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【NFL2022】新任ヘッドコーチ10人もいるのかよ

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NFLの2022シーズンは、32チーム中10チームで新しいヘッドコーチが誕生しています(このオフシーズンで10チームのHC交代は、NFL史上のタイ記録のようです)。どんな人物なのか、コーチ歴などを少し調べてメモしました。また、キャラクターが伝わるような発言や動画をツイッターから探して貼り付けました。合わせてチェックしてみてください。

 


ラビー・スミス(テキサンズ)

ラビ―・スミスは昨季テキサンズでDCを務めており、HCに内部昇格。64歳。1980年にBig Sandy High SchoolでDC。以来カレッジでLBコーチなど。NFLのキャリアとしては、1996~2000バッカニアーズでLBコーチ、2001-2003ラムズでDC(2001にスーパーボウル出場)、2004~2012にはベアーズHC(2005にコーチ・オブ・ザ・イヤー受賞、2006にスーパーボウル出場)、2014~2015はバッカニアーズでHCを務めていました。


今季新しく就任したヘッドコーチではありますが、コーチとしての経験は十分です。テキサンズの再建という、難しいタスクを担います。


week1はコルツを相手に延長で引き分け。敵陣49ヤードでの4th&3、残り26秒の状況でパントを選択。手堅く引き分けを選びました↓

 

 

マット・イブラフルス(ベアーズ)

2018~2021にコルツでDCを務めていました。52歳。それ以前は、ブラウンズ(2009~2010)、カウボーイズ(2011~2017)でラインバッカーコーチの経験あり。


初めてのHC職をベアーズで得ました。2年目QBジャスティン・フィールズの成長を原動力に、チームを浮上させられるでしょうか?

 

week1は49ersに勝利。HC初勝利後に、「このビルの中にいる全員が勝利の一部だ。みんなにそれを伝えたい。みんなが必要だった」とコメント↓

 

ダグ・ピーダーソン(ジャガーズ)

2020シーズン終了後イーグルスのHCを退き、1年のブランク後のNFL復帰となります。54歳。NFLのコーチキャリアとしては2009シーズンからイーグルスで「Offensive quality control coach」、2011~QBコーチ。チーフスで2013~2015OCを務めました。2016~2020はイーグルスでヘッドコーチ。2017にスーパーボウルを制覇しています。


現役時代のポジションはQB。先発経験は乏しいものの、控えとして数チームを渡り歩いたジャーニーマンでした。トレバー・ローレンスという、文句なしの一級品のQBを、リーグの主役に育てられるでしょうか。


「スポーツに応用できる人生の4つの事柄」を語るピーダーソン。①エナジーを生み出せ②気を散らすものを捨てろ③何も恐れるな④すべてにアタックしろ↓

 


ブレイアン・デイボール(ジャイアンツ)

2018~2021までビルズでOCとしてチームの躍進に大きく貢献し、ジャイアンツにHCとして招聘されました。47歳。主なコーチキャリアとしては、ペイトリオッツで2002~2006WRコーチ、2013~2016TEコーチ。ブラウンズ、ドルフィンズ、チーフス、アラバマ大でOCを務め、HCは今季が初めてとなります。


クリエイティブなプレーコーラーとして評価の高いデイボール。QBダニエル・ジョーンズを生まれ変わらせることができるでしょうか?

 

初戦を劇的な勝利で飾り、ロッカールームで選手たちと盛り上がるデイボール↓

 


ケビン・オコネル(バイキングス)

2020、2021にラムズでOCを務め、スーパーボウル制覇に貢献。37歳。ブラウンズでQBコーチ、レッドスキンズ(現コマンダーズ)でQBコーチ、OCの経験あり。HCは今季が初めてです。選手としてのポジションはQBで、ペイトリオッツに2008年ドラフト指名されて以降、複数チームに所属するも、ほとんど出場経験なしのまま引退しました。

 

レッドスキンズ時代の2017シーズンにQBコーチとしてカーク・カズンズと組んだ経験があり、その意味ではスムーズにチーム作りに着手できたはずですが、どうでしょうか。


week1で同地区ライバルのパッカーズに勝った後のロッカールームで。堂々とスピーチをして、ゲームボールをオーナーに手渡す様子↓

 

マイク・マクダニエル(ドルフィンズ)

49ersで2017~2020までラン・ゲーム・コーディネーター、2021はOCに昇格。カイル・シャナハンの下で実績を積み、ドルフィンズでHCとしてのデビューを飾りました。39歳。


WRタイリーク・ヒル、WRジェイレン・ワドルという快足の武器を持つオフェンスで、その才能をさらに開花させることになるのかもしれません。QBトゥア・タンゴヴァイロアは実績としては物足りない若手かもしれませんが、マクダニエルHCとの相性はよさそうにも思えます。


week1で同地区ライバルのペイトリオッツに勝った後のロッカールームで。威厳があるイメージではありませんが、選手たちには好かれているようです。

 

ナサニエル・ハケット(ブロンコス)

2019~2021にパッカーズのOCを務めていました。42歳。それ以前は2013~2014にビルズのOC、2015にジャガーズのQBコーチ、2016~2018にジャガーズのOCを務めています。ビルズ、ジャガーズでHCを務めたダグ・マローンを補佐した存在です。


攻守に実力のある若手を揃えたブロンコスで、新人HCとしてデビュー。スターQBのラッセル・ウィルソンを迎え、躍進を遂げたいブロンコスを導けるでしょうか。

 

week1ではアウェーのシアトルでHCとしての初戦を飾れず。試合後のインタビューで試合最後の判断(64ヤードのFGを選択し失敗)について、ラッセル・ウィルソンの出来について語っています↓

 

 

デニス・アレン(セインツ)

セインツで、2015~2021までDCを務め、前HCショーン・ペイトンが退いたため内部昇格の形でHCに就任しました。49歳。セインツ以前に、レイダースで2012~2014までHC経験あり(通算8勝28敗。3シーズン目で開幕から4連敗し解雇されました)。


2020シーズン終了後QBドリュー・ブリーズが引退したものの、セインツの戦力評価は決して低くなく、2度目のHC挑戦となるデニス・アレンの手腕に期待がかかります。


開幕戦、見事に勝利を飾った後のロッカールームでのスピーチ。劇的な勝利でのHCキャリア初勝利ですが、浮かれた様子がないのが迫力を感じさせます。

 

ジョシュ・マクダニエルズ(レイダース)

ペイトリオッツで長年OCを務めてきました(ペイトリオッツでのOC職は2006~2008、2012~2021。QBコーチを兼任したシーズンも多いです)。46歳。2009~2010にはHCとしてブロンコスを率いましたが、2シーズン目に3勝9敗で解雇。レイダースで2度目のHC挑戦となります。


昨季、HCのシーズン中の退任などがありながらも、シーズン終盤の勝負どころで勝ってプレーオフまで進んだレイダース。ダバンテ・アダムスとデレク・カーのホットラインはNFL屈指の武器かもしれません。AFCの台風の目になれるでしょうか。


week1、チャージャーズとの接戦を落とした直後の記者会見で。ターンオーバーで不利な戦いを余儀なくされたと、苦々しく語っています↓

 

トッド・ボウルズ(バッカニアーズ)

バッカニアーズで2019~2021までDCを務め、前HCブルース・エリアンズが退任したためHCに昇格しました。58歳。選手としてNFLプレー経験あり(ポジションはセーフティー、8シーズン、117試合で15INT)、コーチとしてはセカンダリーのポジションコーチで経験を積み(ジェッツ、ブラウンズ、カウボーイズ、ドルフィンズなど)、2013~14カーディナルスでDC、2015~2018ジェッツでHCを務めました。


バッカニアーズが2020シーズンにスーパーボウルを制覇した時に、その原動力になったのはディフェンスユニットでしょう。今季の開幕戦ではカウボーイズを最初のドライブの3点のみに抑える好発進。自信を深めているのではないでしょうか。


week1試合後、マイク・エヴァンスのTDレシーブについてコメントする様子。抑えた声で落ち着いた話し方です↓

 

 

以上で「新任ヘッドコーチ10人」の紹介を終わります。ディフェンス出身か、オフェンス出身か、だけでも頭の片隅に入れておくと、ニュースが読みやすくなると思います。読んでくださった方の今季の注目ポイントが少しでも増えたならうれしいです。

 

下記記事を参照しながらまとめました。ぜひチェックしてみてください↓

10 new NFL head coaches: Who's in the best situation for 2022? The worst? Let's rank 'em!

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