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NFL名言集⑭【2021シーズン編④】

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NFLの選手やコーチの言葉で、グッとくるものを集めてみました。今回は2021シーズン編の第4弾です。言ってることがカッコいい、言い回しが面白い、シーズンのハイライトとなった出来事を伝える言葉、などの観点でピックアップしました。

 

(基本的に時系列順にならべてあります。英語の部分は引用、訳は当ブログで作成しました。引用元のリンクも貼っておきましたので、ぜひ確認してみてください。また、話している場面の動画ツイートがあればなるべく貼り付けるようにしました)

 

Kliff Kingsbury クリフ・キングスベリー(カーディナルスHC)

”They should just name the award Bill Belichick and when he retires, bring that back. Until he retires, I don't think anyone else should get that award.”

「(コーチ・オブ・ザ・イヤーの)賞は、ただビル・ベリチックと呼ぶべきだ。彼が引退してから、名前を戻せばいい。彼が引退するまでは、他の誰かがコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞すべきとは思わない」

 

week14前に。それまでカーディナルスは10勝2敗の好成績でNFC首位。コーチ・オブ・ザ・イヤーの有力候補だと言われていることに対して、笑いながら答えた。キングスベリーは、QBとして2003年にベリチックの率いるペイトリオッツに在籍していたことがある。

 

Cardinals coach Kliff Kingsbury says Patriots coach Bill Belichick should win NFL coach of the year

 

Bill Belichick ビル・ベリチック(ペイトリオッツHC)

”That's very nice of Kliff to toss that bouquet. I'll toss it right back. Kliff has done a great job and should be the coach of the year.”

「クリフが気を使ってブーケをトスしてくれたが、私はそのブーケをそのまま返すよ。クリフは素晴らしい仕事をしており、彼こそがコーチ・オブ・ザ・イヤーにふさわしい」

 

キングスベリーの賛辞を伝えられたベリチックが、独特の言い回しで賛辞を返した。
しかし皮肉なことに、カーディナルスもペイトリオッツもシーズン終盤は失速し、カンファレンス首位も地区優勝も逃し、プレーオフではワイルドカードで姿を消した。(コーチ・オブ・ザ・イヤーは、タイタンズのマイク・ブレイベルHCが受賞した)

 

NFL news: Patriots' Bill Belichick reveals his 2021 Coach of the Year

 

Mike Zimmer マイク・ジマー(バイキングスHC)

“Another fun night. The team that played in the first half was pretty darn good and probably could beat anybody. The team that played in the second half could get beat by anybody. . . . We kept the TV ratings up, too, so that’s good. Every week we do it.”

「また今日も楽しい夜だった。前半の我々は、おそらくどのチームを相手にしても倒せる素晴らしい出来だった。そして後半は、どのチームが相手でも負けるような内容だ。視聴率をキープできたのは、よかったよ。我々は毎週そうなんだ」

 

week14のTNFでスティーラーズを相手に辛勝した後のコメント。前半は29対0で大差をつけるも、後半1ポゼッション差まで追いあげられた試合運びの拙さについて振り返った。自虐的な皮肉のユーモアだが、渋い表情を崩さずに怒りを堪えるように語った。

 

Mike Zimmer: Another fun night, we kept the TV ratings up, every week we do it - ProFootballTalk

 

Teddy Bridgewater テディ・ブリッジウォーター(ブロンコスQB)

"A special moment. To be a part of something like that ... it was great to go out there with 10 guys and understand he's out there with us."

「特別な時間だった。あんな場面に立ち会えたんだ。10人でフィールドに出た。僕らはみな、彼もそこにいると分かってた」

 

week14のライオンズ対ブロンコス戦の最初のオフェンスでは、ブロンコスはⅩレシーバーの位置を空けて10人でフォーメーションについた(対戦相手のライオンズは、ブロンコスのディレイ・オブ・ゲームのペナルティをディクライン)。これは、33歳の若さで亡くなったWRデマリアス・トーマスを追悼したもの。そのことを振り返り語った。

 

Denver Broncos honor late WR Demaryius Thomas in blowout win over Detroit Lions

 

 

Brett Favre ブレット・ファーブ(元パッカーズQB)

"Enjoy it because it goes by so fast, and the next thing you know, it's over."

「今を楽しんでくれ。時の移ろいは早い。気づいた時には、すべてが過ぎ去っている」

 

パッカーズQBアーロン・ロジャースは、week15のレイブンズ戦で通算442TDとなり、ブレット・ファーブの持つ球団記録に追いついた。そんなファーブから受け取ったメッセージを、ロジャース自身が引用して紹介した。

Brett Favre’s advice to Packers' Aaron Rodgers? ‘Enjoy it. Because it goes by so fast. And the next thing you know, it’s over.’ | Pro football | madison.com

 

Ian Book イアン・ブック(セインツQB)

 “... I’m just going to keep telling myself, ‘What a great opportunity. There’s a million excuses out there and we’re going to use none of them.”

「僕は何度も自分に言い聞かせてる。これは素晴らしいチャンスなんだ。言い訳ならいくらでもある状況だけど、そのどれも使うことはない、とね」

 

テイサム・ヒル、トレバー・シーミアンがCOVIDリスト入り。MNFでの先発出場が見込まれる状況で、新人QBが心境を話した。セインツはweek16を前に7勝7敗。プレーオフ進出に向けて重要な試合だった。(試合はセインツの敗北。2INT、被サック8でブックは結果を残せなかった)

Saints rookie QB Ian Book doesn't know what Monday will feel like. But he's ready for his NFL debut. | Saints | nola.com

 

Matthew Slater マシュー・スレーター(ペイトリオッツST)

“We have some choices here. One of the choices is to let this just spiral out of control. And the other choice is (put) our feet in the ground and make a stand and fight. I believe in the character of the men in this locker room. I believe we will fight.” 

「俺たちには2つの選択肢がある。1つは、この逆境を制御するのをあきらめること。もう1つは、地に足を着け、踏ん張って戦うことだ。このロッカールームにいる男たちの本質を俺は信じてる。俺たちは戦うよ」

 

week16のビルズ戦の敗戦のあとで。ペイトリオッツは2連敗を喫し、地区首位をビルズに譲り第6シードまで後退していた。

Slater: Pats must stick together and fight

 

Davante Adams ダバンテ・アダムス(パッカーズWR)

”If you're scared, go to church.”

「もし怖いなら、教会に行けよ」

 

パッカーズはweek17の時点で13勝3敗でNFC1位シードを確定。Week18は順位に関係しない試合になっていた。(ケガのリスクがある中で)出場したいかと聞かれての答え(歌詞の引用)。アダムスとしては「(俺は)怖くないから、(教会ではなく)フィールドに出るよ」と意欲を語ったもの。

 

Packers news: Davante Adams drops Ice Cube bar for Week 18 motivation

 

Rob Gronkowski ロブ・グロンカウスキー(バッカニアーズTE)

"If I don’t get the seventh catch, I have to go get a real job." 

「もし7つ目のキャッチができなかったら、転職活動してカタい仕事を探さなくちゃいけないな」

 

week18のパンサーズ戦の試合中のセリフ。グロンカウスキーはインセンティブを達成するための条件を自分でも理解しており、それをジョークを交えて話したもの。試合は4Qに差がついてブレイディはベンチに下がるはずの場面だったが、フィールドに登場してグロンカウスキーへこの試合7本目のパスを成功させてから、控えQBのギャバ―トと交代した。

 

 

Derek Carr デレク・カー(レイダーズQB)

"It's been a long road, but I wouldn't trade any of it. A lot on my mind in these pictures. Keep grinding, keep that chip on your shoulder, and never let anyone tell you what you can't do. We made it back #RaiderNation now let's have some fun!"

「長い道のりだったけど、僕はその過程のすべてを手放すつもりはない。多くの光景が心に浮かぶよ。ひたすら身を削り、闘志を燃やし続けた。お前たちには無理だと、誰に言われてもそんな言葉は受け入れなかった。プレーオフに戻ったよ、レイダーズファンのみんな。さあ、楽しもう」

 

week18を9勝7敗で迎え、チャージャーズを相手にOTラスト2秒のFGで勝利。チームを2016シーズン以来のプレーオフに導いた翌日のツイート。自身は2016シーズンはケガでプレーオフに出場できず、2021シーズンはHCのシーズン途中辞任などあり、万感の思いを込めて発信した。

 

 

Evan McPherson エヴァン・マクフィアソン(ベンガルズK)

”Just another game. Nothing too crazy.”

「今までどおりの結果さ。大げさに騒ぐほどじゃない」

 

プレーオフ、ディビジョナルラウンド。マクフィアソンは、試合終了と同時に決勝FGを決めた。52ヤードの距離で、簡単でないキックだったはずだが、試合後にこともなげに振り返った。
また、QBジョー・バロウが会見で伝えたところによれば、マクフィアソンはキックに向かう前に “Well, looks like we’re going to the AFC Championship Game.”( うん、どうやらウチらがAFCチャンピオンシップに進めるらしいね)とまるで他人事のように言ったという。心臓の強さを伝えるこのエピソードも、大いに話題を呼んだ。

 

 

Andy Reid アンディ・リード(チーフスHC)

“When it’s grim, be the grim reaper.”

「絶体絶命な状況なら、自ら死神になれ」

 

プレーオフ、ディビジョナルラウンド。オーバータイムで勝利した奇跡的な勝利の後で。3点ビハインドで4Q終了まで残り時間わずか13秒。1つのミスも許されない状況のドライブを前に、マホームズにどんな言葉をかけたか聞かれて明かした。

 

 

Tampa Bay トム・ブレイディ(バッカニアーズQB)

You think you're gonna live forever. We're not. We think we're gonna play forever. We're not. What can we do? We can enjoy the moments that we have.

「人は自分が永遠に生きられると思うが、実際には生きられない。永遠にプレーできると思うが、現実は違う。なら何ができる? 今、この瞬間を楽しむことだ」

 

プレーオフ、ディビジョナルラウンドで敗退後、ポッドキャストで家族と過ごす時間が大切だと思うようになったと心境を語った。その後正式に引退の意向を明らかにしたが、リーグ新年度開始前に引退を撤回。現役続行に至った。

 

Tampa Bay Buccaneers QB Tom Brady says he plans to spend a lot of time with family to figure out his future

 

 

Joe Burrow ジョー・バロウ(ベンガルズQB)

“Work in silence. Don’t show anyone what you’re doing. Let your performance on Friday and Saturday night speak for it.”

「黙って練習しよう。自分のやってることを、誰にも自慢しちゃいけない。言葉でなく、金曜、土曜の夜のパフォーマンスで、自分を語るんだ」

 

SB進出を果たしたジョー・バロウ。ティーネージャーの選手たちに、ソーシャルメディアにハマらないようにアドバイスしてのコメント。

 

Joe Burrow Reveals His Advice To Young Football Players

 

 

Eric Weddle エリック・ウェドル(ラムズS)

"Yes, I'm re-retiring."

「ああ、引退のやり直しだ」

 

引退していたエリック・ウェドルを、ラムズはポストシーズンに入って呼び戻した。37歳での驚きの復帰となったが、手薄になっていたポジションを埋め、スーパーボウル制覇に見事に貢献した。

Rams DB Eric Weddle tore pec vs. Bengals, is 're-retiring' after Super Bowl LVI win

 

 

今季はここまでとします。NFLの魅力のほんの一部でも感じ取ってもらえてらうれしいです。また集めたら更新するつもりです。

 

(2021シーズン編①、②はこちらです↓)

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