鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)の英文ニュースの一部を訳して紹介します

【小ネタで覚える】アメフト用語②

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ツイッターアカウントで、アメフト用語を使った小ネタを時々ツイートしています。そのまとめです。1年以上前に第1弾を書いていて、その続編です。


用語の説明も付け加えます。ギャグの説明をするみたいでサムいのですが、アメフト用語に親しんで、ゲームをより楽しむきっかけになったらうれしいです。 

 

スクリメージライン(Line of scrimmage) 

 

アメフトは1回ずつプレーを止めて、「4thダウンまでに10ヤード進めば、また1stダウンから攻撃継続ができる」という世界観で戦うゲームです。その都度のプレーでオフェンスはフォーメーションを組んで、しかも「一度止まってその隊形を相手に見せる」など、 など手続きに様式があるのが特徴です。その、プレーごとの基準となる線が「スクリメージライン」。ボールが置かれたその幅の分だけ、見えない境界線があって、プレーが開始されるまでそこに入ったら反則、というイメージです。

 

僕はアメフトの面白さ、ハチャメチャさを説明するのに、「5対5の集団相撲と5対5のバスケ的攻防を同時にやる。状況や戦術によって人数配分を変更する」と言っていて、自分的にはよくできたたとえだと思うのですが、多分あまり伝わらない(見てもらったほうが早い)、というのがあります。

 

上のツイートのネタの解説を続けると、「はっきよーい」という行司のかけ声を「スナップカウント(snap count)」になぞらえています。

What is Snap Count? Definition from SportingCharts.com

 

スナップカウントは、QBがオフェンス全体、特にボールを渡す(スナップする)センターに、タイミングを伝えるためにかける号令のことです。QBとしては、オフェンスがプレーを始めるタイミングをできるだけ読ませたくないので、試合中にも「ハット(hut)」(ハットでなくてもよい)という回数を変えたり工夫します。


関連用語としては、アウェーのクラウドノイズで声が届かないことが想定される場合の「サイレントカウント(silent count)」(手足のゼスチャーや、直接体に触って合図する)、実際にはスナップせずに相手ディフェンスのオフサイドを誘う「ハードカウント(hard count)」などがあります。

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オーディブル(audible)

「オーディブル」はQBがディフェンスのフォーメーションを見るなどして、コーチでなくQBの判断でスナップ直前にオフェンスのプレーを変更すること。「激しい肉弾戦の途中に詰将棋を解く」みたいで、アメフトの「究極のスポーツ」っぽさと、「突き抜けたアホらしさ」っぽさを感じられる、いわば試合観戦の「華」的なシーンに思います。

 

だからこそ、その作戦変更の判断が遅れ、オフェンスメンバーへの伝達が遅れて結果的に「ディレイ・オブ・ザ・ゲーム(delay of the game)」の反則を取られるシーン(しばしばあります)は、まさに興ざめ。プレークロック(次のプレーを始めるまでの時間)がゼロになる前にスナップしないと、オフェンス側は5ヤード下がるペナルティーを受けるのです。

 

ところで、先ほど書いた「激しい肉弾戦の途中に詰将棋を解く」みたいな、QBのエクストリームスポーツ感について僕なりにまとめたツイートも下に貼っておきます。

 

オンサイドキック(onside kick)

前後半の開始やTD、FGの得点後に、キックオフが行われます。通常は敵陣に大きく蹴り込んで、なるべく深い位置から相手の攻撃が始まるようにするものですが、それを、「短く蹴って、蹴ったボールにキックした側のチームが突っ込み、ボールを捕ってしまおう」とするキックがオンサイドキックです。


オンサイドキックは、「成功する見込みの低い無謀な賭け」と言えます。キックしたチームは、「キックした地点から10ヤード」まではボールに触ると反則になるのに、レシーブするチームは反則になりません。つまり、レシーブ側が有利。


そして、2018シーズンからのルール改正で、「どちらかのサイドに選手は密集させる」「助走して突っ込む」などが禁止になったので、オンサイドキックはさらに成功しにくくなりました。(2017シーズンは21.7%、2018シーズンは7.5%)


それなのに、なぜオンサイドキックを蹴るかと言えば、「普通に蹴って相手ボールになり、そのままボールを保持されて試合終了」みたいな状況で、100%負ける選択をするよりは、5%でも可能性あるプレーを選択するからでしょう。


もしくは、「奇襲」として成功させる自信があるのなら、それは愚かな作戦ではなく「バカと紙一重の天才」なのかもしれません。


セインツはスーパーボウル44の後半開始のキックオフでオンサイドキックを遂行。それを成功させ、試合の流れを一気に引き寄せてスーパーボウルを制覇しました。(この時は、まだ助走して突っ込んでいいルールでした)

動画リンクを貼り付けておきます↓

(「Youtubeで見る」をタップしてYoutubeでご覧ください)


オンサイドキックがほとんど成功しなくなった今、前半開始のキックオフでオンサイドを選択するヘッドコーチがいたとしたら、良くも悪くも伝説になることでしょう。

 

「アメフトツッコミ」として、もう1つ貼り付けておきます↓

 

リージョン・オブ・ブーム/ 爆音軍団(Legion of Boom) 

Legionは軍団、boomは「大砲や雷の轟く音」で、「爆音軍団」の意味。シーホークスのスーパーボウル連続出場(48、49)を支えた強力DB陣のこと。中心選手だったリチャード・シャーマンがサンフランシスコ・49ersに移籍(2018から)、カム・チャンセラーが引退(2018まで)、アール・トーマスがボルティモア・レイブンズに移籍(2019)して、“解散”となったイメージです。


熱狂的な応援のクラウドノイズで有名なシーホークスですから、「爆音軍団」はぴったりのニックネームで、定着した呼び名でした。「ラジオインタビューに出演した時にニックネームを募集しようという流れになり、ツイッターで投稿された中から選んだ」とチャンセラーは話しているようです。

(参考記事貼り付けておきます↓)

https://www.espn.com/blog/seattle-seahawks/post/_/id/11740/how-the-lob-got-its-name


ところで、この名前はアメコミの悪役組織で「Legion of Doom」(doomは「破滅、悪い運命」の意味)の「もじり」でもあるようです。しかも、「Legion of Doom」というデスメタルバンドもあるみたいです。(なので、僕のツイートの「ありそうなバンド名」というネタは、すでに実在のバンドがあるなら、正直ちょっと失敗してる気もします)

 

他にも、ちょっと不良っぽいイメージの言葉で、響きがキャッチーな用語はバンド名に似合いそう。「クラウドノイズ(crowd noise)」は群衆の騒音という意味で、スタジアムの観客が、ビジターチームのオフェンスを邪魔しようと騒いで立てる音のこと。「アンネセサリー・ラフネス(unnecessary roughness)」は「不必要な乱暴」の意味で、すでにアウト・オブ・バウンズに出た選手にタックルした場合など、危険なプレーの際に取られる反則です。

 

そのあとの「バット・ファンブル(The Butt Fumble)」は、ジェッツQBマーク・サンチェスが味方ラインマンのお尻(=butt)に突進してボールを落としてしまった珍プレーにつけられた名前です。


もし、「バット・ファンブル」という名前のバンドがあったら、ちょっとユーモラスでイケてるな、と思います。「狙ったプレーができずに、突進しても無様な失敗ばかり」みたいな、「ロックっぽさ」を感じるいいバンド名に思うのですが、どうでしょうか。


(バット・ファンブルの動画を貼り付けておきます↓)

youtu.be

 

さて、長くなったので、今回はここまでにします。それにしても、用語解説としては脱線しすぎ、笑いのネタとしては説明しすぎというなんとも中途半端なコラムになりましたが、用語を言ってるだけで楽しくなってくるのがファンというもの。また似たようなまとめをつくるかもしれません。

 

以下、小ネタのツイートを貼り付けておきます。気に入ってもらえるネタが1つでもあればうれしいです。

 

 

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