うまくいく

 

ゲームについて言えば、(マホームズの状態の)不確かさの中で、チーフスが団結を保ったのは賞賛に値する。そして、今季ここまで苦戦してきたディフェンスにも少し好意を向けよう。チーフスディフェンスは、デンバーを205ヤードに抑え、ブロンコスが先発QBとして設置した“ジョー・フラッコの像”に8つのサックを浴びせた。“(チーフス控えQB)マット・ムーアの世界”に舞い込んだカンザスシティは、パッカーズ、バイキングスとホームゲームが続き、その後ロードに出てタイタンズ、チャージャーズと戦い、その後のweek12がバイウィークとなる。チーフスは、セインツのようにスターQBなしでもうまくいくようにはチームを構築していない。何とかして、生き残る道を探さなくてはならない。

 

※「Spinning forward in a Matt Moore world」は少し変な言い方ですが、カンザスつながりで「オズの魔法使い」(カンザスの農場に暮らす少女ドロシーが竜巻に家ごと巻き込まれてオズの国に着いてしまう)を思わせる言い方をしているのかな、と思います(ちゃんと調べてないので、勘違いかもしれません)。

 

10位 レイブンズ(5勝2敗)

It's time to come up with a proper nickname for Lamar Jackson, who is doing things on a football field that no one else can -- and it's happening on a weekly basis. Lamargic? The LaMarvelous One? Let's workshop it.

ラマー・ジャクソンのために、(彼の活躍に)ふさわしいニックネームを考えるべき時なのかもしれない。彼は、ほかの誰もできないようなことを、フットボールフィールドでやって見せている。しかも、それを毎週。「ラマージック」はどうか?「ラマーヴェラス・ワン」は? ワークショップで決めようか。

 

On Sunday against the Seahawks, Jackson took a snap on fourth-and-2 from the Seattle 8-yard line, danced to his right, then shot through an opening like an evolutionary Michael Vick for the crucial go-ahead touchdown. Moments earlier, Ravens coach John Harbaugh called his field-goal unit back to the sideline and opened the door for his very special young quarterback to do something very special. "Do you want to go for that?" Harbaugh asked his QB. "Hell yeah, coach, let's go for it!" Jackson quickly replied. "Let's go." Jackson has transformed into a star in his second pro season, and the Ravens are one of the most dangerous teams in the AFC because of it.

go-ahead 勝ち越しの(※「相手より前に出る」というイメージかと思います)

 

日曜のシーホークス戦、シアトル陣内8ヤード地点の4th&2でスナップを受けたジャクソンは、右へダンスのように踏み出して、ディフェンスのすき間を進化型のマイケル・ビックのように走り抜け、勝ち越し点となる重要なTDを決めた。その直前には、レイブンズのHCジョン・ハーボーは(一度はフィールドに送った)FGユニットをサイドラインに呼び戻し、彼の本当に特別なQBが、本当に特別なことをするためのドアを開いた。「(4thダウンギャンブルに)いきたいか?」と、ハーボーは彼のQBにたずね、「ええ当然です。勝負しましょう」とジャクソンは即答した。「いきましょう」と。ジャクソンはプロ2年目の今季、スターへと変貌を遂げ、そのことによってレイブンズはAFCでもっとも危険なチームの1つとなっている。

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【鯖缶より】

week6を後味の悪い終わり方で落としたライオンズを応援しながらライオンズ対バイキングスのゲームを見たのですが、バイキングスのオフェンスが止まらず、ライオンズは連敗となりました。強いチーム相手に充実した試合を見せ、連敗となっているライオンズは、結果がほしいところでしょう。


そして、TNFではマホームズのケガがありました。チーフスファンのみならずNFLファン全体が凍りついた瞬間でしょう。幸い「3週間程度」と報じられており、もうすでに練習には顔を出している模様。無理をせず、慎重に判断してほしいところです。


引用元の文で出てきたJoe Flacco the Broncos use as their starting quarterback. 「先発QBとしてブロンコスが設置した“ジョー・フラッコの像”」は、サックを浴び続けたフラッコ(とそれを許したOL、プレーコール)に対して相当皮肉の効いた言い方に思いました。マホームズのケガも心配ですが、ブロンコスオフェンスの状態もひょっとしたらもっと重症なのかもしれません。

 

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