鯖缶NFL三昧

NFL(アメフト)の英文ニュースの一部を訳して紹介します

NFL民のための英文法⑩(「記事見出しのルール」編)

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NFLファンが親しみやすい例文で、英文法をざっくり復習しよう、というシリーズの記事を書いてきました。今回は、「見出しのルール」について解説します。


「新聞記事の見出し」にはちょっとクセがあって、慣れないと解釈が難しい場合があります。「短く、簡潔に言い切る」「キャッチコピー的に、ドラマチックな言い方にする」ということで、普通の文章とは違う文法がいくつかあるのです。慣れれば難しくないと思いますので、NFL記事のタイトルを参考にしながら、確認していきましょう。

 

今回の内容は、下記の英文記事を参考に書きました。合わせて確認してみてください。

https://www.chronicle.com/blogs/linguafranca/2013/02/18/the-grammar-of-newspaper-headlines/

 

(もくじ)

 

過去のことを現在形で書く

OBJ buys customized orange Rolls-Royce*1
(OBJオレンジ色のカスタムロールスロイスを購入)

※ロールスロイス(OBJ自身のワンハンドキャッチの像が格納された、ブラウンズカラーの車)を購入したのは過去ですが、boughtとせずにbuysと現在形で書きます。

 

未来のことをtoで書く

Gerald McCoy To Visit Panthers*2
(ジェラルド・マッコイ、パンサーズ訪問へ)

※バッカニアーズからリリースされたマッコイ。どのチームと契約するかの話題です。ボルティモアを去り、カロライナに向かうタイミングでの見出しです。通常の文ならGerald McCoy Will Visit the Panthers.と書くところを、見出しではwillを使わずにtoで表現します。(theが省略されるのも、見出しの特徴です)


「and」はカンマで代用

Tiger Woods, Peyton Manning swap trash talk, compliments after playing together at Memorial pro-am*3
(タイガー・ウッズ、ペイトン・マニングはプロアマ戦「ザ・メモリアル」で一緒にプレー後、トラッシュトークと賛辞を応酬)

※「Tiger Woods and Peyton Manning」「trash talk and compliments」とはせず、カンマで代用しています。


「誰々が言った」はコロン(:)

Jay Gruden: ‘Hard Knocks' should follow Raiders*4
(ジェイ・グルーデン「“ハード・ノックス”はレイダーズを追うべき」)

※コロンのあとが、ジェイ・グルーデンの発言内容です。自身がHCを務めるレッドスキンズではなく、「アントニオ・ブラウン、ボンテズ・バーフィクトらが加入したレイダーズに密着すればいい」と、兄のジョン・グルーデンのチームを取材しろ、という発言を見出しに入れたものです(レイダースの方が問題児が多いから面白い、という含みで言っていて、ジェイ・グルーデンからコメントがあったことを見出しに載せたほうがインパクトがあったのでしょう)。

※'Hard Knocks'は番組タイトルなので通常ダブルコーテーション(“”)ですが、見出しではシングルコーテーション(‘’)を使います。

 

be動詞は省略

Gurley planning to play closer to 218 lbs in 2019*5
(ガーリー、2019は218ポンドでプレーの予定)

※「Gurley is planning to play」とするところを、isを省略。218ポンドは、約98.88キログラム。

 

Chiefs WR Tyreek Hill investigated, not charged for alleged battery of a juvenile*6
(チーフスWRタイリーク・ヒル、児童虐待の疑いで取り調べを受けるも、告訴はされず)

※ここでのinvestigated、chargedは受動態(受身)を表していて、「Tyreek Hill was investigated but not charged」からwasを省略して見出しにしたものです。(記事によれば、ヒルは証拠不十分で告訴はされていないとのころ。法律用語的に訳語は間違ってるかもしれません)


おわりに

主なルールとしては以上です。それぞれ難しいものではないと思うので、この機会に覚えてみてください。


また、あくまでも「簡略化」と「インパクト」の問題だと思うので、「必ずルールどおりに省略する」というものではないようです。「冠詞(the,a)を省略」というルールもあるようですが、実際には使用している例も多く見られました。


シリーズあとがき

「NFL民のための英文法」というタイトルで、この記事を含め10本の記事をアップしてきました。「文法も結構面白いかも」「文法を知ることで、英語のリーディングの精度があがるかも」と感じてもらえたならうれしいです。


今回で、このシリーズはいったん終わりにします。「助動詞」とか「分詞構文」とか「さまざまな強調」など、他にも面白い分野はありそうですが、またの機会の宿題とさせてください。


以下にシリーズ全記事のリンクを貼っておきます。読み逃しているものがあれば、ぜひチェックしてみてください。ありがとうございました。

 

NFL民のための英文法①(序論:僕らが英文法を学ぶ理由) - 鯖缶NFL三昧

NFL民のための英文法②(「使役動詞make/let」編) - 鯖缶NFL三昧

NFL民のための英文法③(「無生物主語①」編) - 鯖缶NFL三昧

NFL民のための英文法④(「無生物主語②」編) - 鯖缶NFL三昧

NFL民のための英文法⑤(「関係代名詞①」編) - 鯖缶NFL三昧

NFL民のための英文法⑥(「関係代名詞②」編) - 鯖缶NFL三昧

NFL民のための英文法⑦(「仮定法①」編) - 鯖缶NFL三昧

NFL民のための英文法⑧(「仮定法②」編) - 鯖缶NFL三昧

NFL民のための英文法⑨(「比較」編) - 鯖缶NFL三昧

 

おすすめ本

そして、今回のシリーズでは、「実践ロイヤル英文法」と「英文法解説」を多いに参考にし、わかりやすい例文や解説を引用させていただきました。英文法の考え方や用語に慣れた上で、この本を1冊熟読すれば、英語のリーディングの精度が絶対にあがります。リーディングの精度が上がれば、「たくさん読める=知識や語彙が増える」「速く読める=リスニング力にもつながる」といいことづくめです。ぜひ、勉強してみてください。まったくの独断ですが、文学好きの方には「英文法解説」、それ以外の方には「実践ロイヤル英文法」をおすすめします。(↓Amazonのリンクを貼っておきます)

 

英文法解説

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