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NFL(アメフト)の記事でよく見る英語表現まとめ②

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英語の辞書にはよく【フット】などと表記され、アメフト用語としての単語の意味が書いてあったりします。アメフトで使う表現が、アメフト以外の文脈で使われる時などは、慣れていないと解釈が難しい場合もあります。NFLの記事で出てきた英語表現で、よく使うもの、面白いものを集めてみました。英語が得意でないアメフト好きの方も、アメフトに詳しくない英語好きの方も、楽しめると思います。ぜひご一読ください。

 

(この記事の前編です。よかったら合わせてどうぞ↓)

NFL(アメフト)の記事でよく見る英語表現まとめ - 鯖缶NFL三昧

 

(以下のリストをクリックすると、その見出し語に飛びます)

 

 

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back to back

意味:連続で

例文:2014: One play away from back-to-back Super Bowl wins. Why didn't they give the ball to Marshawn Lynch?

訳例:2014年。2年連続のスーパーボウル制覇まで、あと1プレーまで迫った。なぜマショーン・リンチにボールを任せなかったか?

※例文は、シーホークスの近年の総括をする記事で出てきたものです。

 

cakewalk win

意味:楽勝

例文: The interception turned what should have been a cakewalk win into a loss. 

訳例:そのインターセプトによって、本来なら楽勝だったはずの試合が、敗戦になった。

※cakewalkは、元々は「ケーキを景品にして、歩き方を競う競技」の意味のようです。転じて、「簡単なこと」を言います。似た表現で「a piece of cake」も、「簡単なこと」の意味で使います。

 

Canton bound

意味:(将来)殿堂入り確実な

例文:Are Philip Rivers, Eli Manning and Ben Roethlisberger Canton bound?

訳例:フィリップ・リバース、イーライ・マニング、ベン・ロスリスバーガーは殿堂入り確実といえるだろうか?

※Pro Football Hall of Fame(プロフットボール殿堂)があるのがオハイオ州のカントン。 それにbound(電車などで「〇〇行き」の意味)を合わせた表現。「引退後に殿堂入りすることが確実な」ということで、現役選手のランキングなどでよく出てくる表現です。

 

Don't look now, but 

意味:今は見るな、目を合わせるな

例文:Don't look now, but Pittsburgh is 5-2-1 and streaking. 

訳例:ヤツらと目を合わせるな。ピッツバーグは5勝2敗1分、連勝中だ。

※「今は見るとヤバい」というような言い方で、スティーラーズの好調を伝えています。2018年week9でレイブンズ戦に勝利したあとに出た記事で使われていた表現です。

 

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drama

意味:もめごと、スキャンダル

例文:They need to avoid drama of any kind. It'd be shocking to see Kaepernick end up there.

訳例:彼らは、どんなものであれ余計な騒動は避ける必要がある。キャパニックが加入することがあれば驚きだ。

※「テレビドラマ」や「ドラマチック」と日本語でも使う比較的平易な単語ですが、注意が必要です。「もめごと、スキャンダル」のように、ネガティブなイメージで使われることが多いからです。NFLでは「コーチと選手の確執」とか、「飲酒運転の疑惑」とか、「試合や練習以外の余計な騒動」というようなことを指して、dramaと言います。(スポーツではなく一般的な文脈でも、dramaticはしばしば「大げさに芝居がかった」というようなネガティブなニュアンスで使われます)

 

game manager

意味:ゲームマネージャー(タイプのQB)

例文:Alex Smith proves he's not just a game manager anymore.

訳例:アレックス・スミスは、自身がもはや単なる「ゲームマネージャー」ではないことを証明した。

※例えば、「ディフェンスが強く、ランを出せるようなチーム」のQBには、「堅実な判断とミスの少ないプレーでオフェンスをコントロールすること」が求められますが、そのようなQBを言います。「フィールド上の監督」のようなイメージで褒め言葉のようですが、「not a play maker(=プレーメーカーではない)」という含意で言われることが多いです。ラッセル・ウィルソンは今やスーパースターの1人ですが、スーパーボウルを制した2013年シーズンのシーホークスの主役はディフェンスとRBマショーン・リンチ。その頃のウィルソンについて、「Many view Wilson not as a top-tier quarterback, but a game manager. (=多くの人は、ウィルソンをトップクラスのQBではなく、ゲームマネージャーと見なしている)」という文もありました。

 

hold ~ in check

意味:~を抑える、~を食い止める

例文:The Jaguars' defense, led by cornerback Jalen Ramsey's two interceptions, held the Steelers in check.

訳例:CBジェイレン・ラムジーの2つのインターセプトもあり、ジャガーズディフェンスはスティーラーズをよく抑えていた。

 

long day

意味:簡単でない試合

例文:We have to disrupt his timing, get him out of his groove and just try to make it a long day for him.

訳例:彼のタイミングを狂わせて、気分よくプレーさせないようにして、彼にとって容易じゃない状況にしなくてはならない。

※long day=長い一日、という表現がアメフトに使われると、「やっかいな相手との試合」「疲れる試合」という意味になることが多いです。上の例文では、ディフェンダーが相手QBに「 long day」と感じさせるような守備をしなければ、と語っている文脈です。

 

look like himself

意味:本来の姿に見える

例文:A big part of the reason that Brady hasn’t looked like himself is that his most important target, Gronk, hasn’t been nearly himself.

訳例:トム・ブレイディが本調子に見えないのは、ブレイディの最も重要なターゲットに大きな理由がある。グロンク(ロブ・グロンカウスキー)も、本来の姿にはほど遠い状態だ。

※選手の今の状態と、ファンの期待する姿とを比べるような文脈で出てきます。上の例文が出た次の試合でブレイディが活躍すれば、「Tom Brady looked like himself.(=トム・ブレイディは、彼自身に見えた)」などと言えます。

 

 

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one-two punch

意味:ワンツーパンチ

例文:Who has the best "one-two punch" RB's?

訳例:ランニングバックのペアが一番強力なのはどのチームだ? 

 ※ランニングバックのコンビによく使われる言い方です。2人のランニングバックが交互に出てきて、それぞれ相手ディフェンスにダメージを与えるイメージです。tandem(タンデム。2頭引きの馬車)もよく使われます。

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outside the numbers

意味:(フィールド上のヤード数を示す)数字の外側

例文:"I played a much different role early in my career — outside the numbers," Fitzgerald said.

訳例:「プロ入りしてしばらくは、今とは役割が違った。アウトサイドの位置でプレーしたんだ」フィッツジェラルドは言った。

※WRラリー・フィッツジェラルドのコメントから例文を拾いました。その後、主にインサイドでプレーするようになった、という文脈です。

※「numbers」フィールド上に書いてある「10」「20」「30」とヤード数を示す数字のこと。その外側のエリアを指す表現です。

※サイドライン際は「perimeter」です。

※「インサイド、フィールド中央」を指す言葉として、「between the hashes」があります。「hashes=ハッシュマーク」は、フィールド中央付近に1ヤード刻みで書かれた線(左右2本、点線のようになっているもの)のことです。

 

 

outsmart

意味:出し抜く、知恵比べで勝つ

例文:There are a ton of coaches who try to outsmart Belichick and Brady, but Coughlin's not one of them.

訳例:何人ものコーチが、ベリチックとブレイディに知恵比べで勝とうとしているが、コフリンはそうではない。

※スーパーボウルでペイトリオッツに2回勝ったジャイアンツのトム・コフリンは、チェスマッチ、戦略で彼らを上回ろうとするのではなく、よりシンプルなアプローチで挑み、それが功を奏した、と伝える文脈です。

※「outsmart oneself(=自らの策に溺れる、自分で自分の首を絞める)」も記事ではよく出てきます。2017年のweek15、スティーラーズはフェイクスパイクでタッチダウンを狙ってパスを投げるも、インターセプトに終わり、悪くてもFGでOTに持ち込めそうな状況から負けた試合がありました。その試合を伝える記事の見出しで、「Steelers outsmart themselves, lose controversial game to Patriots.(=スティーラーズは策に溺れた。論議を呼ぶゲームで、ペイトリオッツに負けた)」と報じられました。似た意味の表現として、「outjockey」もあります。これは、競馬の騎手(ジョッキー)が他の騎手に競り勝つということで、フェイクでディフェンダーを抜いた時など、「だまし合いで勝つ」というニュアンスがあるようです。

※outという接頭語をつけて、「〇〇で上回る」を意味する動詞は他にも出てきます。「outscore(=得点で勝つ)」「outcoach(=コーチ力で上回る)」「outspeed(=スピードで勝つ)」など。

 

to the house

意味:エンドゾーンに持ち込む(=タッチダウン)

例文: Their defense took two turnovers to the house in the first half.

訳例:彼らのディフェンスは、前半に2つのターンオーバーを奪い、そのままリターンタッチダウンした。

※主に実況でよく使われるセリフです。"30! 20! 10! To the house! Totchdown!"(ファンブルリカバーやインターセプトでディフェンダーが抜け出した場合や、RBやパントリターナーが独走状態になった時に、「残り30ヤード! 20!」とカウントダウンするように実況し、エンドゾーンにたどり着くと「To the house!」というのです。実況では目の前でタッチダウンになっているので意味が簡単に分かりますが、記事でも出てくることがあるのでこちらで取り上げました。

 

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pigskin

意味:(アメフトの)ボール

例文:The Ravens finally did retrieve the pigskin.

訳例:レイブンズは、ようやくボール(の保持権)を取り返した。

※pigskinは「豚の皮」。NFLの記事で出てきたら、ほぼ「ボール」の意味でしょう。上の例では、「ボールの保持権」を表しています。

 

signature

意味:自らを証明するような、独自の、名刺がわりの

例文:The Chargers authored a signature win going into Seattle to beat up on the Seahawks.

訳例:チャージャーズは、敵地のシアトルでシーホークスを倒し、自らの力を証明するような勝利を挙げた。

※signatureの意味は「署名」。そこから、上のような意味が出てきます。全チームが総当りにならないNFLでは、各チームの序列が必ずしも星取表どおりにならないこともよくあります。敵地で力のあるチームに勝てば、「signature win(=自らの力を証明する勝利)」と言えるでしょう。

※他にも、signature move(=サインのように特徴を表す技、名刺がわりのプレー)」という言葉をスポーツではよく使います。NBAのマイケル・ジョーダンの滞空時間の長いフェイドアウェーなどがイメージしやすいでしょうか。NBAに比べれば、組織プレーのアメフトでは「独自の個人技」は出てきにくいかもしれませんが、「Odell Beckham Jr. has made the one-handed catch his signature move. (=オデル・ベッカム・ジュニアは、ワンハンドキャッチを彼のシグネチャームーブにしてきている)」だとか、「Peyton Manning signature move would be a pre-snap audible.(=ペイトン・マニングの名刺がわりと言えば、プレスナップのオーディブルだろう)」などの使い方で出てきます。

 

uncharacteristic

意味:(〇〇にとっては)珍しい、(〇〇の)特徴でない

例文: It was an uncharacteristic error that stunned both the quarterback and his team.

訳例:QBとチームにとってショックだったのは、普段なら出ないはずのミスが出たことだ。

※試合のポイントとなったミス、ペナルティーなどを説明するときに定番の形容詞です。

 

under center

意味:クォーターバックのポジションに

例文:So long as Rodgers is under center, the Pack are back.

訳例:ロジャースがQBである限り、パッカーズは復活するだろう。(※2017年にアーロン・ロジャースが負傷し、プレーオフを逃したパッカーズ。2018年シーズン前の予想で出てきた文章です)

※「ショットガン」のフォーメーションなどでは、QBはセンターから離れてスナップを受け、それに対して「Iフォーメーション」などではセンターの真後ろにQBは位置するので、後者をunder centerと言います。ただし、記事や実況ではフォーメーションを考慮せず単に「QB」を意味する場合も多いです。

※QBを指す言葉としては他に、「signal-caller」「gunslinger」などもよく出てきます。

 

video game numbers

意味:ゲームのようなスタッツ

例文:Lamar Jackson put up video game numbers in college.

訳例:ラマー・ジャクソンは、まるでビデオゲームのようなスタッツをカレッジで積み上げた。

(※現実の数字とは思えないような好成績、ということです)

 

with flying colors

意味:見事に、大成功で(※「勝利の旗を翻らせるように」というイメージです)

例文: In a game the Titans likely saw as a test of who and where they are, they passed with flying colors.

訳例:タイタンズとしては自らの力を試されるテストに、見事に合格したような試合だった。

※例文は、2018年のweek10で、タイタンズがペイトリオッツに勝った試合を伝える記事で出てきたものです。タイタンズのヘッドコーチ、マイク・ブレイベルは現役時代ペイトリオッツでプレー。ビル・ベリチックの「教え子」のようなイメージで、「test」「pass」という言葉が選ばれているのも面白いところです。

 

“”(ダブルクォーテーション)

意味:(皮肉の意味を強調して使う)

例文:Bill O’Brien is the most “successful” coach from Bill Belichick’s coaching tree.

訳例:ビル・オブライエンは、ビル・ベリチックの門下生の中で、最も“成功した”コーチだ。

※上の例文では、テキサンズヘッドコーチ、ビル・オブライエンのその時点での通算戦績(37勝36敗)を紹介して、決して「successful」とは言える成績ではないものの、それでもその他のコーチと比べれば「マシ」なので、引用符を使って「文字通りの意味ではない」と強調している言い方です。

※実況では、口で「quote-unquote」という場合もありますし、ドラマや話者が写っているインタビューなどでは、ゼスチャーで両手の指2本で引用符の形を見せて「わざと褒め言葉を使ってるけど本当は皮肉」という意図を示したりするのもよく見られます。

 

 

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ひとまず以上です。

(続編はこちらです↓)

 

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(過去のまとめです。合わせてどうぞ↓)

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