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NFL(アメフト)の実況でよく聞く英語表現まとめ③

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同じタイトルのまとめ記事の第3弾です。過去2回は、「NFL(アメフト)ならではの用語」「面白い言い回し」を中心に、読み物として面白そうな英語表現を中心に紹介してきましたが、今回はよく使う「基本単語」も含めてまとめてみました。単語帳のようにご利用ください。

 

例えば、complementary(=相互補完の)という単語はアメフトに関わらず出てきますが、意味がつかみにくくて、覚えずらい単語かもしれません。でも、「complementary football(=コンプリメンタリーフットボール)」という言葉を理解すれば、おそらく忘れないはず。アメフトを通じて理解すると、英語力が自然と鍛えられると思います。ぜひ、聞き取れる単語や言い回しを少しずつ増やしていってください。

 

(以下のリストをクリックすると、その見出し語に飛びます)

 

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absorb

意味:(ヒット、タックルを)受ける

例文:Big Ben absorbs big hit, still completes pass to Brown.

訳例:ビッグ・ベンは大きなヒットを受けながらも、ブラウンへパスを通した。

※absorbの主な意味は「吸収する」で、「(パンチを受けても)倒れない」などの使われ方もあります。アメフトにおいても使われます。

※「(衝撃を)吸収する」「(タックルを受けても)倒れない」というよりは、アメフト実況では単に「(タックルを)受ける」ぐらいの意味で使われることが多いです。

 

against

意味:~に対して

例文:It's a huge penalty against the offense.

訳例:オフェンスに対して、大きなペナルティーです。

※イエローフラッグが出ていて、オフェンスとディフェンス、どちらに反則があったのかを説明するときに、againstをよく使います。

 

as

意味:~する時に、~しながら

※いろんな意味のある「as」ですが、その中で2つの事柄の同時性を表す「as」が実況ではよく出てきます。プレーを見ながら話すので、「as」でなんとなく言葉の流れをつないでいくような感じで、意味が薄い場合もあります。

 

allow

意味:許す、可能にする

例文:The focus on Gurley allowed Jared Goff to deliver perfect strikes.

訳例:(相手ディフェンスの意識が)ガーリーに集中することで、ジャレッド・ゴフは完璧なパスを投げられるようになった。

※上の例のように、「(A) allow (B)」という形で、「(A) が(B)を許す→(A) という状況があることで、(B)が可能になる」ことを説明します。そのため、アメフトの戦術などを説明するには使い勝手のいい動詞で、よく出てきます。「The Redskins underrated offensive line will allow Smith to find open receivers, which is something he excels at.(=レッドスキンズのオフェンスラインは過小評価されているが、彼らのおかげでスミスはオープンレシーバーを見つけられる。彼の強みを発揮できるようになるだろう)」など。

 

arguably

意味:おそらく、ひょっとしたら

例文:Aaron Rodgers is arguably the most talented QB in the league.

訳例:アーロン・ロジャースはおそらくリーグで最も才能のあるQBだ。

※argue(議論する)+able(できる)なので、「議論の余地がある」という意味でも使いますが、どちらかというと「(断定はできないが)多分」というプラスイメージで使います。「彼がベストかはわからない」などと言いたい場合には、「debatable」をよく使います。「Whether he is the most talented QB or not is debatable.(=彼が最も才能のあるQBかどうかは、議論の余地がある)」など。

 

awareness

意味:気づくこと、認識できること、アウェアネス

※実況では、「QBが、ポケット内でパスラッシュの危険とその程度を認識すること」を意味する言葉としてよく出てきます。

 

clinch

意味:(勝利を)決定づける

例文:He made the game clinching play!

訳例:試合を決定づけるプレーを決めました!

※clinchは、「打ち込んだクギを曲げて取れないようにする」が主な意味。ボクシングの「クリンチ」を思い浮かべても、意味がつかみやすいかもしれません。

 

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complementary

意味:相互補完の、互いに補い合う

例文:That's an example of the complementary football which has helped to define the Belichick era in New England.

訳例:これが、ベリチック時代のニューイングランドを定義づけてきた、「コンプリメンタリーフットボール」の好例だ。

※例えば、「オフェンスが簡単にスリー・アンド・アウトに終わらず、ボールを進める」→「スペシャルチームがパントでボールを敵陣深くへ蹴り込む」→「ディフェンスが相手を進ませずにパントに追い込む」→「スペシャルチームがパントリターンでゲインして、いいフィールドポジションを得る」→「オフェンスがTDに結びつける」というような流れ。「オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームがそれぞれの仕事をしてチームとして助け合う」というイメージが、「complementary football」です。 

 

critical

意味:決定的な、非常に重要な

例文:He dropped a wide open pass in a critical situation. You can't do that! 

訳例:彼は空いていたのに、この重要な状況でパスをドロップしました。これはいけません。

※crucialも、同じ意味でよく使います。

 

deserve

意味:(~に)値する、(~を)受けて当然の

例文:The OC deserves much credit for making the appropriate calls time and again.

訳例:オフェンシブコーディネーターは適切なプレーコールを繰り返したのだから、もっと評価されるべきだ。

 

firepower

意味:(主にオフェンスの)破壊力、(※一般的には「武器の火力」)

例文:Saints have enough firepower on offense and just enough D to topple Falcons.

用例: セインツはオフェンスに十分な武器を備えており、ディフェンスもファルコンズを倒すには足りる力を持っている。

※WRやRBを、weapon(武器)と言う場合もよくあります。「Their stockpile of weapons is useless if Eli can't get them the ball in space.

(=ジャイアンツには武器になれる選手が充実しているのに、イーライがボールを正しく投げられなければ、彼らの存在もムダになる)」など。

 

gotta

意味:~しなくてはならない、~する必要がある

例文:You gotta keep up with Rams offense.

訳例:ラムズのオフェンス(得点力)に、ついていかなければならない。

 

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guilty party

意味:(反則の)犯人

例文:He is the guilty party on this occasion. 

訳例:この反則を犯したのは彼でした。

※個人に対しても、チームに対しても使います。

 

healthy

意味:ケガのない、ケガから回復した

例文:Gronkowski needs to get healthy and get back to dominating.

訳例:グロンカウスキーはケガを治し、相手を圧倒する力を取り戻す必要がある。

※「healthy」と言うと、「病気になっていない、病気から回復した」という意味が最初に浮かびますが、NFLの選手についての話で出てきたら、「ケガのない、ケガから回復した」という意味がほとんどです。

 

 

offset

意味:相殺する、(受身で)相殺される

例文:Those penalties were offset.

訳例:(オフェンスとディフェンス)ペナルティーは相殺されました。

※オフェンスとディフェンスに双方反則が出た場合には、それらは相殺されカウントされず、もう一度ダウンをやり直すことになります。その際にoffsetという単語が出てきます。

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pile

意味:(選手たちの)塊、山

例文:The running back jumps over the pile and scores a touchdown.

訳例:ランニングバックが(オフェンスとディフェンスのラインマンたちの)塊を飛び越えて、タッチダウンを決めた。

※pileは、よく「pile of books(本の山)」などで使われる単語で、大量のものが積み重なっていることを伝える言葉です。アメフトの実況では、もちろん選手たちのことを言います。パワーのあるランナーがブロッカーのラインマンを押しながら進む時には、「push the pile」などと言います。

 

prospect

意味:有望な人、ドラフト候補生

例文:Saquon Barkley is the top RB prospect since Adrian Peterson.

訳例:セイクワン・バークリーはRBとしてエイドリアン・ピーターソン以来の逸材だ。

※「予想、期待」の意味でよく使われる単語です。実況では「有望選手」「ドラフト候補生」の意味でよく出てきます。

 

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prove

意味:証明する

例文:Todd Gurley proved once again as he goes, so goes the Rams' offense.

訳例:トッド・ガーリーは、彼が活躍すればラムズオフェンスは止まらない、ということをまたしても示した。

 

shy

意味:足りない

例文:He scrambled on fourth down and was two yards shy of first down.

訳例:彼はフォースダウンでスクランブルに出たが、ファーストダウン更新には2ヤード届かなかった。

※shyには「内気な」以外にも、「不足した」という意味があって、実はアメフトに限らずよく出てきます。アメフトの実況では1試合に何度も使われる単語です。

 

snatch out of the air

意味:(ジャンプして)空中でつかみ取る(ように捕球する)

例文:There were multiple passes that he was able to snatch out of the air that were off-target.

訳例:やや狙いを外れたパスでも、彼が空中からつかみ取ったパスがいくつもあった。

※レシーバーの胸の前に投げられた捕りやすいパスではなく、ジャンプして空中からつかみ取るように、手を伸ばしてキャッチする場合に出てくる表現です。上の例は、WRの能力を褒めている内容です。「snatch」は「ひったくる」という意味です。 

 

so far

意味:これまでのところ

例文:He has played every snap on defense so far this season.

訳例:今季これまでのところ、彼はディフェンスのすべてのスナップで出場しています。

※文脈によって「この試合で」「このシーズンで」「彼のキャリアで」などそれぞれで使われます。

 

sophomore

意味:(プロ入り)2年目の、(カレッジ、ハイスクールで)2年生の

例文:He has to prove that he suffered no sophomore jinx.

訳例:彼は「2年目のジンクス」におちいっていないことを示さねばならない。

※ 「sophomore jinx」または「sophomore slump」は、1年目に活躍した新人が、2年目に伸び悩んでしまうこと。ハイスクール(4年制)、カレッジで3年生はjunior、4年生はseniorなので、それも合わせて覚えてしまいましょう。

 

that

意味:(副詞で)それほど

例文:I think he's a good player, but they just gave him a five-year $52-million deal in April. He is not that good.

訳例:彼はいい選手だと思うが、チームは4月に5年5200万ドルの契約を彼と結んだ。そこまでいい選手ではない。

※「それ」「あの」という意味以外にも、thatには副詞として「それほど」という意味があります。この例文では、goodの程度を表す言葉として「その高額契約に見合うほどには」ということを伝えています。「Maybe Colin Kaepernick Is just not that good.(=ひょっとしたら、コリン・キャパニックは単にそれほどいい選手じゃないだけかもしれない)」という文も例として紹介しておきます。

 

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the last thing 

意味:最もしたくないこと、一番してはいけないこと

例文:The last thing they want to see is a pivotal player get seriously injured in a statistically meaningless game.

訳例:チームが最も見たくないことは、重要な選手が意味のない試合で重傷を負うことだ。

 

think outside of the box

意味:既存の枠にとらわれずに考える、独創的に考える

例文:He can think outside of the box as a offensive coordinator.

用例:彼は独創的な考えができるオフェンシブコーディネーターだ。

 

watch out!

意味:気をつけろ

※試合中のあらゆる場面で出てきます。同じ意味でLook out!とも言いますが、Watch out!の方が使用頻度は高い気がします。

 

way

意味:はるかに、すごく

例文:He performed way below his standard.

訳例:彼のパフォーマンスは普段よりはるかに悪かった。

※「way」といえば、名詞で「道、方法(とその派生の意味)」がすぐに思い浮かびますが、副詞で「はるかに」という意味もあり、NFLの実況ではよく出てきます。

 

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ひとまず以上です。今回は「アメフトで使う言葉の中で、アメフト以外でも使いそうなもの」 を中心に選んでみました。

 

NFLのコメントで出てきそうなセリフはどの試合も大差ありませんので、慣れれば4割ぐらいは聞き取れるようになるはず。4割も聞き取れれば十分楽しめます。ぜひ試してみてください。

 

(Youtubeのアメフト動画から例文を抜き出して、語彙力アップとリスニング力アップに使える記事も作ってみました。あわせてご利用ください↓)

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